空とセイとぼくと (幻冬舎文庫 く 14-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416772

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  • 犬と二人で生きようとした少年の、数奇な運命と成長を描いた異色の青春小説。
    ホームレス父子からホストを経て、ブレイキン・ダンサーに。そしていつも側にいる犬のセイ。波乱万丈な人生だけど、主人公の少年・零は決してぶれない。人間って恥辱という感性さえなければ、恐いもんなしだ。

  • 面白いんだけど、物足りない。
    最後の一線を守るために、
    レールを外しそこなった感じ。

  • 爽やかな作品。メイン二人のその後が気になる〜。

  • 小さいころから父親と2人で
    ホームレス生活を送っていた少年が
    父 亡き後 犬と同じような生活を続け
    ホストからダンサーへと転身していく
    ストーリー。

    現実世界とあまりにもかけ離れていて
    ちょっと入り込めませんでした。

  • なんだろう、この読後感。間違いなく泣くんだけど清々しいというか。寂しいというか。犬好きな人にはちょっとたまらない小説です。人間好きな人にもお薦め。

  • 意外とヘビーな話でした。
    傑作青春小説との触れ込みにちょっと騙されたかな。

    生きることは簡単だと思っていたけど。
    意外と難しいことだったのかもしれない。

    両親の努力があったから。
    自分が何一つ不自由なく今まで生きてこられた。

    最初から与えられなかった少年は。
    それでもまっすぐに生きてきた。

    不幸だという人もいるかもしれないが。
    それは本人が決めることなんだと思う。

    他人から見れば恵まれた環境だったとしても。
    本人にとっては不幸な場合は往々にして起こりうる。

    今、自分がいる環境を精一杯生きることで。
    何かが変わるのかもしれない。そう思えた。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。立教大卒業。2007年「みなさん、さようなら」でパピルス新人賞、「ブラック・ジャック・キッド」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、「すべての若き野郎ども」でドラマ原作大賞特別賞の新人賞三冠を達成。他著に『空とセイとぼくと』『オープン・サセミ』『ハロワ!』『中学んとき』『青少年のための小説入門』などがある。

「2022年 『明日はきっと お仕事小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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