収穫祭 下 (幻冬舎文庫 に 8-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 289
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415560

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • 6月-9。3.0点。
    なんだか、一人称が多く、正確じゃない情報が多く、
    惑わされる感じ。
    途中から、どういう方向性に行くかわからなくなったり。
    読みやすいんだけど。
    もういいかな。この作者は。

  • ああ懐かしや「八つ墓村」を思わせる文庫本上下巻の大作だがタイトルほどの収穫はなかった。

  • 収穫祭下巻読了。育てて育てて収穫するのです。西澤さんこういう話好きだなあ。夢幻巡礼を彷彿とさせる容赦のなさでした。オチの付け方もホラーとして素敵でした。ミステリではなかった。ジャネットとか、陰謀めいた話にしたかったのかな。もうちょっとコンパクトなほうが好みではあった

  • うううーん。

    そうかー。
    えっと、感想としては「脳男」を読み終わった時と似たようなううーん感。
    (脳男を読み終わっていてかつこの本を読んでいない人、でも大丈夫)

    とにもかくにも連続殺人の動機が弱い。
    そうしてカンチの行動がよくわからない。

    わからないといえば、ブキのかーちゃんじゃないの?
    という人もいるのかもしれないけど、そこは実はあたし、
    わかるところもあるんだよね。
    ‥って言ったら、あたしを知っている人はきっと戦慄するかも。
    あたしはかなり、「」な、人なのでした。

  • 性描写が多すぎて、上巻ではそれが味になっていたのだがそろそろ飽きてくる。

  • いやびっくりしました。でもよくよく気をつけて読んでみれば、事件発生の章でカードは揃っていて、そこだけで推理することが可能だったんですね。その点はフェアだと思います。
    しかし、動機が弱すぎるかなぁと…それを言っては物語が成立しなくなってしまうのですが、みんな簡単に人殺しすぎ。
    最後に明かされるブキの母親のエピソードは、それがすべての元凶だったのかと思わせる役割があった。そしてタイトルの意味がようやくここでわかる。

  • 本作は語り手に関する問題を抱えている。
    具体的には一章の語り手が、作中のいつの時点から過去を振り返っているのかが不明瞭である。

    視点を変えるために各章で中心人物を切り替えているとは思うが、意図したことと本来作品として成立するべき世界とにギャップが生じている。
    元々うまい作家だけに非常に惜しい。

  • 4章がちょっともやもやする。
    読んでいるうちに、やっぱり犯人はこの人しかいないだろうなぁと思う。4章で死んだ人の真相が気になる。この辺もしっかり書いて欲しかった。
    2章後半でも思った繭子の周辺の出来事がちょっとなぁ…。もうちょっと界隈の出来事ですませて欲しかったというか…。
    あと思ったよりもエログロというか…。ここまで書かなくてもいいじゃない。と思ってしまった。

著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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