結婚しなくていいですか。: す-ちゃんの明日 (幻冬舎文庫 ま 10-4)
- 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344415249
作品紹介・あらすじ
このまま結婚もせず子供も持たずおばあさんになるの?スーパーで夕食の買い物をしながら、ふと考えるすーちゃん36歳、独身。ヨガ友達のさわ子さんはもうすぐ40歳。寝たきりの祖母と母との3人暮らしで、13年間彼がいない。恋がしたい。いや、恋というより男が欲しい。女性の細やかな気持ちを優しく掬いとる、共感度120%の4コマ漫画。
感想・レビュー・書評
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R3.3.31 読了。
年齢を重ねると、親の介護のこと、自分の老後、年金はもらえるのかななどなど、将来のことを考えたら心配は尽きませんもんね。ここに書かれていることも分かるなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リラックスするときは、ついついローテーブルに足を乗せてくつろいじゃう「すーちゃん」。
気持ちを切り替えたいときに、毎回「さ、お風呂入ろ。」ってなるところに好感が持てます。
今回は「結婚しなくていいですか?」ってずっと考えてる「すーちゃん」。
「まいちゃん」や「さわちゃん」も登場し、共感できる台詞がたくさんありました。 -
「すーちゃん」の続編にあたる作品で、今回は、ひとりで老後を向かえるのではないかといった不安を抱える、すーちゃん。
それに対する答えのようなものは、簡単に分かるものではないと、読み終えて実感したが(そりゃそうだ)、ただ、自分と似たような不安を抱えている、すーちゃんが日々どのように考え、それと向き合っているのかを知ることができただけでも、良かったと思う。
また今回は、寝たきりでいろんな事を忘れている、おばあさんの介護をしながら、お母さんと三人暮らしをしている、さわ子さんの話にも胸に迫るものがあり、記憶がなくなっても温もりをもっていることを飼い猫から気付かされたり、おばあさんに、子供に使う言葉をいつの間にか使っていたことに気付くエピソードには、命の尊厳を考えさせられ、見た目で判断することの愚かさを痛感させられたし、自分の老後を考えながら、そういった、無意識に人を傷つける言葉を使っていたのではないかと気付いた、すーちゃんの優しさも印象的だった。
それから、前作を読んでいる人にとって、まいちゃんが登場しているのも、嬉しいところなのだが、久しぶりにすーちゃんと会ったときに、それぞれが内心で感じた、複雑で繊細で僅かに滲ませた悲しみは、それぞれの立場に立たないと分からない点が多いところに、やるせなさも感じたのだが、お互い、それでもいいから会いたい強い気持ちがあったことを、文章の端々に感じられたのが、ファンとして、とても嬉しかった。 -
今作もすーちゃんもさわ子さんも共感できる。
あっという間に読み終えてしまった。
結婚はねーいろいろ考えてしまいますよね。 -
四コマ漫画のすーちゃん。
心温まりました。
頑張れすーちゃんとさわ子さん。 -
前作に続いて、前向きすぎないゆるい前向きさを引き出してくれる。
いつか来るかもしれない介護のこととか、ちょっと真面目に未来に思いを馳せてしまった。 -
2巻から登場するさわ子さんが好き。
すーちゃんのもだもだよりもさわ子さんのぐるぐるの方に共感しました、今回も。
「実際、淋しいけれど、でも、でも、あたし、自分のことをかわいそうって思ったことはない」「淋しいのと、かわいそうは同じじゃないと思う」…このスタンスが素敵。
自分のことをかわいそうって思ったら終わりだとわたしも思ってます(そこまでは言ってない)。
さわ子さんちにお呼ばれしたすーちゃんが、おばあさんに挨拶するところが素敵でした。
登場人物たちは結婚についてもいろいろと考えてたけど、老いることについての考察のほうが心に残りました。 -
前作よりヘビーになっておりました。
でも本当によく理解できてしまう。
今回も夫に読んでもらう予定。なんて言うかな。笑 夫、前作読んだ次の日に、久しぶりに出社したら、すーちゃんの気持ちになっちゃったって帰ってきたから面白かった。 -
すーちゃんシリーズ、うっすら昔読んだことあったなあと思い出した。若い頃は割とさらっと読んで面白かったーぐらいの感想だったけれど、これは歳を重ねてから改めて読むと、一言一言が心にじわっと染み込んできますね。何回か読もう。
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すーちゃんとさわ子さん
女子は持ってる物と持っていないものに敏感
みんな一生懸命今を生きてる!!って感じたり、私もわかるよーと共感したりできる本です
不安なのは私だけじゃないって励まされます!