ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1091
レビュー : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414693

感想・レビュー・書評

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  • いや、話し途中だから…。

  • 事故収集の結末が無いのが不満

  • 読み応えがあったな。中国なら「そうかも」と感じてしまう、恐怖がある。とともに、いずれ日本は途上国クラスになるのかなと考えさせられた。

  • 中国と日本の人間性違いは、大元ではあまり違いがない。
    日本にも偽装問題があるし、
    利己主義なところがいっぱいある。

    日本人と中国人は個人ベースでは、
    信頼できるパートナーになりうる。

    そんな小説だった。

  • 2015/3/3読了。Kindle版。


    東方地方太平洋沖地震があった2011年よりずいぶん前、2007年6月から、週刊誌での連載により始まったこの本の内容に、まず驚く。
    福島原発の事故と、ついついリンクして読んでしまう。

    中国の複雑な政治情勢、国民性にからめて、世界最大の原発を中国国内に建設し、運開する、日本人原発技術者の奮闘、そして彼と中国側の責任者との友情などがとてもうまく描かれていて、原発の構造や技術用語など、少し戸惑ってしまうような難しさも気にならず、純粋に楽しめる。
    特に下巻の最後の方は、文字通りドキドキハラハラ、ついページを飛ばしたくなるほどの、緊迫感に満ちている。

    ただ、上下巻通して読み終わった今、楽しく読めはしたが、「思ったより軽かったな」という印象が残る。
    「原発」を扱っているだけに、もう少し、重量感のある、どっしりとした重厚な作品をどこかで期待していたのかも。
    その辺りが、星が一つ減ってしまった理由かもしれない。

    「諦めからは何も生まれない。希望とは、自分たちが努力し、奪い取るものだ」という一節は、とても心に響いたけれど。

  • 中国北京五輪開催と同時に、世界最大の原発を立ち上げるも、その直後に事故が起きる。日本人責任者が、原発を止めるべきだと言ったにも関わらず、中国は止めようとしなかった。そのせいで、大事故が起きる。責任者達は必死に原発を止めるべく、手を尽くすも、手抜き工事や杜撰な体制が浮き彫りとなり!あり得ない事づくし。中国の腐り切ってる状況が目に浮かぶ。最後、果たして原発を止めることが出来たのか?ハッキリしない所で物語は終わる。日本人の努力により、止めることが出来たと思いたい。

  • 下巻最後の方の切迫した空気がたまらない。予測不可能な状況下での仕事にプライドを持つ人間たちの決断がかっこいい。そこには、人種や民族性を超えた結束があるのだと思う。

  • ○真山仁氏の著作。
    ○中国における原子力発電所建設を主テーマに、原発の安全性、共産党の権力闘争、中国人の貧富の格差、中国人の仕事の姿勢など、現在のエネルギー施策や対中政策の課題等を明らかにした作品。
    ○細かい場面展開に、ハラハラするとともにグイグイ引き込まれてしまった。
    ○結末の展開は、意外だった。読み応えのある一冊。

  • 福島原子力発電所の事故とほぼ同じ状況を描いたこの小説には驚きを感じた。ただ、最後の終わり方は賛否両論だろう。

  • ☆☆☆☆

著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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