身ごもる女たち (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418134

感想・レビュー・書評

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  • 可もなく不可もなく的な内容。
    もっと両極端な設定がある方が好みだけど、テーマがテーマだけにそこは保守的になっちゃうか。
    妊娠が、常に喜ばしくて歓迎されるものであるとは限らないってことを改めて実感した。
    タイミングって大切なんだなぁと。
    個人的にはこれの男性版とかあったら面白い気がする。
    身ごもられた男たちみたいなね。

  • それぞれ面白かった。

  • 5つのお話の短編集。5人それぞれに違う状況に置かれている女性だけど、共通点は「妊娠」女性にとって身ごもるという事は、喜びだけでなく不安や戸惑いがある。それって、きっとこの5人だけじゃなくてたくさんの女性にも当てはまると思う。

    だけど、どうしてもそういうことは口に出しにくい。なぜなら、「女性は、生まれながらに母性を持っていて当たり前」という世間の風潮があるから。

    実際は産むだけで母親になれるわけではなく、時間をかけて我が子に育ててもらう。そんな事を改めて思った1冊でした。

  • タイトルからして妊娠適齢期に読めば共感できただろう。妊娠は女性にとって人生で与えられた一定期間に可能な体験であり、近年はその体験をせず人生を終える女性も多い。だか産む、産まないの選択ができるようになり生き方も多様化している現代においても出産は一大イベント出あることは間違いない。

  • 子どもを授かった女性たちのお話。
    それぞれ違う状況で、それぞれの思いがあって…不倫相手の子どもを授かった真悠子の話は、それで納得できたの?そんな相手で大丈夫?って心配してしまうビミョーな話でした。

  • 実際に結婚を前にして、「子供を授かるってどんな気持ちなのかな」と思いふと手にしてみた本。
    不倫の相手との子を授かった女性、不妊治療の末やっと出来たがいざ妊娠すると戸惑い始める女性など、色んな思いを抱いた妊婦たちの短編集。

    読みやすく、最後はどれも心暖まる話で良かった。

  •  ブックオフで百五円で購入しました。
     お、お、オンナって、強いというか、怖いというか((((;゜Д゜)))
     妊娠を契機に、というお話でした。
     不倫相手の子を宿した女性、無職の夫を養いながら生計をたてている漫画家は連載が決まった直後に妊娠してしまった、夢であるダンスが諦めきれず太りすぎないように気を付ける女性、年下の彼氏との子を妊娠した四十代の女性、ママ友の末恐ろしさを目にして生むことを躊躇い始めた女性。

  • 環境や立場、そして本人の心情は違うものの、
    妊娠しているという共通項の女性たちの短編集。 
    不倫の末の妊娠など、ドロドロとした話が続くのかと思いきや、
    意外にも微笑ましかったり、応援したくなるような話が多い。
    母性本能があるのだから、子どもを授かった女性は、みんな生まれて来る子どもへの愛情で満ち溢れていて当然・・・と思われがちだけど、
    それぞれの状況で色んな思いが交錯しているのだよねぇ・・・と、しみじみと思う。

  • so so,,,色々なパターンがあって、それぞれに共感したり、理解できるなーと思った。
    #bookoff

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