- 本 ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344414600
感想・レビュー・書評
-
遂に追い詰められる新進気鋭の建築家晴之
渡誠一郎の執念が実る、一方で死期も迫り来る
いつしか晴之の人間性の虜になっている渡が一人の人間として晴之との対面を望み、叶い、自らの人生を噛み締める
過去を全て知る後輩、令嬢茜、無二の友人、女流彫掘家……
周囲の人間を護るための選択肢は只一つ
美里を埋葬した小樽の海へ晴之は向う
4分冊の最終章。ほぼ予想通りに順当に終焉を迎える。
まぁ、コレしかないのかなぁーって感じ。素晴らしい結末とは思わないけど、 4冊に亘る大作、トータル面白い。他の作品にも期待!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桐生の告白か、渡の死か?どちらが決着するか?
渡の真実の追求は結局桐生を追い詰め、出さなくても良いさらなる犠牲者を生むことになった。
小説的には良いが、後味は悪い。最後の李京愛の子供は桐生の子供なのか!? -
主人公側の人間はとても魅力的で良かったが、
刑事側には一切魅力を感じる人物がいない。
元刑事が私的に捜査を続ける理由が、当初身元不明の遺体が可哀想だから〜、というものだったが、途中から桐生をどうやったら逮捕させられるか、という風に変わっていったのが残念。特に四巻目はそれが顕著で読んでいてイライラする展開。刑事の親子が捜査のためということを理由に自分たちのルール違反は良いルール違反というように当然のような感じなのにも辟易する。
読了感は悪いがストーリー自体は面白い。 -
ハルさんには生きて欲しかったかな・・・
-
全体として狙っている感が。「海は渇いていた」の抑えた感じの方がいい。
-
建築家として成功するために過去の自分を偽って生きる桐生、だがその偽りが自分を愛してくれる人を傷つけている事に気付く。偽れない真っ直ぐな男、それはテッポウユリのペンダントが証明している。そして、病死した美里との偽りのない愛を貫く。
-
天国への階段、と似ているもののほんま面白かった。男の友情と女の愛情。登場人物がみんな魅力的。光の当たる場所に落ちた種子…
-
140318
-
あぁ、やっぱり最後はそうなっちゃうのね。
パターン化されているなー。
それでも面白かったですけどね。 -
じっくりじっくり真相に迫っていく、心理サスペンス。
4冊もあってボリュームたっぷりですが、読みやすく引き込まれやすい文章で苦なく読み終える事が出来ました。
最後の最後まで、じらしつづけられるあの感じ。
そして、どこで真相が分かってしまうのかというハラハラ感。
登場人物達の人間関係をしっかり描いてるだけに、感情移入せずにはいられない一冊でした。
白川道の作品





