有頂天家族 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.17
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本棚登録 : 9907
レビュー : 1034
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415263

感想・レビュー・書評

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  • 狸と天狗と人間の織り成す物語
    父を狸汁にされた狸4兄弟と母、狸一家の下鴨家の面々。
    そんな彼らと落ちぶれた天狗の赤玉先生と人間なのに、天狗より天狗らしい弁天、下鴨家のライバル・夷川などが加わり、京都の街で繰り広げる大騒動!

  • 森見さんの本の中で1番好き!

    読む前は、主人公は狸か…、なんて思って読むのに躊躇したけれど、今では時々恋しくなって再読している。
    とにかく下鴨家の狸たちが可愛すぎる…!
    「面白きことは良きことなり!」で笑ってたはずなのに、家族を思う心のあたたかさに、心がじーんと震えた。
    これからも下鴨家が仲良く、阿呆やりながら、幸せに過ごせればいいな、と願ってしまう。

  • 再読。はー!おもしろかった!しかもハートフルだった!矢次郎君の「捲土重来!」で感動が頂点に達して、下り坂を転げる勢いで怒濤のハートフルなラスト…。大騒ぎでオモチロイだけで終わらないのね!おもしろかった〜。「これもまた、阿呆の血のしからしむるところで」「面白きことは良きことなり!」ほんとに、いいお言葉です。

  • たぬき4兄弟が可愛かった。最後の怒涛の毛玉っぷりがすごい。

  • この世の人口の三分の一は狸で、三分の一が天狗、残る三分の一が人間であるらしい。そう思って世の中を眺めてみると、そうかもしれぬと妙に納得できてしまうところが、この小説の設定の面白いところ。三者三様それぞれに苦労はあるけれども、「阿呆の血のしからしむるところ」に従い、「面白きことは良きことなり!」と楽しんでしまえば良い、狸に限らず、天狗も人間も。

  • 久々の森見!

    相変わらずの言葉遊びにテンポの良さ。
    今回は家族がテーマで今までの恋愛とは違った愛情が垣間見られた作品。
    なんてったって弁天さんが麗しいのなんのって。映像なしでここまで色っぽさを出せるのはさすがの一言!

    かわゆいが故に食べちゃいたいってのは共感できそうでできない。
    しかし、大の大人(しかも太った大学教授)がかわゆいとか言っちゃうあたりがステキなんだなー

  • 何というか...何とも登見彦氏らしい作品(^ ^;
    解説者が悩む気持ちも良く分かる(^ ^;

    最初のページの最初の段落の最初の一行、
    書き出しがいきなり「桓武天皇」で始まる(^ ^;
    これだけで、ただ者ではない感が漂う(^ ^;

    舞台は現代の京都、主人公は狸の一族。
    狸の頭領の選挙に絡むどたばたに、
    さらに天狗の一族が絡んでくると言う
    きっちり荒唐無稽なストーリー。

    それでいて、ハラハラドキドキしたり、
    思はずホロリとさせられてしまったりと、
    気がつくとすっかり狸に感情移入している私(^ ^;

    この面白さを、感想文で綴るのは無理だ(^ ^;
    読めば、分かる。そして、ハマる(^ ^;
    読中および読後の多幸感は保証します!!(^o^

  • 先にアニメから入ってこちらを読んだので、アニメが原作に忠実に、丁寧に作られていたのが感じられました。なんて愛おしい毛玉たち!

  • 現代のおとぎ話!!
    ファンタジー好きにはもちろん、ホームドラマ好き・京都好き・タヌキ好きにもおススメの一作です。

  •  この本に出てくるのは、狸と天狗と人間で、京都を舞台に転げまわる。読んでいる私も笑い転げました。設定がまず奇抜で、どんな話になるのかと思えば、狸は阿保ぶりを発揮し、出てくる天狗は力尽きてなお威厳を保ち、通り過ぎてただのわがままじじいと化し、人間は狸を食うために奔走する、そんな話でした。とにかく面白かったです。
     主人公の矢三郎は狸界のトップだった父親から血を受けた、おちぶれ四兄弟の三男坊、兄弟一番の阿保と皆からは一目を置かれる。彼はわがままじじい天狗の赤玉先生を、心の呵責から訪なうが、先生の対応のひどいこと。でも、力が枯渇した先生のあがきっぷりは、私としてはちょっぴり悲しくもうつりました。弁天への恋慕も、どうしても可哀そうなおじいさんの恋にしか見えず、切なく思っていましたが、最後には何とか二人の仲の良い所を見られてよかったです。
     とまあ、それはおいておいて、核となるお話は、矢三郎の父親が具になった狸鍋事件と、狸界のトップである偽右衛門を巡る長男・矢一郎と、父親・総一郎の弟・早雲の泥試合で、狸鍋事件の真相が徐々に暴かれていきつつ、偽右衛門の座を巡る死闘の結果が明らかになる…。そんなシンプルな内容が、およそ分厚い文庫本になってしまうのはさすが脱線の多い森見さんです。所々で現れる時代錯誤な物言いを、風変わりな表現方法とテンポの良い文体でカバーし、私を狸事件の真相や二人の死闘の末を知りたい衝動に駆りたて、あっという間に読み終わらせてしまいました。果たしてでるのか?続編を楽しみにしております。 [ペンネーム・ringo]

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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