有頂天家族 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 9907
レビュー : 1034
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415263

感想・レビュー・書評

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  • 京都で暮らす阿呆な狸達のお話。
    登場人物というか、登場狸というか、出てくる者達皆が個性的。たくさん狸達は出てくるけど、それぞれの個性を発揮しているので、すぐに覚えられるし、名前とすぐに結びつく。
    騙し合いはさすが狸というところ。

    もし京都に行ったら六角堂でへそ石を見てみよう。
    もしかしたら尻尾が出てるかもしれない。

  • 書いている間、ご本人もずいぶん楽しかったんじゃないだろうか。

    狸の話である。天狗に半天狗(?)も登場する。
    かなり人間臭く生きている。
    恋もすれば蕎麦屋にも行く。選挙もあるし権謀術数あめあられ。怖いものは狸鍋。

    にぎにぎしく絢爛でお間抜けな騒動が、目に浮かぶよう。
    五山に送り火灯る日は、そのまま夜空を見上げてみるのもいいかもしれない。
    「阿呆の血」に乾杯!

  • 京都に住む狸と人間と天狗たちの、日常と騒動を描く喜劇。
    言い回しがいちいち洒脱で軽妙。森見作品に珍しく、主人公・矢三郎が行動的で格好良いから余計に読みやすい。

  • 面白おかしく、そして感動した。森見さんの作品で個人的にベスト。

    「世に蔓延する「悩みごと」は、大きく二つに分けることができる。一つはどうでもよいこと、もう一つはどうにもならぬことである。そして、両者は苦しむだけ損であるという点で変わりはない。努力すれば解決することであれば悩むより努力する方が得策であり、努力しても解決しないことであれば努力するだけ無駄なのだ。」

  • 地図を片手に、記憶を引き出しつつ読了。一気読みにはならなかったが面白く楽しませてもらった。

    下鴨神社は行ったかな?先斗町は行ったな!四条通りはよく歩いたな。…京都にまた行きたくなった。

    阿保と言われる矢三郎が一番の策士だなと思いつつ、八坂神社に今度行ってみよう。ついでに清光寺まで足を延ばそうかななんて考えながら本を閉じる。

  • 狸と天狗と人間たちが繰り広げる、はちゃめちゃ『捲土重来』胸キュンで家族愛なストーリー。
    本作品がオモチロイのは『先刻御承知』のことである。狸鍋を食べていないのにお腹がいっぱいです。

    小さいお子さまが喜びそうな世界観ですが、読むのは難しいかな。桃色の青春時代の時期まで待ちなさい!

    これまでの作品に比べて阿呆度が低いと感じるのは、私に阿呆の免疫力がついたから?いずれにしても『面白きことは良きことなり!』

    狸の世界がこんなに楽しいのなら、来世は狸になりたい。でも狸鍋にはなりたくない。狸に化かされたような物語でした。

  • 人から勧められて、「家族ものは疲れそうだなぁ」と思ったのですが、1頁目を見て、「?!?!?!」表紙をよく見たら、あっ、ほんとだたぬきっっっ( ゚Д゚)!!!何これ?かわゆいんだけど( ;∀;)と、久しぶりに小説読んで「ハハハ…」と笑いました。のほほんとしてるのだけどきちんとドラマ在りサスペンス?ありででも終始あほらしくて。おかげで荒んでいた心がほぐれました。森実登美彦さんは『ペンギン・ハイウェイ』に次いで2作目でしたが、他の話も読んでみたくなりました。面白きことはよきことかな(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

  • いつもどおり!
    七文字で終わってしまった…

    赤くて丸いものから脱却を図ったかと思いきや、赤玉ポートワインが幅をきかし、相変わらずかわゆいもので埋め尽くされる京都市中。狸とかえるちゃんと美貌の天狗様。空飛ぶ茶室にマボロシの叡山電車。らぶりー。

    あほ学生の友情のようななんやらなあ、から、もう少し湿っぽくてもいい家族愛やら兄弟愛へシフトしたのですこうしだけ泣かしに来た感はあるが、何せアホの血がなすことなのでアッケラカンとアホであった。そしてかわゆいのだった。

  • 昔連載の時にちらっと読んだことがあるのですがそこまでヒットせず、今読むと面白さがわかって、まためったにない自分の成長を感じられる一コマ。
    いや京都をこんな感じで狸やらが跋扈していると思うと愉快。アニメも見てみようっと。
    狸のしぐさがかわいくって。この作者がちょっと好きになりました。
    女子高生に化けた姿での、弁天とのやり取りが可愛かったので、もっとあっても良かったのに、と。

  • 面白きことは良きことなり!

    狸が主人公ということでなんとなく敬遠していたのだが、手にとってみるとあらびっくり、おもちろいではないか。

    登場人物?は個性豊かな面々。のんびり楽しくやっているようだけど、後半にいくにつれて盛り上がっていく。
    なんでもない場面なのに何度か思わず涙ぐんでしまった。
    終わりもとても綺麗でまさに気分は有頂天。

    次の巻も読みたいな。その前に四畳半とこれのアニメも見てみたい。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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