新春歌会―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416338

感想・レビュー・書評

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  • <酔いどれ小籐次留書>シリーズ第15弾。

    国三くんの代わりの梅吉くん。
    おりょうさんの事を「年増」と言って大番頭さんに注意を受けるも、小籐次は「世間で言えば年増と評して問題ない。誰でも歳を取る」と鷹揚に答える、が、わたし個人的にはだからと言ってそう言われて気分が良いわけでもなし、梅吉がお客商売として考えれば女性をそう呼ばわることは得にならないと思うのだがなぁ。
    国三を甘やかした結果を考えるに、これはどうかと思う。
    大番頭さんが注意したことを、梅吉の前で覆すのは梅吉にとっても良くないことだし、大番頭さんの立場がないのではないか。
    どうであろうか。と細かい所が気になる。

    ところで、おりょうさんに久慈行灯を作って、それにおりょうさんの歌を認める…みたいな話はどうなったのか。
    もう何巻か待ったけど、読み逃しただろうか。
    もう叶った体かな。
    久慈行灯の話は飽きた?(笑)


    師走の江戸の様子が知れて楽しい1巻。
    面白かった。

  • 今度は寺社方に新しい登場人物?

  • 久しぶりにおしんと新八が登場。

    相変わらずすかっとさせてくれます。

  • 九条保次郎はまた出てこないかなぁ

  • 酔いどれ小藤次留書シリーズ第15弾。"おりょう"の新春歌会と貨幣鋳造にからむ陰謀の話が展開。

  • 酒屋に拝まれる主人公って本当に珍しいですな。(^^;
    まぁ、あれだけ有名人なら拝みたい気分にもなろうものですね。
    出入りになってくれれば、いい広告になるし。(^^;
    メインは本作では珍しい大事件。
    いや、偉い人が絡む事件は多いんですが、そっちは藩絡みだったりすることが多いので、江戸での事件は珍しく見えますね。
    タイトルとずいぶんと遠めの事件だったので不安もありましょうが、歌会も最後にちゃんと実施されますのでご安心を。
    文壇への嫌みが描かれているとは、こっちの勘ぐりすぎでしょうかね。(^^;

  • 20110711 このシリーズはもう終わりかな?展開するには無理がありそう。

  • 第一五弾
    五十の爺様侍の小籐次の容貌が最初からピンと来ないが、絶世の美女おりょうとの組み合わせは多分見ものであろう。
    今回は背後に大きな事件に係わっていく展開であり、特におりょうとの係わりで進んでいく。
    各事件終わり方が少し物足らない気がする。

  • 酔いどれ小籐次シリーズ15~小籐次の思い人であるおりょうの芽柳流旗揚げの新春歌会を控えた年の瀬に永代橋から落ちてきた。男は小籐次に札を渡して鳩尾から突き上げられた匕首の傷により死亡したが,長崎や真文二分判金の偽物が絡んでいるらしい。事件は小籐次や町方の手を離れて幕閣の許に行き着いた大晦日,浅草寺にお参りに来た一行に絡みついてきたのは,悪の岡っ引き・五郎蔵一家であったが,その手を逃れてきたのは寺社奉行の隠密で,浅草寺境内の町貸しの利権が関わっていた。老中の手の者に,おりょうの一派旗揚げの後見と引き替えに,偽金作りの唐人から金を奪うため,一肌脱ぐ小籐次であった~14をパスしていた。川向こうの御大尽と成田参詣する話らしいぞ。いつ読めるであろうか

  • やっぱりこのシリーズは好きです

    戦は少なくなりましたが、

    人同士の関わり合いが暖かく、

    微笑ましい光景が浮かんできます。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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