イグアナの嫁 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 292
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416581

作品紹介・あらすじ

無職、無気力、後ろ向き。貧乏ダメ夫婦が突然イグアナを飼うことになった。「この子のために頑張らねば!」。夫は職を探し、妻は漫画の売り込みを始める。定職と連載が決まり、ほっとしたのも束の間、妻の連載は打ち切られ、夫は突然うつ病になる-。辛いことも、苦しいこともイグアナとともに乗り越えた、夫婦の成長を描く感動ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • ツレうつシリーズ3冊に救われ、イグアナシリーズも読んでみました。

    イグアナのイグちゃんにお嫁さんがくるまでの日々をまとめた本ですが、その間にあった出来事(失業、職探し、イグとの出会い、ツレさんのうつ病、等々)についても描かれています。

    全体を通して感じたことは、てんさんもツレさんもありのままの感情を見せてくれてるということ。
    てんさんはご自身のことをマイナス思考クイーンと表現しているけど、そういう自分のネガティブな部分をおおっぴらに公開すること自体がすごいなあと思うんです。
    ツレさんも、うつ病になった時のご自身を振り返ってそのときの感情を丁寧に書いてくれています。
    SNSなどで見られるような「有名人の私生活の切り売り」ではなく、似たような状況の人やそれを取りまく人たちに向けた「きっと前を向いてやっていけるよ」というお二人の温かいメッセージなんだと感じました。

    てんさんに頑張る理由を、ツレさんに安らぎを与えてくれたイグとの出会いは必然だったんだなあ。
    浮き沈みがある人生だけど、飾らずに生きることにまっすぐな動物が近くにいることって救いなんだなあ。

  • ツレうつ夫婦の家族イグアナのイグとの日常、そしてツレさんがうつを発症する前後のお話です。
    イグは2人にとって、本当の息子のような家族だったんだなぁとほのぼのしました。

    てんてんさんのマイナス思考クイーンっぷりにはかなり共感しました。うつ病の患者の家族もうつになってしまうということが割とある中で、てんてんさんこそあの状況の中でうつにならなかったのが不思議です。

  • どんなときも、いつもそばにイグがいた。人生のたいせつなことは、すべてイグが教えてくれた-。無職・貧乏・うつに立ち向かいマイナス思考を克服する、夫婦とイグアナの感動マンガ。「ツレがうつになりまして。」第2弾。

  • ペットのイグアナと作者家族との生活を漫画で描いた漫画エッセイ。ひょんなことからイグアナがを飼うことになり、生活が変わっていく。いいことも悪いこともあるが結果的には◯みたいな。とても読みやすく、面白い。疲れた頭の箸休めにオススメ!

  • イグアナのイグとの日常を軸に、著者のこと、ご主人のことが書かれている。

  • イグアナって思ったよりも可愛く感じてしまうのは、イラストとイグアナ本来の性格でなく、作者のイグだからなのかもしれないなぁ。イグアナとの生活に興味出た。

  •  てんさんご夫妻とイグアナのイグちゃんとの交流日記。そこに著者と夫のツレさん特有のエピソードが絡む。仕事や生き方に悩むてんさん。鬱病を患った元スーパーサラリーマンのツレさん。ほのぼのとしたペットとの日常ではあるが、それぞれの人生での交流で微妙な軌道修正がなされる。そんな影響を受ける二人を「きょとん」と見つめるイグちゃんがとっても微笑ましい。発情期の表情は必見。

  • 不器用な夫婦の、
    仕事がない、定職につけない時期から、夫がうつ病にかかった大変な時期、
    イグアナのイグちゃんに何度救われたか…。わが家に癒しを与えてくれた。

    生き物を飼うのっていいな、とという気持ちになることと、
    現代社会の問題点を読み解くこと(就職難やうつ病)、どちらの比重が大きいだろうか。

  • これを読んで作者のテンテンさんとダンナさんのツレさんの印象が変わりました!
    この本はツレさんがウツになる何年か前からのお話。
    その頃に飼い始めたイグアナのイグちゃんの話を交えつつ、その頃のお二人の様子が描かれています。

    以前、「ツレがうつになりまして」を読んだ時、ツレさんは鬱になってしまうほどハードにお仕事をされるエリートサラリーマン、そしてテンテンさんは漫画家で、経済的に余裕があるんだろうな・・・と勝手に思ってました。
    だけど、テンテンさんもツレさんもフリーターの頃も、無職で無収入の時期もあったんだとこれを読んで知りました。
    しかもそんな無収入の時にイグアナを突然飼い始める二人。
    何故にイグアナ?と思うし、何故そんな時に?と思う。
    でもそれで、計算がない人たちなんだな~と思いました。
    ダンナさんが鬱病になったなんて大変だけど、それを漫画にするなんて結構要領のいい人なんじゃないかと勝手に思っていただけに、二人の不器用な生き方を見て親近感がわき、以前よりお二人の事が好きになりました。

    さて。さて。
    肝心なイグちゃんですが、いきなりはじめにリアルなイグアナのイラストが描かれていて、体長1m60cmというのにビックリ!!
    そんなに大きくなるの~?
    イグアナって。
    そこから始まり、グリーンイグアナの生態について色々描かれています。
    ゴハンが野菜というのには、草食なんだ・・・とホッとしました。
    さらに直射日光にあたると黒くなるとか、日光浴をくりかえすと皮膚が白くなって脱皮するとか、発情期はかなり凶暴だとか・・・。
    物語の後半、鬱病で寝ているツレさんに発情したイグが襲いかかるというのには、笑ったら悪いけど笑えました。
    そのイグちゃんの絵がすごく可愛いです。
    でもやっぱり私は本物はやっぱカンベン・・・って感じだなぁ・・・。
    まったりと笑えるマンガです。

  • うーん、マンガは見やすくて
    気楽に読めるところがいいですね。

    内容は発散してて中身はちょっと薄いかな…

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著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年生まれ。セツ・モードセミナー出身。漫画家・イラストレーター。1996年、集英社『ぶ~けDX』にてデビュー。パートナーの闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁』シリーズ(幻冬舎)は映画化、ドラマ化もされた著作。男親中心の育児を描いた『ツレパパ』シリーズ(朝日新聞出版)、自身の職業遍歴を描いた『どーすんの?私』シリーズ(小学館)なども出版。上方落語や宝塚歌劇が好きで、それらについての著作もある。近著は自身の生きづらさとべてるの家などの取材を取り上げた『生きづらいでしたか? 私の苦労と付き合う当事者研究入門』(平凡社)を上梓している。

「2019年 『夫婦・パートナー関係も それでいい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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