セカンドバージン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 750
レビュー : 140
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415706

感想・レビュー・書評

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  • 指の長い男は不実だ

  • 映画の話題先行で、改めてストーリーが知りたくて読んでみました。
    思ったよりタイトルほど過激ではなく(笑)、性よりも、結婚・仕事・妊娠など、女性の生き方にスポットをあてたストーリーに共感。40代と30代の女性の2つの視点からの展開で、現代女性の心の奥がうまく描かれていると思う。特に妻の万理江(深田恭子)の愚かさと強さは、今の時代を象徴しているのかもと思った。(不倫した夫を転落させ、自分の生きる道も見つけるというすさまじさ。海外で亡くなった旦那の葬式後はお骨を不倫相手に返しに行くシーンは圧巻・・)
    映画やドラマでどこまでうまく描かれているのかは気になります。がっかりしたくないなあ。
    17歳差の二人が恋に落ちるまでのバックグラウンドがもう少し深くあったほうがよいと思いました。なぜ28歳が45歳を急にそこまで好きになるのか、、そこが少なくてストーリーに強引さがあったので星は3つ。男性視点もあったほうがよかったかもしれません。

  • NHKで放送された番組の小説。予告を見て興味をもった、が、この本の前に白石一文の本を読んだために内容の重さが翳んでしまった。

    若くして結婚離婚した主人公るいは仕事オンリーに生きる美女。
    セカンドバージンを45歳までとっておいたことや、へそまであるショーツを穿いているなど、美人のキャリアウーマンに(笑)ありうることなのか、どうも私には疑問だが(苦笑)、話の中では美女ゆえに激しい恋に堕ちることになる。

    間違っても自分に与えられることのないシナリオだから、主人公の気持ちに肩入れしたり、反論してみたりしながら”その”世界に浸ることができて楽しかった。
    があまりにも結末は凄すぎた。というかそれこそドラマの出来であった。自分の大事な人の不運な最期に立ち会うことになる奇跡はこれこそありえない展開だし。

    不倫した彼の奥さんの立ち振舞いはいかにも女らしく、私のキライなタイプ。
    でもそういう女性の心の中をみられたことも面白かったには違いないけど、こんな人は自分の周りにいてほしくないなぁ、とつくづく思った(苦笑)。

    はっきり言ってどろどろした内容ではあるんだけど、45歳という妙齢でこんな冒険ができるんだ、という可能性を見せてくれたことは大きく評価したいかも(笑)。

    軽く読めます。

  • 昨年の10月から12月までNHKドラマ10で放送された「セカンドバージン」の小説版。

    主人公は出版業界では名の知れた辣腕プロデューサー、中村るい。
    社長の向井肇とともに出版社「新海社」を立ち上げ軌道に乗せた彼女は、人脈広げのためのパーティーで金融庁のエリート官僚である鈴木行と出会う。
    日本の金融市場を改革したいという彼に興味を持ったるいは、彼の著書の出版を目的に彼に近づく。
    一方行は資産家の娘である妻の万理江との関係に疑問を持ち、一方で芯のあるるいに惹かれていく…という話。

    私はドラマもときどき見ていましたが、内容を正確に把握したのは小説が初めてでした。

    目に付くのが文章中に出てくる、るいの行に対する印象を表現する言葉たち。
    「目の前で、ランチのビーフシチューを美味しそうに口に運ぶ鈴木行の手元を見つめながら、るいは思った。指の長い男は不実だ・・・・・。」
    これで私はぐっとひきこまれましたw
    他にも「食いっぷりのいい男には裏表がない」など、異性を見る視点だったり表現の仕方に、ただただ感心させられっぱなしでした。
    著者が脚本家という職業がメインという要素もあってか、視覚的にイメージしやすい描写が多く、全体的に読みやすかったです。

    ストーリーとしては行とるい、万理江の三角関係と言ってしまえばそれまでなのですが。
    主人公るいの、若い行に恋愛感情を抱く自分に戸惑う心情や、万理江の行に対する気持ちの変化など、登場人物一人ひとりの感情の動きがきっちりと描かれていて。
    テレビでは役者が演技で表現する部分を、一つひとつ言葉で丁寧に表現されていて抜けがないのは「さすが」の一言。

    普段の日常生活では「リスクは避けたい」と思うのが自然ですが。
    でもきっと人生において喜びや手ごたえを感じるときは、リスクを背負ってでも手に入れたい、成し遂げたいと思ったことが実現した瞬間で。
    そのようなリスクがある中でのチャレンジ心を奮い立たせてくれるような、そんな作品になっています。

  • 「私の欲しいもの……それはね……」
     るいは行を見つめて静かに言った。
    「死のような快楽」


    :::::::::::::::::::::::::


    仕事を終えて深夜に帰宅。
    缶ビールのプルトップを引いて
    テレビを点ける。

    その時。
    閃いた。

    嗚呼、最終回を見損ねた。

    テレビでは、
    青少年健全育成条例改正案
    が可決されたと
    ニュースしている。

    最終回か。

    幕引は
    ひとそれぞれ。
    見損ねてよかったくらいだ。

    きっと
    私はこの世を去るまで
    大切にし続けるだろう。

  • この作品は映像の方がリアリティがあったかも。

  • そういえばテレビとかでやってて、見そびれたんだと思い、図書館で見つけて借りてみた。女は強い。私とは違う世界の話。ダークサイドな結末にもピンとこなかった。

  • 結局、女が勝った。ということ?
    意外にも最後が爽やかだった。

  • 愛に生きる

  • ドラマを見ていなかったが、気になっていたので読んでみた。
    あっさりといった印象。ちょっと期待ハズレ

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プロフィール

大石 静(おおいし しずか)
1951年東京都生まれの脚本家・作家・女優。日本女子大学卒業後、女優になるため青年座研究所に入る。1981年、永井愛と「二兎社」を設立、二人で交互に女優と脚本を担当。1986年『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で本格的に脚本家としてデビューして以降、多数のテレビドラマの脚本を担当することになり、1991年脚本家に専念するため俳優を廃業、二兎社を退団。
1996年『ふたりっ子』で第15回向田邦子賞、第5回橋田賞受賞。2008年『恋せども、愛せども』により文化庁芸術祭賞テレビ部門(ドラマの部)優秀賞受賞。2011年『セカンドバージン』により東京ドラマアウォード2011脚本賞、放送ウーマン賞2010を受賞。アニメ『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』の脚本も務めている。
飛躍する若手俳優を見抜く眼力に定評があり、内野聖陽、佐々木蔵之介、堺雅人、長谷川博己を自らのドラマに登用してきた。

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