背徳のエンジェル (ラベンダーブックス)

  • 幻冬舎
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417380

感想・レビュー・書評

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  • 一作目のヒーローの友人で同じく性奴隷だった過去を持つピーター。
    同性愛者寄りのジェームズとその妻アビゲイル夫妻とベッドを共にし性の指南をすることに…。

    一作目より最後にどう着地するのか分からなかったり、ヒーローの心理描写などがしっかりしていたのは面白かった。
    ただやはりこのシリーズ、単純に男女二人でも男男でも良いけどカップル以外にも他の人が必要だったりそれを許容していたりとロマンス好きとしてはそこが好みではない点は大きい。
    そこに平等に愛があるならまだ理解するけど、三人目にスパイス、添え物感を感じるから違和感があるのかなぁ…。
    一作目のヒーローが掻き回した感もあるし。
    最後も世間体があるにしろそれで良いのかとスッキリしなかったので…。
    男×男要素は前作より多かったのでBLとか読み慣れてる人の方が合いそうだけど、逆にここまでくるとこのシリーズ、ゲイカップルが主役の作品もないと可笑しく思えてくる。

    2008年。 

  • 常識はずれなラストです。シリーズ1作目と同じく強烈な官能シーンですが、前作よりこちらの方が好きです。
    今回はバイのピーターが主人公なので、セックスシーンの半分は男性、BL的要素にうといかたは遠慮した方がいいでしょう。
    結婚をハッピーエンドとするヒストリカルロマンスとは完全に別物です。

    (以下完璧ネタバレ)シリーズ1作目で、ヴァレンティン夫妻との3Pめでたしで終わったはずが、セアラの妊娠でぎくしゃく。
    そこにビーチャム夫妻が子供をつくれるように、ベッドの指南役を引き受けることになり、夫婦と3Pをするようになった両刀のピーターは、その妻を愛するようになる。
    ラストはビーチャム卿ジェームズがM趣味を満足させてくれる男を探しにジャマイカに行き、妻アビゲイルは愛するピーターと子供をつくってハッピーエンドです。
    ドMだったけど男らしく好感度抜群のジェームズも、率直で好奇心旺盛なアビゲイルも、もちろんピーターも、主人公3人が悩みながら互いに愛し合ってる様子は微笑ましい(?)です。
    また、ラストでも二人という関係に縛られず、ヴァレンティンはピーターを、アビゲイルはジェームズをベッドに招待しており、どんな性生活を楽しんでいるのか想像できません。
    シリーズでこの両夫妻(違ったピーターは夫じゃ無かった、実質夫)が子供たちをどう育てているか、後日談も楽しみです。

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著者プロフィール

イギリス生まれ。歴史学の学位を取得し、公務員を経験したのち、ロマンス作家として活躍を始める。『NYタイムズ』と『USAトゥデイ』のベストセラー作家。現在は子どもや夫と一緒にハワイで暮らしている。『背徳のレッスン』(幻冬舎)で日本デビュー。

「2021年 『公爵の甘美な手ほどき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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