純喫茶探偵は死体がお好き (幻冬舎文庫 き 21-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 442
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415188

作品紹介・あらすじ

元刑事の真子は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。しかも追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば真子たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 『悪夢よりも悪夢寄り』

    メルヘンミステリー。
    展開が早いけれどノンストップで読み終わる。何も残らないけれど、何も残らない。だから、安心して読める。面白かった。

  • 著者作品で初めて
    舞台が東京になりました。

    キャラクターの個性が強く、
    キャラクター設定がしっかりしているので
    どんどん読めてしまいます。

    最後までハラハラさせる展開でした。

    テンポのよさが魅力の作品ですが、
    以前の作品(初期3作品)と比較し、
    次のページを早くめくりたくなる気持ちや
    一体どうなってしまうんだという期待が
    少し足りなかった気がします。

    作風に慣れてしまったのか、
    それともマンネリ化か・・・。

    それでもかなり楽しめる
    オススメの作家です!

  • 「木下半太」の『純喫茶探偵は死体がお好き』を読みました。

    「木下半太」作品は昨年の11月に読んだ『悪夢の商店街』以来です。

    -----story-------------
    元刑事の「真子」は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。
    一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。
    しかも追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば「真子」たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。
    火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス。
    -----------------------

    人気シリーズの悪夢シリーズとは異なる単独モノ… 悪夢シリーズ以外は、初めて読みました。

     ■プロローグ
     ■第一章 純喫茶探偵 大星真子
     ■第二章 殺人者 山倉信男
     ■第三章 愛妻家 水野雅史
     ■第四章 殺人者 山倉信男Ⅱ
     ■第五章 超能力者 梶原ツヨシ
     ■第六章 純喫茶探偵 大星真子Ⅱ
     ■エピローグ


    近所の中学校で発生した女教師失踪事件(殺害事件)に協力することになった「大星真子」が、バイト先の純喫茶「デスティニー」のマスター「梶原ツヨシ」や、その娘「キリコ」、「キリコ」彼氏の「時任旬介」等と大事件に巻き込まれる物語です。

    現実離れしたハチャメチャな展開と、一気に読ませるスピード感は、さすが「木下半太」作品… という印象ですが、荒唐無稽でちょっと発散気味の展開なので、好き/嫌いがはっきり分かれる作品でしょうね。

    敵対する「桃山」家と「猿渡」家に関する人物、鬼として描かれている「杏理」や「愛子」、「山倉信男」等、登場人物が多いのですが、、、

    一人ひとりが個性豊かに描かれているので、混同することはなかったし、この混沌とした人間関係を巧く描いているところに「木下半太」作品らしさを感じました。

    元刑事で柔道黒帯の「真子」の強さと、「ツヨシ」の予見能力(超能力)で、事件を収束に導き、純喫茶探偵として再出発するエンディングは良かったですが、、、

    二人が結ばれるところは、ちょっと出来過ぎな感じがしましたね。

    シリーズ化しても面白そうです。



    ちなみに、、、

    本作品、携帯サイトでの連載中は『純喫茶探偵・赤星マキ』というタイトルだったようです。

  • 元刑事の真子は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。しかも追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば真子たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス。

  • ここにも別の超人がいます。いますよー。

  • ミステリかと思ったらドタバタコメディ。読む前の期待とは全然違ったが、著者らしいジェットコースターみたいなエンタメ作品で面白かった。

  • P333

  • 作者にしては珍しく?恋愛要素がある小説。鬼とか、お家騒動とか、解決してないことがいくつもあるけど、まぁいっかなって思える。
    真子が投げ飛ばしまくって、相手が少しかわいそう。失神したり、机に叩きつけられたり大変。

  • ミステリかと思ったらファンタジーだった(笑。まさにドタバタ劇で、銃は乱射するは、鬼はボコボコにされるわ、何かにつけて首を刺すわ滅茶苦茶である。
    しかし、真子ちゃんが最強で格好いいのでそれでよしとする。

  • 2010.09.29

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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