阪急電車 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.20
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本棚登録 : 35203
レビュー : 4180
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415133

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は阪急今津線。車内や駅周辺でわずかな時間居合わせたことから始まるさまざまなストーリー。思わず笑顔になって、「人間っていいなぁ」なんて思える話もあれば、どきっ、ずきっと胸に刺さる台詞もいっぱい。読んで色々と自分を省みたり。

    えっ?有川浩って女の人なの?っていうくらいご縁の無かった作家さんでしたが(笑)、図書館戦争シリーズなども読んでみたくなりました。

  • 隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車—— 人数分のドラマを乗せた電車はどこまでも続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

    好きだな〜好きだわ〜。
    映画もすごくよかったけど、原作も最高。
    また、映画を観たくなったし、DVD買いかなと…。

    みんな必死で生きているし、
    弱いところも強いところも持っているし、
    ネットとかSNSとかばっかりだけど、
    人と関わることを本当は望んでいるんじゃないかなって思う。

    ちょっとだけ勇気を出して、周りを見て、一歩を踏み出した先には
    きっとこのお話のような小さいかもしれないけど、
    最高級の奇跡が待っているのかもしれない。

    短編と思いながら、全部が繋がっているストーリーが
    本当に気持ちをほっこりさせてくれる小説。

  • 絶対に読んで損のない作品。
    阪急電車の車内の中で、織りなされる人間模様。
    ただ、同じ電車にたまたま乗り合わせただけの交わることのない人々が、電車が終点から折り返したら・・・。
    心が温かくなること間違いなし。

  • 私たちは毎日、何人の人間とすれ違うのだろう。
    「出会いがない」「人間関係が希薄だ」
    と謳われれるこの時代だが、
    果たして、「出会ったのに、出会わずに終わった」関係が
    どれほどあるのだろう。

    もちろん、ただすれ違った人となんらかの関係を結べるなど
    早々ない話だ。もしなんらかの関係が生まれたのなら、
    それは小さい奇跡と呼んでもいいのかも知れない。
    この本には、そんな「小さい奇跡」が詰まっている。

    ある女性は、このローカル線に白いドレスで乗り込んだ。
    寝取られた婚約者の結婚式に出席したあとで。

    ある少女は、彼氏と出かけるためにこの線に乗り込んだ。
    ただ車内で、いつものように喧嘩が始まってしまう。

    少しずつ交わる、点と点。人と人。
    交わった点線は薄くて、もろくて、いっしゅんで消える、
    そんなものかもしれない。交わった人生は、この先一生交わらないかもしれない。
    だけど、時にはそういった小さな出会いが、
    運命を変えることだってある。

    これは、私たちの身にいつ起きたっておかしくないお話。
    ほんの少し、周りを見て、優しさを持って、余裕を持って外を歩いてみたら、
    こんな奇跡がそこらじゅうに落ちているのかもしれない。

    • 超時空カルパッチョさん
      この本は前から興味あったんですけど、某湯名作家さんの短編でガッカリしてしまった経緯もあり、同じく短編が詰め込まれたこの本も購入を戸惑っていま...
      この本は前から興味あったんですけど、某湯名作家さんの短編でガッカリしてしまった経緯もあり、同じく短編が詰め込まれたこの本も購入を戸惑っていました><;

      でもレビュー見てめっちゃ読みたくなりました♪
      いまの本を読破したら購入してみますv
      2012/08/04
  • 阪急沿線。河原町方面はよく利用するけど、これは今津線(宝塚~西宮北口)を主人公とした物語。

    ここ最近読んだ中では一番のヒット。駅ごとに繋がってく話がどれもめっちゃ好きです。

    出てくるカップルがこれまた可愛くて、、初恋を思い出しました。

    森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」が、胸キュン恋愛本って言われてるけど、私的には断然コッチ。
    映画も見たけど原作の方が好き。

    • 円軌道の外さん

      こんばんは!
      いつもお気に入りポチありがとうございます(^O^)

      自分は今津線をよく利用してるので
      なんか勝手に親近感覚えて...

      こんばんは!
      いつもお気に入りポチありがとうございます(^O^)

      自分は今津線をよく利用してるので
      なんか勝手に親近感覚えてしまいました。

      自分も原作の方が好きやし
      ゴンちゃんの
      初々しい大学生カップルに
      胸キュンしてました♪

      2012/07/06
    • hetarebooksさん
      こんにちは☆

      阪急電車って急行や特急以外はすごいのんびりしているからお話のモチーフにぴったりですよね。

      ゴンちゃんカップルはほん...
      こんにちは☆

      阪急電車って急行や特急以外はすごいのんびりしているからお話のモチーフにぴったりですよね。

      ゴンちゃんカップルはほんとに可愛いですよね。すれてないところが微笑ましくて、ずっとあのままでいてほしい(笑)
      2012/07/07
  • 電車って敷かれたレールの上を走るしかない
    不自由な存在として表現されることがあるけど
    電車・路線がしっかりとした幹・柱として
    何気ない偶然のつながりから生まれる
    同じ電車に乗り合わせた様々な人の日常、人生の転機・機微を
    (恋愛面多し)
    昇り・下りでフリとオチのごとく
    しっかり気になるポイントを抑えて回収していて
    安心して読みすすめられる。

    人間の、いまの時代の、多数が支持する価値観で
    社会的に望ましく、ほほえましい善を上手いこと
    ロマンチック、ドラマチックに共感が得られるように
    物語に載せていると思うが、やっぱりこういうのは嫌いじゃない。
    むしろ好き!

  • 阪急今津線を軸に繰り広げられる短編。
    短編ごとの登場人物は皆他人なんだけど、
    ちょっとずつ、ちょっとずつ、
    すこしずつ、すこしずつ…つながっていくんです、ほんわかと(笑)

    舞台が「阪急電車」っていうのが、
    個人的にはプラスでイイんだよねぇ、関西人としては!
    今も昔も変わらない「阪急電車」。
    独特のほのぼの雰囲気があるんだよねぇ。
    こんな「阪急電車」が舞台だけに、
    ほんわか話がよりほんわかになってます(笑)

    ココロに優しい陽射がかかる、
    そんな1冊です。

    もちろん、有川浩節も健在で、
    ちょこちょこっと90年代ラブもありです♪♪♪

  • さっくり読めて、温かい気持ちになれる話。
    電車でこんな触れ合いがあったら、何気ない日常がもっともっと素敵になるんじゃないかな。

  • やっと読み終えた・・・早く読み終えるのがもったいと感じた作品でした。感動するというよりもほっこりするような、ジワーっと感が堪らなくよかった。

    内容は、阪急今津線の各駅ごとにオムニバス形式で話は進むも、登場人物に少しずつ関連性もあり、ひねりがあった。
    登場人物も味があった。中でも、結婚式の討入り寝取られ女や、元教師であるお婆ちゃんも好感を持てた。共通していえるのは、生き方に「凛々しさ」を感じたから。

    この本のそもそものきっかけは、ブクログでのレビューで評判がよかったことにより、興味を持ちました。この作家さんにも出会え、別の本も読んでみようと思う。ホント、感謝感謝です。

  • 私が「有川浩がそこまでチヤホヤされるの意味ワカンネ。」とぼやいていたら父親が投げつけてきた一冊。
    見事なエンターテイメント作品。人を楽しませてくれる小説だった。
    私が好きなのは宝塚南口駅!呪われろと強く願をかける話だ。

    面白かったからとりあえず父親には謝ったけど私はいまだに有川浩さんになんだか苦手意識があるぞ。
    ほかにオススメないの、父さん。
    あ、あとね、勘違いしてるみたいだから言うけど、有川さん女の人だからね。そんだけ。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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