女だてら 麻布わけあり酒場 (幻冬舎時代小説文庫 か 25-4)

著者 :
  • 幻冬舎
3.71
  • (9)
  • (24)
  • (21)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 189
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416666

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2023.05.15

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    聞き上手、料理上手の女将おこうを頼って、わけありの客が集う人気居酒屋。ところが失火でおこうが落命し、彼女に惚れていた常連客の元同心・星川、瓦版屋の源蔵、元大店の若旦那・日之助は途方に暮れる。せめてもの弔いに三人は店の再建を誓うが、思わぬことから火事が付け火である証拠をつかむ…。時代小説の気鋭、待望の新シリーズ第一弾。

    令和2年2月19日~21日

  • ほっとするような料理と、悩みも聞いてくれる包容力、心のマドンナ的存在の「おこう」が火事を出して焼け死んだというニュースは駆け巡る。特に、強く憧れを抱いていた元同心、瓦版屋、元若旦那の3人。
    3人は恋い焦がれたおこうの店そのままに、金を出し合いしもた屋を建て、3人で経営する。
    試行錯誤している最中、おこうの娘を名乗る小鈴が現れる。
    少女の頃家を出たおこうを恨んでいる。

    小鈴は腰掛けのつもりだったが、雇われ女将として3人と店を続ける。

    すると、、、つぎつぎと事件が起こる。

    幕府が危険分子として、捜査する平等愛平和の三つを合言葉にする政治秘密結社の手伝いをおこうがしていたことを知る。

    妖怪鳥居耀蔵との戦い。10巻読了!

  • 20180121読破

  • 店のおかみさんに惚れて居酒屋通いをしていた3人が、おかみさんの焼死をきっかけに同じ場所に同じ間取りの似たような居酒屋を開業して真相解明に励むお話。

    この3人がけっこう曲者ぞろい。
    家業を息子に譲ってちょっと枯れている元同心。
    調査能力抜群の瓦版や。
    札差の家を勘当された実は泥棒のお兄ちゃん。

    そこにちょっとやさぐれたおかみの実の娘がやってきて、なんだかいろいろありそうってところで次へとつづく。
    面白そう♪

  • 元同心星川さんは、これから鍛えるの?

  •  この著者の中では、このシチュエーションが一番いい。いい女で、いい人で、女将が、始まり早々死んでしまう。3人の常連がお店を再建する顛末がいい。10巻で完結という。まぁ、無理だな。

  • しばらく行ってなかった行き付けの飲み屋に行きたくなった。

  • ふむ、なるほど。

    って、続くの!?
    っていうのが正直な感想。
    ま。ここでおわりそうにないかんじではあったんだけどね。

    とある飲み屋の女将に惚れ込んだ3人の男たちが主人公。
    最後にあらわれる、その女将の娘、と言う女性がこの後どう絡んでくるのか・・・・

    女将が亡くなった理由は、ただの火事か?
    そうでないだろう、とにらんだ3人の男たちは、事の真相にたどり着けるのか?

    この後の話がどうなるのか、期待。

  • 「女だてら 麻布わけあり酒場」シリーズ第一弾。

    みんなに慕われていた女将おこうが、不審火で落命。
    おこうに惚れていた常連三人でおこうを偲んで同じ間取りで再建したところに、生き別れた娘・小鈴が訪ねて来て…

    序章「業火」と「炎の場所」「釜三郎」「猫が招くもの」「食いものの恨み」の四章。
    小さな鈴をつけた招き猫、かわいい。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×