聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
2.91
  • (2)
  • (21)
  • (76)
  • (31)
  • (3)
  • 本棚登録 :337
  • レビュー :46
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417953

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 登場人物全てがそれぞれの立場で狂気じみている。読んでいくうちに、それは誰しもが抱えているものであることに気づいた。良心と保身の間に誰もが揺れ、護るべきもののために嘘を嘘で塗り固め後戻りできなくなる。そんな人間の部分をありありと見せつけられた。

    作品として後味がいいとは言えないが、この終わり方は好き。

  • 途中まではどうなる?
    誰が?などなど
    非常に面白かった。
    しかし、途中から
    「子供の事を思えば
    そっとしておいてあげれば良いのに」
    「子供を持てずに苦しみ抜いた人の
    気持ちをもっと汲んであげれば良いのに」
    等々犯人や犯行を許せない若い医師に対して
    妥協も必要だよ~という気持ちに傾いてきてしまった。

    結局は全てが闇の中で
    皆今有る目の前の道を進んでいく・・・
    映画にし易そうな内容だった。

  • 「単なる代理出産じゃないんだろうなぁ」
    と思いつつ読み進めると、登場人物の欲や保身などによって複雑な様相であることが明らかとなる。
    その結果、誰一人として救われない。
    主人公である司馬の思想と言動のブレが酷い。
    正義漢でもなく、悪人でもなく、偽善者でもなく...。
    この設定は中途半端感が否めない。
    これは登場人物の全員にも言えることで、ちょっと飛び抜けた人が居たら、さらに面白くなったような気もする。

  • 連続ドラマ化されてる作品の原作。

    オチ的なとこは予想できなかったし、
    おお!こう来たか!って感じだけど
    全体的に薄っぺらい感じで、
    読み終わったときに物足りなさを感じてしまったー

    連ドラでどれぐらい話が膨らんでるのか
    ちょっと気になるー!

  • 人に進められて読みましたが、みんな自己中で悪人、どっと疲れが救いようがない

  • いろんな登場人物の思惑が重なって、嘘に嘘が重なって、最後あんまり救われる終わり方ではなかった。真実を知ること訴えることが必ずしも幸せなことではないと思った。

  • 若手の外科医師である健吾は、ある日の当直で飛び込みの産気づいた患者を診ることになる。子供は無事助けたが、母親は無くなってしまう。
    しかしこの出産劇には、さまざまな陰謀があった。代理出産をめぐるミステリー作品。

    様々な登場人物たちのそれぞれの心の葛藤が描かれていて、とても繊細な作品だった。善と悪のバランスがグラグラと揺れ動き、少しだけ許した悪が、とても大きな悪になってしまう。

  • そうまでして子供が欲しいか。
    子供はずっと子供ではない。許されていない方法で誕生したと知ったら、その人間はどれほどの衝撃を受けるのか。
    あまりにも利己的な人間たちに嫌悪感しか持てなかった。

    物語の展開の仕方はとても上手いと思う。

  • 「代理出産」がメインの話。

    飛び込み出産の妊婦を手術し、子供は無事、母親は死亡。このことを巡って、関わる人すべてが「聖職者」でありながら「怪物」になる。

    不妊治療をしている、もしくはしていた人からすれば、この母親のとった行動については頭をよぎるかも知れないのでは。それほど、自分の子供が産めないというのはその人を最悪狂わせるかもしれないほど辛いものだから。

    でも、全体的に重みがないというか・・・

  • 代理出産!? 医療ミステリーって好き。

全46件中 1 - 10件を表示

聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)のその他の作品

聖なる怪物たち 単行本 聖なる怪物たち 河原れん

河原れんの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
宮部 みゆき
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする