ペンギンと暮らす (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 884
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414525

感想・レビュー・書評

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  • 作家・小川糸さんの日記エッセイ。
    夫のことをペンギンと呼んでいるのが可愛らしい。
    お料理のことがたくさん書かれていて、私もこんなあたたかい料理を作りたいなぁなんて思いました。

    『ほんのみせコトノハ』という本屋さんで選書してもらった本だったのですが、とても心に響きました。本を選書する上でアンケートを書いたのですが、私はそこに「何かしたいと思いつつ何もできてない」という悩みを綴りました。そんな私にドンピシャな本です。

    小川糸さんさんは、作るという過程を大切にされている。
    着物を着るときの肌触りや、物に触れたときの肌触りといった感覚も大切にされている。日々の生活を大切に過ごされている方なんだと思いました。

    私はどうだろうと考えたとき。
    ついツイッターやインスタを開いてしまう。
    食べるものは業務スーパーで変えるカレールーや冷凍食品。動画を観ながら食事。毎日プラスティックなどのたくさんのゴミを出す生活。
    現代社会に感覚を奪われてしまったようでした。
    便利な世の中ではあるけれど。

    小川糸さんは季節をしっかり感じ、野菜をたくさん食べ、ヨガや瞑想をして心の調子を整えている。わたしもそんな暮らしをしようと思いました。

    読んでいる最中にふと不思議な感覚を覚えてしまったのですが、読んでいる本の紙が柔らかくふんわりしているような……。はじめての感覚。そういう仕様なのか、はたまたこの本を読んで私の感覚が研ぎ澄まされたのかは謎ですが、でもまさにそんな本。柔らかくてふっくらした米麹のパンみたいな

  • 「食堂かたつむり」や「海へ、山へ、森へ、町へ」があまりに素敵だったので手にしてみた一冊。
    日々のことが、短く、ぽつりぽつりとで、それでいてどれもがつながりあっているようなあたたかさで記されている。
    弱火にかけておいた鍋が、やがて、こもってきた熱気で蓋をことこと言わせているような、
    平和な熟成のことを想像させる。
    ちょうど、「食堂かたつむり」の出版の前のことが書いてあってのも、よかった。
    小説をかくこと、については10年くらい、あたためてきたことらしい。
    その創作の世界を、小川糸さんは「砂で形をつくるようなもの」と表現する。
    「文字のひとつひとつに大きな意味はないけれど、それを集めて、意味のある形に仕上げる」
    「外からは、中にある砂の形は見えない。
    けれど、中の砂がなかったら、外側の形はつくれない」
    ものごとが形になるさまをみるのは、いいなあ。
    それから、糸さんがいっつもとびきり美味しいものとそれをつくっている人たちとつながっていることが
    とっても羨ましい!と思った。
    人生、こういうことを知っていると、とってもとっても、豊かな気がする。

  • この方の本は初めて。図書館に置いてあったので、なんとなく借りました。
    スローライフ系の本は結構好きなんだけどなぁ、なんか、ところどころ、いらっとくる。 そして、つまらない。
    作家にしては、語彙が貧弱というか、文章が稚拙というか。
    読もうかどうか迷ってた小説、もう読まないかも。

  • 優しい暮らし。
    ヨガに通う著者は「心がいつも、にこにこしている。」と。
    この一文に全てが集約されてるような気がする。

  • 「いつ頃からか私はペンギンと暮らしてみたいと思うようになった。
      -----そこで、同居人の夫をペンギンだと思うようにしたのである。」

    もうこので出してメロメロになって、TUTAYAで即買いした本。

    だからタイトルがペンギンと暮らす、素敵なタイトルだ。

    「食堂かたつむり」の作者だと知ったのは読み始めてから。

    なんだか得した気分でさくさくと読み進めた。


    ちょっと読みにくい所があったりしたけれど、

    レバーパテとか、私のまだ食べたことのない料理なんかが出てくると、

    どんな料理なのかと思いめぐらせたりして、そんな風に思い浮かべたりするのが、

    作品と一緒で、

    ぁあ、食堂かたつむりを書いた人の文章だなと思って、無性にその本を読みたくなった。

    ヨガをやったり、お茶のおけいこをしたり、すごく活動的で、

    お友達もたくさんいて、すごいなぁ。

    私はそういうの無いから、どんな感覚なのかと想像してみたけど、やっぱりわからなかった。

    それからRADのヴォーカルさんとお友達だったなんてびっくり。

    人はいろんなところで繋がってるんだね。


    ちなみに、かーくんとは飲み屋さんで隣になったのがきっかけで仲良くなりました。

    どこで繋がるかわからないもんだね。

  • 日中熱い本を読んだので、息抜きに。

    ブログを読んでいる感覚でライトに読めました。

    些細な日常が素敵なエッセイでした。

  • ペンギンと暮らしたいけどそれは無理だから
    夫をペンギンと思うことにする、
    なんて可愛い書き出しのエッセイ。

    気張らず自然に、人工物の極端に少ない日常。
    ここまでくると少しイヤミでない?(笑)
    って思ってしまうけど本当に絵に描いたように健全な暮らしで、
    ほっこり可愛い感性、むしろこの暮らしがこの感性を生むのかな。
    これを本当に変に意識をもたず
    出来てしまう事に少し憧れてしまう。

    コンビニ菓子の甘さが舌を突いて体調まで崩してしまう、
    徹底的だ・・・!!(笑)

  • ~ほっこり*スローライフ~
    をエッセイでやられるとこんなにイラっとくるとは…。
    人の生き方ですし別にいいんですが
    そういう暮らしをしたくてもできる人はほんの一握り。
    有機栽培の~だのエコ~だの出来ることならみんなやりたいですよ、そりゃね。
    本当に申し訳ないんだけど、ほっこり*森ガール奥様のブログかという。
    正直語彙が少ないというか子供の日記みたい。
    イラっと来すぎて最後まで読めなかった…。
    食堂かたつむりは割と好きだったんだけど、
    蝶々喃々はピンと来ず、
    ファミリーツリーは正直何を書きたかったのか分からなかったので
    基本的にこの人合わないのかもしれない。

  • 挿絵までも完璧。
    ほんとに癒され本。

    少しずつしか読めない時にちょうどいい。

  • 小川糸の2007年頃の日記。
    暮らしに対する姿勢とか、ヨガ、お茶、料理、お着物、瞑想、、見習いたいことが沢山すぎる。
    旦那さんのことを「ペンギン」って呼んでるのも可愛い。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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