有頂天家族 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
4.16
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本棚登録 : 11224
レビュー : 1090
  • Amazon.co.jp (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415263

感想・レビュー・書評

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  • 有頂天家族、まさに有頂天な内容でした。
    誰かしらは常にお酒を飲んでるし、巻き起こる壮大な事件も狸スケールだし、けれども狸の家族愛にほろりと感動してしまいます。
    あー偽電気ブラン飲みたい。

    私は京都生まれ京都育ち23年目ですが、狸は未だ見たことがありません。
    けれど四条河原町付近のあの人混みを思い出すと、三割くらいが狸であっても不思議ではないなーと思ってみたり。
    あとうちの近所に住んでる年齢不詳のよぼよぼ爺様はたぶん天狗様ですね。このまえ飛んでたし。夢のなかで。

    7月からはアニメも始まるということで、この機会にぜひ読んでみてはどうでしょうか。

  • 読み終わったら、この本いいなぁって素直に思える本です。

    とてもほんわかで、ゆっくりとやわらかに世界観に浸かっていきます。
    また、どの登場人物もキャラが濃くて、とても楽しく読めました。

    この本が初めての森見登美彦さんだったんですが、
    とても面白かったので、他の本も読んでみたいです。

  • コミカルで生き生きしたタッチで描き出す、京都を舞台とした物語の主役はなんとタヌキ。
    人間と天狗とタヌキの三つ巴の騒動が醸し出す、なんともきらびやかな可笑しさのなかに一貫して温かさが感じられるのは、主人公たちの愛らしい「毛深さ」ゆえか。

    ともかく、『夜は短し歩けよ乙女』もそうだったけれど、無性に京都に行って散策したあと一杯やってみたくなるような、そんな作品。ああタヌキになりたい(笑)

  • 浮かれ踊る狸、逃げまどう狸、怯え震える狸、走る狸、怒る狸、笑う狸、狸狸狸…。
    超絶カワユイ、そしてオモチロイ!

    毛玉たちの勇気と家族愛に涙することになるとは思わなかった。

    いつも歩く京都の街を見渡してみる。
    アーケードの上空に、飛び回る弁天の影。
    あの人もあの彼もあの子もみんな、もしかしたら狸かも。
    わたし君たちと気が合うと思うから、ちょっと尻尾出してみてくれないかなぁ。阿呆の血でもって遊ぼうよ。

    だって、そう。
    面白きことは良きことなり!!

  • たぬきは可愛い

  • 天狗は狸に説教を垂れ、狸は人間を化かし、人間は天狗を畏れ敬う。天狗は人間を拐かし、人間は狸を鍋にして、狸は天狗を罠にかかる。人間と狸と天狗の三つ巴を描いた物語は、今まで読んできた小説とは雰囲気が違い、独特な世界観を感じた。
    天狗の失脚、拾われてきた少女、蛙になった次兄、偉大なる父の死等、支離滅裂な話のように思えるが、実は巧妙に繋がっている三つ巴の物語。阿呆な狸目線で描かれるその物語は、ちょっとズレているけど愛があって暖かく、ちょっとズレているけど先刻御承知であるやりとりが面白く、何度も笑わされ、感動させられた。
    どんだけ卑劣な事をされても、どんだけ腹が立つ事をされても、最後に楽しければ良しする狸の生き様に刺激を受けた。生きてれば辛いことも苦しいことも必ずある訳だし、どうせなら、人生楽しかったと最期に思えるような人生を歩みたいと思わされた。

  • 京都を舞台に、狸、天狗、人が入り乱れた和風ファンタジー。
    最後に盛り上がりを見せ、大団円を迎える。
    破茶滅茶な展開の中に家族愛が描かれる。

  • この作品を知るきっかけは、NHKのラジオドラマ「青春アドベンチャー」。
    狸が人間に化けるといええば、あのジブリの作品を想像しますが、雰囲気は全然違っていました。
    京都には住んだことはありませんが、実際に聞いたことのある地名が点在していて、もしかしたら知らないところで…と思うと、ワクワク感がありました。
    ユーモアでありながらも家族の団結力・家族愛が堪能できて面白かったです。
    ファンタジーでありながらも、程よい現実感があって奇想天外なストーリーで楽しめました。

  • 面白きことはよきことなり。森見さんの作品は登場人物が人間臭く書かれているから好きです。そうそう、人って(狸って?)こんなものよね、っていう肩の力抜けた感じが不思議な世界観だけど没入できる要素かも。
    みんなでふわふわの愛で包まれたらよいと思います笑

  • 狸の独特の世界観は好きだった。
    面白きことは良きことなり!

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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