うさぎパン (幻冬舎文庫 た 45-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416215

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな食べ物でいつしか人は繋がっていく。美味しいって一緒に思えたら最高。

  • 装丁が気に入って衝動買いしたきり、一年も積読していたが、本日やっと読了。
    久しぶりにほのぼのした、可愛らしいふわふわ系の話を読んで、素直に心が温かくなった。若いっていいな~
    二人のお母さんとの関わりも良かった。最後はちょっと泣けた。

  • 再読。

    *うさぎパン
    *はちみつ

    文庫化による書き下ろしらしいけど、はちみつの話の方が好きだったかも。
    おわりかたの感じとか。

    【うさぎパン】
    パン屋めぐり
    富田君
    継母のミドリさん
    家庭教師の美和ちゃん

    急に母親が美和ちゃんに乗り移るのが突拍子もなさすぎで。
    それ無しの展開でも、どうにかできそうじゃないかって思ってしまった。
    離婚した母親で、離れて暮らしている、とか。
    いろいろ、そのあとでつじつまあわなくなるのかもだけど。

    はちみつは、先生が可愛い。ふたりのこれからに期待できる。

  • ほっこりする物語でした!
    可愛かったです。

  • パン好きな私にピッタリの題名『うさぎパン』
    可愛らしい帯とポップでよく宣伝されていたのを見て、読みたいなぁと思っていたもの。
    いざ読んでみると、2・3時間ほどで、あっさり読めてしまった。

    主人公の女の子がボーイフレンドとパン屋巡りをするというあらすじは知っていたので、ずっとそんな調子のほのぼの日常系かと思いきや中盤で”ありえない展開”になってくる。
    そのありえない展開と、後半で急に明かされた衝撃の事実。
    まさか2度も驚かされるとはなぁ、と素直に感心した。

    ほのぼのなのは、高校生2人。
    友だち以上恋人未満の一番おいしいところが描かれている。
    ちょっとしたことで、嬉しくなって、切なくなって。
    すれ違いも、きちんと戻れるのなら、必要なことだと思えた。

    もう1作の『はちみつ』はスピンオフ作品。
    恋人に捨てられた女性が立ち直るまでのお話。

    元恋人の彼は短所ばかりが目に付くような、精神年齢の低いわがまま男。
    でも、その短所を補って余りある長所も持っていた。
    ただ恋におぼれていたのだとしても、それでも好きだった。
    そういう男には引っかかりたくないと思うが、それでも良いと思える恋なら仕方ないとも思えた。
    その分、泣けなかった彼女の苦しみに胸を打たれた。

    どうか彼女に優しさを。
    なんてことない優しさを。
    物語の後半、彼女がもらった黄色い花は、きっと大事に持ち帰ったのだろうなと思った。

  • 優しくてほんわかして、きゅんきゅんするお話。ほんわか、ほっこりという言葉が似合う。登場人物が皆優しく、暖かい。高校生の可愛い恋愛にきゅんきゅん。そしてタイトルにも有るように、パンが随所随所に出てきます。読んでたらパンが食べたくなる!
    はちみつもきゅんきゅんしました!

  • うさぎパンのひみつが分かったとき、あたたかさが溢れだして叫びたくなった。大切なつながりは何年経っても心の奥でずっと覚えているんだと思う。

  • 何か本が読みたいなぁーと思っていた時に、表紙に一目惚れ。

    ほんわかと暖かくて、ほのぼの出来るお話**
    すらすらと読めてしまうので、あっという間に読み終わってしまった。
    落ち込んでた気分が、少しだけ(でも確実に!)上向きになる。
    身体に無理のない、漢方薬的な効用として実感できる効用のある小説、って言葉に納得。

    ちょっと落ち込んだときに、パン食べながら読み返そう。

  • わたしもパンすきだけど確かに女の子ってパンすきな人多いよねえ。
    だから男の子でパンすきって人がいたら嬉しいかも。
    お話は思ってたよりもファンタジーな内容でびっくり。
    書き下ろしの「はちみつ」のほうがすきだなー

  • 厳密には★3.5くらいですかね~~

    すごいオススメって訳でもないけど、
    しばらくしたら再読したくなりそうな。

    ほのぼのした現実をつづったものなのかと思いつつ、
    途中の展開にはビックリ。

    ほんわか、癒し小説です。

    ちょっと疲れたときにピッタリ。
    うさぎパン食べたくなります。

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著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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