中国なんて二度と行くかボケ!! ・・・・・・でもまた行きたいかも。 (幻冬舎文庫 さ 29-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417021

感想・レビュー・書評

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  • さくら剛さんが振られた彼女を追いかけてはるか遠くのアフリカ大陸喜望峰から目的地の北京までの道のりを記した旅行記の最終巻。

    まあ一言ずっと汚いw話的にはもう10年ぐらい前の話なので今は多少状況は変わってきているかとは思いますが、凄まじいですね。

    その汚さを除けば文体は非常に読みやすく、その厚さを感じさせないとてもおもしろい本でした。

  • 中国でも下痢等の戦いは続いていた!
    ネチョネチョの実の能力者たちとの戦い、
    大熊猫と小熊猫との出会い、
    マルコメ寺での修行!
    ひ弱な引きこもりとはいえ旅を終えられた作者には尊敬する!

  • アフリカから、振られた彼女を追いかけて中国を目指す著者の旅も、ようやくこれで終了です。
    今回も、あふれるトイレ描写、襲いかかる腹痛、そして謎のねちょねちょ攻撃と^^;、食事中には絶対に読みたくない内容に満ちていました。
    今回凄いと思ったのは、香港で著者が1人でディズニーランドに行くところでした。ネタのために(?)自らを追い込む著者は、強者だと思いました。(^^;

  • 私、こんなのこと知ってるもんねの所作が点在。面白い反面、いやらしく感じるところも。
    内容としては薄い。同じ旅経験者として、そこまでにトラブルにあうわけではないが、限られたトラブルをとことん膨らましてストーリーを展開させていくところは、評価する。伏線も貼られており、オチが笑える。

  • 2016/09/12 読了

  • 「あんたら、4000年の間いったい何やってたんだよ!!
     宇宙船や核兵器より先にトイレのドアを作れよっっ!!!」

    さくらさんの旅行記、中国編。
    個人的には、
    中国に到着するまでのアフリカ大陸、
    最初に読んだインド旅行記の方が
    興味とゆーか
    自分の好みでした。
    お腹よじれるまで笑った気がする。苦笑

    でも、
    中国もとにかく凄い。
    突貫小僧・チータオさんは爆笑。
    中国の片隅で
    すっかりぼったくられる
    さくらさんが大好き。
    知らない人について行っちゃいけないよ、
    なんて言ってる場合ぢゃない!!

    そして、
    なぜかメイヨーを覚えてしまった。笑

    トイレ事情は
    本当に笑える。
    笑えるを通り越して少し引く。苦笑
    これが同じアジアで
    近隣諸国だからこそ余計に笑えなくなる。
    食事も然り。

    「少しでも疑った瞬間に心がやられて腹を壊すことになるから、
     命がけで食材だと信じ込まなければいけないのだ。」

    たとえ虫の部品が入ってたとしても。笑

    好きだなあ、さくらさん。
    ふにゃふにゃ、
    ぺニャぺニャになっちゃそうな心で
    世界を動き回る、
    色白潔癖さくらさん。

    だけど、
    「どうやら政治と歴史が絡まなければ、
     人間は誰とでも友達になれるみたいだ。」
    には、なんかはっとさせられた。

    旅してきてる人が言うから、なおさら。
    だから旅行記はやめられない!!

    さくらさん、
    次作も楽しみにしてますよ~☆!

  • インドに続き読みました。
    うーん。インドに比べて格段に神経質になっているような。。。
    というか、そういう印象が強かったんでしょうけど、
    あまりにも下品な内容が多かった・・・。
    読んでいて気持ちのいいものではないですね。
    ただ、中国人のカツカツした感じとかはすごい伝わってきた。かなw

    最後に、すてきな文章が。
    「一人旅は、下痢やストレスの他に 「流れない時間」 というものとの戦いの日々であった。
     しかし、時というのは過ぎるものなのだ。どんなに暇を持て余しても、永久の絶望の中に落ち込んだかと思える深い悲しみや苦しみの底にいても、5分たりとも耐えられないと思っていても、必ず1秒ずつ時間は進み、明日が来て明後日が来るのだ。
     その発見が、旅で得たものか。」

    また別の本も読もう!

  • 一昔前の中国の実際を知り、その後の発展の速さを感じた。ただ汚い話と下ネタが多かった。著者のツッコミやボケが多めなのでさっさと読みたい方はそこの部分を飛ばして読んだほうがいい。

  • 下世話な話が多い、
    しょーもないエッセイ(褒め言葉)

    そこまでオーバーに考えんでも、ってのと、
    しつこいわって、表現がマイナスポイント。
    だが時折笑えるなぁ。
    あと旅で出会う人の良さを文章から感じて
    旅に行きたくなりました。

    雲南の石林やシャングリラをそんなに見所ないって言ったり、少林寺はただの寺、兵馬俑のある西安はエピソード無しでスルーだったりとか、中国国内観光のリアルを突いて来てる。中国国内の観光地はレベルが低くて見所ないのよ、本当。

    実際、中国や東南アジアを含む格安海外旅行って、道中の人や文化を触れに行くってとこありますよね。不便を楽しみ、非日常を楽しむ感じ。
    そんな部分を楽しめないと、2度と行きたくないだろうね。さくら剛は何だかんだ楽しんでるように見えるけど…笑

  • いやー、強烈な本でした。
    旅での出会い、人の温かさ、美しい景色、感動、などの一般的な旅本とは真反対系、と言えるかもしれない。
    お下劣ネタ好きな人なら、かなり楽しめると思います。
    これ、他人事だから大爆笑しながら読めるけど、自分が同じ目に合ったら…泣いて日本に帰るなぁ、私だったら(^^;

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著者プロフィール

1976年静岡県浜松市生まれ。中程度の引きこもり。ニートの現状を憂い一念発起して旅に出かけ、帰国後Webサイトで各方面の旅行記を発表。常識に囚われない独特の書き方が話題を呼び、トータル50万ヒットを超える人気サイトとなる。著書に「中国初恋」(幻冬舎)、「三国志男」(サンクチュアリ・パブリッシング)がある。

「2009年 『インドなんて二度と行くか!ボケ!! …でもまた行きたいかも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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