鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 5434
レビュー : 672
  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414662

感想・レビュー・書評

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  • 鹿が話しかけてきた?顔が鹿になった?ハチャメチャだけど古都三都の神話や伝記を上手く絡めたアクションミステリエンタメ小説!最後はほんのり甘い胸キュン。文体に「坊っちゃん」への強いオマージュを感じます。

  • 不思議なお話。京都やら奈良やら万城目さんの小説は面白い。

  • もちろん、鹿に話しかけられてる時点で違うんだけど、途中まではいかにもな青春小説で、それはそれで面白く読み勧められた。で、剣道での優勝をゲットしたところから、いよいよ素っ頓狂な世界の真っ只中へ突入。一筋縄ではいかない相変わらずの世界観、たっぷり堪能させて頂きました。個人的にはこれ、ホルモー並に面白かったです。

  • 万城目さんの書く話は、いつも爽やかで気持ちいい。
    登場人物はいい人ばかりだと退屈なので、
    アクセントに少しばかり悪意の人間も登場するが、
    そこには読者が納得するちゃんとした理由がある。

    地震が起こらぬよう地中のなまずを鎮めるため、
    神の使者である鹿に「目」を持って来るように命じられるという、
    ご他聞に漏れず、これもまた荒唐無稽なお話である。
    にもかかわらず、それが全く不自然でなく話にのめり込めるのは、
    愛すべき魅力に溢れたキャラクター達のおかげだろう。

    山場の一つである剣道の試合のシーンは圧巻だ。
    剣道のルールは何も知らない私でも、
    目の前で試合を見ているような緊迫感だった。

    かのこちゃん然り、鴨川ホルモーの安倍もまた然り、
    万城目作品の主人公達は、不思議なアクシデントを乗り越え、
    小説の中で成長を遂げる。
    本作の主人公も同様に、自分を投げ打ち、生徒を優先して考えられる教師に変貌した。
    (その後の成長ぶりは「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」でよく分かる)
    社会という大地に根付き、人間的な力強さを身につける、
    この成長物語が爽快な読後感の所以だろうな。

  • いや〜楽しい本でした!泣けて笑えた☆だって鹿が話しかけてくるなんて、どんな発想だよと思ったし、他人を思いやる先生が切なかったし。 日本神話の話が大好きだったので、とても神聖な気持ちにもなりました。そしてなにより、奈良にいってみたい!と思える本です。ドラマはちょっとしかみていませんが、うん、配役はベスト☆野生的魚顔が多部未華子(笑)ピッタリ☆ほかの作品も読んでみたいと思います。 これはオススメだなぁ☆

  • 奈良に行くときに必ず読みたくなる本。

  • 奈良に行きたい。
    ポッキーが食べたくなる。

  • 奈良 高校教師 卑弥呼 鹿化 堀田イト可愛い マドンナ不二子 鹿狐鼠 サンカク 千八百年前 神無月 ナマズ

  • エッセイを読んで万城目さんに興味がわいたので、とりあえず有名どころを読んでみた。
    期待していた通り面白い!万城目さんの文章のリズムや言葉選びがとても好き。
    最初堀田からのいじめのシーンでは自分自身の事を思い出してちょっと暗い気持ちになったけど、読み終わってみるとどのキャラもとてもよかった。特に重さんと藤原君は完全脇キャラながら主人公を支える良い役だったと思う。

    ストーリーも奈良の歴史を絡めていて、とても面白かった。目=鏡というのや、リチャードの事は割と早くに推測がつく感じではあったけど、そこまでの話の運びが上手く飽きなかった。鹿のキャラが立っているのも一因だと思う。

    奈良に行って古墳巡りをして鹿にせんべいあげたいなぁと思った。

  • なぜ鹿があれほど大切にされているのか、考えてみたことがあっただろうか。
    奈良公園を中心に、柵もなく鹿が自由に闊歩している。
    鹿は足を踏ん張り、ぽろぽろと糞を盛大に吐き出し、そこらじゅうに散らばっている。

    奈良も京都に負けないくらい不思議な土地だ。

    その不思議な魅力を作家マキメマナブは、ちょっぴり切ない恋愛を交えながら構成する。

    鹿島大明神、卑弥呼、芭蕉の句、十二支、銅鏡の大量出土、富士宝永の大噴火など、歴史上の事実、神話上の寓話を織り交ぜながら壮大なスケールで展開する。

    読後、若草山を登りながら、奈良をゆっくり感じてみたくなった。

著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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