47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫 ま 10-6)
- 幻冬舎 (2011年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344416604
作品紹介・あらすじ
日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったいないなぁ。というわけで、全部行ってみることにした。33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。名物料理を無理して食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。
感想・レビュー・書評
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昨年から地味に旅行の優先順位が上がってきています。
(今まで楽天カードを使っていたけど、マイルを貯めるカードに切り替えました。旅行に対する意気込みは日々高まっています!)
行きたい。
どこでもいいから行きたい。
ここではないどこかへ行きたい。
しかし、どこへ???
旅先を決める情報源として、こちらの書籍を読んでみました。(47都道府県あるので、広く浅く知れて良い)
すぐには行けないけど、いつか行きたいのは鹿児島。
(マイルが貯まった暁にはぜひ行きたい!)
「砂むし風呂」を経験したいのです。
非日常の場所で非日常の体験。
想像しただけでワクワクします。
今回も共感できるフレーズがありました。
”こんなところだったら暮らせるかな?
わたしは毎回旅先でこう自問してしまう。いつか東京から逃げだしたくなった時用の場所を、無意識に探しているんだろうか?”(抜粋)
これ、私も全く同じことをしてるんですよね。
旅先で生活できるかどうかをチェックしてしまいます。
今までここなら暮らせそうかな、と思ったのは「鎌倉」ですかね。
今住んでいるところと雰囲気が似ているんですよね。
(今住んでいるところがどうしても基準になってしまう。年を取って全く違う文化、気候のところは腰が重い)
都内にそこそこ近いけど、街の独特の雰囲気があって、人との距離感もちょうどいい感じで。
自分が生活しているのを想像できるのは鎌倉くらいかなぁ。今のところ。
この本を読んで有益な情報だな~、と思ったのは交通費。
いくら行きたいと思っても、出ていくものは出ていくわけで。当たり前ですが、どこに行くのもそれなりにかかるんだな、と。(急に現実的になる……)
本を読んでいたら、来月は近場(交通費を気にするほどではない所)に旅行に行くことを思い出しました。
この本で旅の記録のつけ方を学びましたので、来月からはきちんと記録を取っていこうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっと最後まで読めたー!
毎夜一日一県読むと、何故か自然と寝落ち...。
読むのになんと47日かかったってことですね。
今振り返れば、一日一県いいペースだったかも。毎日夢現つで旅行に行けて、幸せな気分でした。 -
頑張らずにふらっと行ってまったり過ごす感じが良かった。ひと月に一ヶ所で約4年。今、毎年1回の旅行を楽しんでいますが、このペースだと47都道府県制覇するには47年!旅っていいですね。
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登山本でも有名な益田ミリさんの作品。
本作のタイトルに惹かれて購入、読了。
自分の想像を超えて、さらに「ゆるーーーーー」っと読める作品でした(笑)
「47都道府県をぜんぶ回る」っていうコンセプトがやっぱり面白いなぁと。
それに、作者独特のユルさが加わって良い味が出ています…( ̄∇ ̄)
自分も一人で旅行に行くので、こんな感じで思考をしながら旅を楽しむ感覚ってとても良く分かるなぁと。
そしてこの作品では作者の思考をなぞることができるので、自分との感覚の違いを感じながら読めるのが面白く、また新鮮でした(o^^o)
あと、微妙に色んな県の知識を勉強できたのもラッキーパンチ的に良かったです(笑)
文章的に浮き沈みが無いので、若干最後の方が飽きて退屈になっちゃったところはあったかなと…(笑)
47都道府県の旅…それもまた夢があるなぁ…(´∀`)
<内容(「BOOK」データベースより)>
日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったいないなぁ。というわけで、全部行ってみることにした。33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。名物料理を無理して食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。 -
著者益田ミリさんが2002年12月から毎月1県ずつ
ひとり旅をします。
行き先はその都度思いつきで決めている感じ。
最後の都道府県は東京で2006年10月。
1県あたり5ページくらいで読みやすいです。
交通費やホテル代など旅に使ったお金も書いてあり民芸品などお土産をけっこう買っているのが微笑ましかったです。
旅行の参考にはならないけれど1県1県読み進めるのが楽しかったです。 -
初めての星0の評価である。
2003年から2006年まで、47都道府県を一人旅したエッセイで、発売からだいぶ経っているのに、未だに平台に並んでいるし(駅の構内の本屋だからかもしれない)、そんなにしつこく並んでいるならば、たまには息抜きにエッセイでも。と手に取ったが。
大外れである。
読めば、読むほど、腹が立つ。
他の人のレビューは評価が高いものもあるが、旅に対する考え方は人それぞれなので、こんな人もいるのかと割り切ればいのかもしれないけど、ネガティブな感情は許そう。
でも、間違った情報はお金をもらって売る本ではあってはならないと思う。
ろくに下調べもしないで出かける旅。
行き当たりばったりの旅ももちろんいい。
しかし、作者は物を知らなすぎである。
学校で日本三景は習わないのか?
三名園も習わないのか?
何の情報にも「~らしい」とつけて、自分できちんと調べることもしない。
多分、調べる前から「面倒だからいいか」と言うタイプであることは想像出来る。
最初から最後までメモを取ってやろうかと思うくらい、突っ込みどころ満載だけど、とにかく地元の人や地元の料理を悪く行くのは、さすがに受け入れ難い。
3ページ程度のエッセイなのに、半分くらいはネガティブな話。
これで「旅に出よう」とは正直思えなかった。
数えきれないくらい、文句を言いたいが、安いパッケージプランを申し込んで、ホテルの飯がまずいと言うツアー客は最低。
自分がそれだけの対価しか払っていないから、その程度のサービスしか受けられないのです。
それがサービスの基本です。
発行から20年経っているから、さすがに作者も考えが変わっていることを期待したいところではある。
とりあえず、許せなかったポイントベスト5
①下館は栃木ではない!
②大塚国際美術館と地中美術館は別物!(地中美術館はベネッセが運営しており、所在地は香川県である)
③熊野古道が世界遺産ならば、那智の滝も世界遺産の構成遺産の一つである。
④お寺や神社の参道は祀られている神様によって、長いものも多い。いちいち歩くのが辛い、紫外線が嫌だったら、最初から行くな!
⑤苦手な料理で残すくらいならば、最初から食べるな。
観光の仕事をしている人間は、お客様の旅行代金から自分たちの食事が出ていることを、自覚しているので、どんなに苦手な料理でも絶対残さないと叩き込まれる。
その後吐いたとしても、吐いた話までは書く必要がない。
この本を元に旅に出てみようと思っている人がいたら、今は20年前より簡単にいろんな情報が集められる時代なので、やはりある程度の事前情報をもった上で、一人で気が向くままに旅することをお勧めする。
最後にこの作者さんは何者なのか?
経歴をみるとイラストレータらしい。
イラストレータは著名な作家も、水島新司も、ダヴィンチコードもまともに知るつもりはないのだろうか?
改めて言う。
旅には答えがない。
自分が好きな旅をすればいいと思う。
でもネガティブな感情は旅の話をするのは、避けた方がいいと思う。-
全く同感です。スカッとしました!ありがとうございます。この感想を見つけて共感できたことが、この本を読んで唯一良かったことかもしれません。全く同感です。スカッとしました!ありがとうございます。この感想を見つけて共感できたことが、この本を読んで唯一良かったことかもしれません。2023/09/02
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なんとなく気になっていたけど、まだ一冊も読んだことがなかった作家さん。どこか旅したい気分だからこの本を一冊目にしてみた。
本書は全47都道府県を1ヶ月に一度のひとり旅で訪れていって、そこで行った場所や起きたこと、最後のページには何にいくら使ったか&エピソードの4コマが、県ごとに4-5Pで記されている感じ。気取らずありのままの自分をさらけ出している感じで、すごくリラックスして読めた。まずひとりでお店に入ったりするのが苦手そうなのに、この旅を完遂した行動力がすごいと思う。全部で220万かかったと書いてあるし、、、でも実家が大阪で自宅が東京というのはいいな。拠点が西と東にあって、時間の面でも交通費の面でも良さそう。
振り返ると、自分は一人旅というものを一度もしたことがない。少し興味はあるけど、そんな勇気を出す前に結婚してしまった。でも「観光地巡るぞ!名物食べるぞ!」と気負うのではなく、日帰りや1泊2日で気軽に旅に出ているミリさんを見ていたら(読んでいたら)、子供がいないうちはまだチャンスがあるな〜と思った。必ずしもひとり旅でなくてもいいとは思うけど、私も全都道府県を制覇したい。九州・四国・中国地方に行ったことない県がたくさんある。
出てきた場所で行きたいと思ったもの
・佐賀 バルーンフェスタ
・山形 銀山温泉
・鳥取 砂丘
・愛媛 道後温泉
・秋田 かまくらまつり
・徳島 うず潮・大塚国際美術館
「忙しくても実家にはなるべく帰るようにしている。自分の顔を見るだけで喜んでくれる人がいるうちは、ちょっとくらい後が大変でもその分頑張ればいいだけ。実家というのはいずれ消えゆくもの。帰りたくても、誰もいなくなってしまう日は確実にやってくる。」という文章を読んだときはハッとした。たまたま実家に帰った日に読んだからなんだか泣きそうになったし、年に2回くらいしか実家に帰らない自分を反省した。 -
ひとり旅。あまりやったことはない、旅先のお店に1人で入って食べるのが苦手だから。
この本はそんなことにとらわれなくて良いということを教えてくれる笑。
各都道府県の観光地をくまなく行かなきゃとか、名物料理を食べなきゃとか、そんな無理はせずマイペースに回る47都道府県。
自分が真似したいかと言われたら、どっちでも良いような気はする…でも、それっていつでも行けると思っているからで。後からもっともっと歳をとってから行こうと思った時にお金がないとか身体がしんどいとか、行きたいのに行けないということになるかものかも。
すごく今行きたい!はなくても、行っておいてもいいのかもしれない。
各地でなににお金を使ったが記録されているけど、ちょいちょいつまみ食いっぽいお菓子や、あんまり役に立たなさそうな雑貨(置物や民芸品)を買っているところに親近感を覚えました。
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本屋で出会って、旅に出たい気分だったので購入。
47都道府県それぞれの空気感みたいなものが伝わるエッセイで、特に自分にゆかりのある場所や行ったことのある場所がでてくると、そうそう!そんな感じだった!と共感の嵐で楽しく読めました。