酔いどれ小藤次留書 祝言日和 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 239
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418196

作品紹介・あらすじ

久慈屋の跡取り娘と番頭の祝言が迫った夏、駿太郎が高熱を発し、元庵先生の屋敷を訪ねた小籐次は、ひょっこり現れた秀次親分から相談事を持ちかけられる。御用の手助けが過ぎると観右衛門に釘を刺されていた小籐次だが、聞くともなく聞いた頼みは、にわかには信じ難い、幕閣をも巻き込む大事件を解決するための助力だった。大興奮の第十七弾。

感想・レビュー・書評

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  • <酔いどれ小籐次留書>シリーズ第17弾。

    日頃お世話になっている久慈屋の跡取り娘のおやえと、番頭浩介の祝言が迫り忙しい中、秀次親分からまたしても助けを求められる。

    研ぎの仕事に精を出そうと頑張っている小籐次だが、秀次親分とその上役に外堀を埋めるようにして手助けするしかないようにされていく。
    保雅、また出てきたなと思ったら、暗にお上の手助けせよって言ってる。
    ちょっと好感度落ちたね。
    この間助けてもらったばかりで、他の人の手助けもしろって、図々しいなぁ…。

    お上も、いくら手強い相手だからって、民間人に助け求めて死んだらどーすんの?って思う。
    まぁ、小説ですからトラブル起きないと話が盛り上がりませんけども。
    面白くないわけではないのだけど、イライラしてしまう短気なわたし。
    小籐次もおりょうさんに再三、望外川荘で暮らしてほしいって言われてるのに断り続け、祝言についてもいい返事しないし、いくらおりょうさんの為を思ってとは言え、やることだけはやってるのになんじゃそりゃと思う。
    結局こっそり、いやひっそりと二人だけの祝言をあげた。

    いや、面白いんですけどね…。

  • こっそりとおりょう様と夫婦に。

  • 子供の世話とお仕事と結婚の三題噺ってところ。
    子供が育っていくことで、ちゃんと年寄りが年寄りになっていく感じが良いですね。
    他のシリーズは、主人公が元気すぎて。(^^;
    花嫁道中のシーンが綺麗で良かったです。

  • 相も変わらず小藤次の回りでは事件が連発しております。

    シリーズ17巻ですが、飽きもせずに楽しく読んでます。

  • 2013.8.24読了。図書館。前に読んだ。佐伯作品は最近面白いと思わない!

  • たまにある剣劇シーンが浮いてとっ散らかった印象。RPGのランダムエンカウントに近い。でもそんなこんなが全てが片付いて、新兵衛長屋に戻ると、気心の知れた住人たちが待っていて……読後はほっこりした

  • 第一七弾
    小籐次とおりょうが結ばれる。
    色々な出来事を加えながら話が進む
    気も張らず、ちょっと不思議な感じで読んでいる

  • 20120428 このシリーズもそろそろ終わりか。

  • いつもの面々がいつものようにというところがシリーズもののよさではあるが、今回は捻りも新味もない感じで、すこし退屈。おりょうさんとの話はそれなりに楽しめるが、現実感がないよねぇ、やっぱり。可も無く不可もなしといったところか。

  • 酔いどれ小藤次留書 17巻。

    読んでいて、なんとなく座りどころがないというか、落ち着かない感じだった。小藤次さん的には、そりゃーもー、しあわせ過ぎて夢見心地なんだけども。

    新兵衛長屋に帰り着いてのささやかな宴。
    ああ、やっぱり、うちが一番だね。って、長旅からやっと帰ったみたいなことを思っちゃいましたよ。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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