慕情の剣 女だてら 麻布わけあり酒場5 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.60
  • (6)
  • (7)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 101
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417809

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容(「BOOK」データベースより)
    居酒屋「小鈴」に、頬かむりをした男が酒樽を置いていった数日後、男は再び大量のするめを置き去りにした。珍事に首を傾げる小鈴だが、常連客との会話から、男のある思惑に気付く。一方、幕府転覆を狙い江戸に潜伏中の大塩平八郎は、同じ志を持つ富士講の頭と連絡をとるため、葛飾北斎の居所を探り当てていた…。大好評シリーズ第五弾。

    令和2年3月12日~13日

  • 今回も面白く読みました。いやもうまた一気読み! 今回は、市井の謎ときよりも、鳥居耀蔵や戸村吟歳の話に重きをおいていたような気がします。ほんとにドラマみてるみたいに、目の前に情景が浮かびます。この時代では自由や平等などと言うだけでも罪だったんですね〜フランス革命の話もあってベルバラ好きなわたしはオスカル!とか思って読んだり(笑) 小鈴も母のあとを継ぐのかなぁ。目が離せない展開になってきました!全然先が読めません。次巻も楽しみに読みたいと思います☆

  • 20180207読破

  • 大塩平八郎さんが生きていて、葛飾北斎さんがからんできて、なんだかフランス革命もからんできて、愛と自由と平和が麻布の居酒屋で語られるようになってきた。

    人と人とがだんだんつながってきていて、世界が広がっていく感じ。

  • 小鈴がおこうの後を継ごうと決心した巻。

  • 「置いていった酒」「鎧を着たまま」「減らない飴」「沈んだ死体」の四章。

    在りし日の母おこうの言動をいろんな人から聞いて、小鈴も怒りの心を和らげ、素直な慕情に傾いていく。

    その頃、父があんなことになっているとは…

  • 2013/8-14はやて106号7-11E

  • 4作目・5作目と続けて読んだ。4作目で感じたことが更に強く意識される。謎が明らかになるに従い、もともとのメンバーの存在感が薄くなるような気がする。やはりどこまでも「おこうさん」の物語なのだろうか?小鈴をもっと活躍させないとどんどんつまらなくなるような気がする。

  • 第五弾
    形式はこれまで通り、庶民的な短編五話
    しかし、本筋は延々と続いている。
    主人公「小鈴」の父の書いた「巴里物語」、中身はフランス革命からナポレオンの登場までを描いたか、実際にパリで見てきたらしい戸田吟斎、鳥居耀三に幽閉されている。
    どうも登場人物には事欠かないが、何か消化不良

  • 〈小鈴〉の店の雰囲気が好きで本屋で見つけたらついつい買ってしまうこと5回目。こんなに長くなる話とは思わなかった。次で終わりかな?

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×