- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344414792
感想・レビュー・書評
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似たテーマの本なら重松清さんの「ハレルヤ!」をおすすめしたいです。こちらはいまいち…。
20の私には早すぎたかも。
それと時代設定が古すぎて価値観が違いすぎたっていうのも多分あるな…ネタバレは以下に
野原の影が薄すぎる。
北沢と亀田の性格が悪すぎる。
来生がなぜ他の6人と友達として付き合っていたのかが不明すぎるし手紙までの展開が遅すぎるから中途半端に終わってしまう感じに見えた。みんな人間味はあるんだけど誰にも共感できなかったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
30歳近くなってから、大学時代の仲間数人と会う・・・って難しいな。それぞれの仕事が違えば価値観もずれてくるし。どうしても比べてしまうし。
でもありのままの自分を受け入れることが大人になることなんだな。
正樹の想いもせつなかった。 -
大学を卒業した仲間たちの再会、別れ、新たな旅立ち。
すっきり読める一冊。
学生時代を思い出しながら読むとオーバーラップしてまた良い。 -
青春小説とあるが、主人公たちは30歳を目の前にした同級生だ。
それぞれの道を歩んできた彼らが、7年ぶりに交錯する。
彼らはそれぞれ、過去を引きずって生きている。
本来であれば、大学を卒業したときに訪れるはずだった「月曜の朝」は、彼らにはまだ訪れていない。
しかし、ある同級生からのメッセージが、彼らを前に向かせることになる。
それは、自分たちの弱さを受け入れることだった。
そのときに彼らが手に入れるのは、思い描いた理想の人生ではないけれど、まぎれもなく「月曜の朝」なのだ。 -
表紙のイラストと裏の作品紹介に釣られて買いました。
自分と同じ、アラサー社会人世代の人たちが主役なので
共感できる部分や、認めたくない自分と似てる部分がたくさんありました。
大人向けの、泣けるドラマ青春小説。
ありきたりなのかもしれないけど、だから共感出来て面白かったのかも。
一日を大事に過ごしたい、と考えさせられた作品です。
(2011.1.11) -
すいすい読めて面白い。
大学時代の友人を絡めていて、人間関係の複雑さ、それぞれの人間性が映し出されている。
そこがまた考えさせるところでもあり、自分自身はどうなのかと思い起こさせる。 -
自分と同世代の人には、かなりお勧めしたい小説。もうすぐ30才を迎える、学生時代に同じゼミだった仲間との1年間が描かれているけれど、1年間でここまでいろいろなことが起きるのかと。事実は小説より奇なりという言葉を、小説にしたイメージ。
さまざまなことを抱えながら、悩みながら人生を生きていく登場人物に自分を当てはめつつ。そして、小説を読んで、あぁ動かなきゃ、と心動かされた小説。自分の身の回りでもいろいろなことが起きているけれど、自分が今動かないでどうする。もう数年経つと30才になる自分を、少し俯瞰的に見ることができた気がした。
物語の設定としては、1980年生まれだとピッタリです(もう、30才になってますが…。 -
「月曜の朝、ぼくたちは」読了。
働くこと、生きることのリアルを描写した物語。エンタメ志向ではないので、めっさテンションが上がったり、一気に読めてしまうような本ではないが、じっくりと噛みしめながら読める。
主人公たちは鋭敏な推理能力を持った名探偵でもないし、特殊能力も持ったエージェントでもない。等身大の、ありふれた、どこにでもいそうな30代前後の若者たち。彼らがリアルな人生の中で遭遇する、非日常的でもない、至極日常的でありふれた出来事の中で、己を見つめなおしていく。そんな物語だ。
この手の本ってのは、読むタイミングってのが重要だと想う。タイミング次第では全く共感できず、これのなにがいいんだってなると思う。登場人物へ共感したり、物語を通して自分を見つめ直すとか、そういった与件が必要だから、状況次第ではピンとこないかもしれない。
だが、なんというか、自分はこの本を良いタイミングで読めたと思う。30前の主人公たちとそう違わない年齢で、働いて3年目、しかも年末年始で実家に帰り、ちょうど旧友と会って自分を見つめ直すという、まるで狙ったかのようなタイミング。いやはや、実に良いタイミングで読んだ。
誰にでもすすめられる本ではないが、ピンポイントで誰かに勧めたくなる本。 -
10/12/21読了 自分と同じ年代の登場人物たち。考えてることも似た部分があるからか感情移入しやすくもある。それでももう少し行間を読ませる感じがあっても良かったのになと思ってしまった。
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30歳目前で、大学時代のゼミの仲間が集まった。
みんなそれぞれの人生を歩んでいて・・・