- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344415508
感想・レビュー・書評
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面白くない。
面倒なので推敲もせずだらだら書きます。
古い映画館が舞台っていうのがあざとい。レトロな食堂、さびれた商店街、そこに流れる空気を守りながら新しい風・・・とかもういいから。飽きた。
レイジのキャラ付けが手抜き。幼少時に死に触れたから、精神的に成長しなかったし女と手当たりしだい寝ちまうんだーって、納得いかない。せめてせっかく親バカママを出したんなら、小さい頃から性的虐待を受けていた、そのせいで性的に倒錯してしまい、両親の離婚もそれに起因していて・・・ぐらいくっつけてもいいんじゃない?まあそれはそれで使い古されてるけど。
とにかく、レイジは変な奴なんだ、おかしいんだアピールの一点張り。読者に、本当にそうなんだろうか?レイジってどんな人間なんだろう?と一切考えさせない描写の姿勢に反感を抱いた。
大体ウルシダセブンだの月曜日のなんちゃらだのって、ださい。なにそれなにそれーってなると思って用意したなら読み違えすぎ。
そしてなぜルカが、まるでかわいそうで繊細な女の子扱いされてんの?強姦されたわけでも脅迫されたわけでもなく、自分の意志で自分の好きな人と好きなだけやってたんでしょ?それでちょっと付き纏わられたら性恐怖症ですか、それで優しい代わりの男が出てきたら病気も治りましたか。いいご身分ですね。
最初の方の仕事に一生懸命だったルカはどこに行っちゃったの?そんなちょろいから、レイジにも目つけられたんじゃないの?なんにも成長してないんだね。
なんか超長くなった。まあ一言でいえば、「作者にはこう読んで欲しいというプランがあって、読者がずれることなくそこに着地するようにずっと見張ってる本」というイメージ。
最初にそれを感じたのは、啓介の元彼女の描写。人間関係をああいう書き方をするものじゃないと思う。
小説ぐらい、幅のある読み方、考え方を許してくれ。詳細をみるコメント0件をすべて表示