イグアナの嫁 (幻冬舎文庫 ほ 5-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416581

感想・レビュー・書評

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  • イグちゃん可愛すぎる…
    生き物を飼うことで自分の生活もちゃんとなるの、すごく分かる

  • どんなときも、いつもそばにイグがいた。人生のたいせつなことは、すべてイグが教えてくれた-。無職・貧乏・うつに立ち向かいマイナス思考を克服する、夫婦とイグアナの感動マンガ。「ツレがうつになりまして。」第2弾。

  •  てんさんご夫妻とイグアナのイグちゃんとの交流日記。そこに著者と夫のツレさん特有のエピソードが絡む。仕事や生き方に悩むてんさん。鬱病を患った元スーパーサラリーマンのツレさん。ほのぼのとしたペットとの日常ではあるが、それぞれの人生での交流で微妙な軌道修正がなされる。そんな影響を受ける二人を「きょとん」と見つめるイグちゃんがとっても微笑ましい。発情期の表情は必見。

  • 不器用な夫婦の、
    仕事がない、定職につけない時期から、夫がうつ病にかかった大変な時期、
    イグアナのイグちゃんに何度救われたか…。わが家に癒しを与えてくれた。

    生き物を飼うのっていいな、とという気持ちになることと、
    現代社会の問題点を読み解くこと(就職難やうつ病)、どちらの比重が大きいだろうか。

  • これを読んで作者のテンテンさんとダンナさんのツレさんの印象が変わりました!
    この本はツレさんがウツになる何年か前からのお話。
    その頃に飼い始めたイグアナのイグちゃんの話を交えつつ、その頃のお二人の様子が描かれています。

    以前、「ツレがうつになりまして」を読んだ時、ツレさんは鬱になってしまうほどハードにお仕事をされるエリートサラリーマン、そしてテンテンさんは漫画家で、経済的に余裕があるんだろうな・・・と勝手に思ってました。
    だけど、テンテンさんもツレさんもフリーターの頃も、無職で無収入の時期もあったんだとこれを読んで知りました。
    しかもそんな無収入の時にイグアナを突然飼い始める二人。
    何故にイグアナ?と思うし、何故そんな時に?と思う。
    でもそれで、計算がない人たちなんだな~と思いました。
    ダンナさんが鬱病になったなんて大変だけど、それを漫画にするなんて結構要領のいい人なんじゃないかと勝手に思っていただけに、二人の不器用な生き方を見て親近感がわき、以前よりお二人の事が好きになりました。

    さて。さて。
    肝心なイグちゃんですが、いきなりはじめにリアルなイグアナのイラストが描かれていて、体長1m60cmというのにビックリ!!
    そんなに大きくなるの~?
    イグアナって。
    そこから始まり、グリーンイグアナの生態について色々描かれています。
    ゴハンが野菜というのには、草食なんだ・・・とホッとしました。
    さらに直射日光にあたると黒くなるとか、日光浴をくりかえすと皮膚が白くなって脱皮するとか、発情期はかなり凶暴だとか・・・。
    物語の後半、鬱病で寝ているツレさんに発情したイグが襲いかかるというのには、笑ったら悪いけど笑えました。
    そのイグちゃんの絵がすごく可愛いです。
    でもやっぱり私は本物はやっぱカンベン・・・って感じだなぁ・・・。
    まったりと笑えるマンガです。

  • 「ツレがうつになりまして。」の作者が描いたマンガだから読んでみた。今回はうつ病の話がメインじゃないからあまり期待していなかったがイグアナとの日常が期待していた以上に面白かった。4部がうつ病の兆候を知る上で参考になった。

  • 映画化原作本

  • 理由はよくわからないけど、ハマってしまう。これで電車乗り過ごした。

  • 貂々さんと言えば「ツレがうつ」、というくらいには知っていたんだけれど、ちゃんと読んだのは初めて。
    どうして気になったのかな、「結婚して生活していくこと」が書かれてる感じに惹かれてかな。
    結果、とてもよかったです。なんとなく夫さんにも薦めたいと思いました。
    楽しい話も厳しい現実も、自然に力まず描かれているというか…巷に溢れるエッセイ漫画や子育て漫画は気にはなるけどあまり得意ではないんだけれど(笑)、こちらはよかったです。
    きっとまた読み返すと思う。
    ちなみにまんまと何か飼いたくなりました(笑)
    続編も購入予定。

  • 貂々さんのことは知っていましたが、作品を読むのは初めて。
    買う気はなかったのに、書店でチラ見した時、イグちゃんとの交流があまりに可愛かったので、すっげ癒されまして…。
    全部読んで、身体が弛緩するみたいに癒されました。
    いや、結構ヘビーな話もあったんだけど(笑)

    貂々さんの後ろ向きっぷりはすごい。
    私も近いが。

    とりあえず続編は買おうと思います。
    面白かった―!

著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。パートナーのうつ病を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。テレビドラマ化、映画化される。その他、水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズ、今一生氏との共著『さよなら、子ども虐待』(創元社)、『凸凹あるかな? わたし、発達障害と生きてきました』(平凡社)、『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)、『こころってなんだろう』(講談社)、イラストを手掛けた『セルフケアの道具箱』(晶文社)などがある。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。

「2023年 『ココロの友だちにきいてみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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