モンスター (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 11035
レビュー : 1428
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418509

感想・レビュー・書評

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  • 自分が人と違う部分があれば、人と同じに、ふつうになりたいと思っていた幼い自分を思い出した。自分とは違う文化で育ってきた人たちとの出会いでそれがどんなに小さな悩みだったこと、そして笑顔が最高の化粧なのだと知ることが出来たのはここ何年かのこと。
    この物語に出てくる心理学の講師(玉井雄一朗)が「審美眼(美を的確に見極める能力)」について語っているが、世の中の「容姿が美しい」は所詮メディアの影響でしかないのにな…

  • 『影法師』があまりにも良かったので、読んだ。百田シリーズでは、『海賊と呼ばれた男』、『夢を売る男』、『影法師』に続いて4作目だ。『永遠の0』は買ってあるがまだ読んでいない。
    4作の中では一番の駄作が、本書『モンスター』だった。主人公が、風俗で働き整形を繰り返す女性であるため、感情移入ができなかったし、萩原浩『噂』の主人公と重なるところがあり、イマイチだった。
    ただし、約500ページを2日間で一気に読ませてしまう百田氏の筆力はすごい。
    百田作品は、幻冬舎から出ているものは娯楽小説、講談社からのものは品がある作品、という住み分けがあるかもしれない。

  • 初めて読んだ百田尚樹作品。人気作家らしいので期待したが、期待はずれだった。
    文章は読みやすく、すぐに読み終えることができた。しかし、内容がありきたりで展開も陳腐すぎた。
    また、美貌を手に入れた主人公の復讐劇が度が過ぎていて、読んでいて不快だった。復讐がテーマならそれもありかもしれないが、ひとりの男への情念がテーマなら、復讐にページを割き過ぎているように思えた。

  • 設定や、取材した内容については、面白いと思うけど、小説として面白いかは別の話。
    とにかく、心理描写が薄すぎる。人ってそんなに単純ないきものじゃない。

  • 魅力的で一気に読めたけど、誰かに感情移入したりすることもなく
    心に残る作品ではないな、という印象です

    ラストはちょっぴりの切なさで幕引き・・
    かと思いきや、そんな幻想も打ち砕くエピローグ。

    エピローグで現実を突きつけられる後味の悪さがなければ
    もっと印象に残らなかったと思うので
    賛否両論のこのエピローグ、私はすきです


    人間の欲深さ、ズルさがこわい
    本当の美しさとは?男の本心とは?

  • エンタメとしては楽しめましたがリアリティに欠けたかな。。あれだけ整形繰り返したらお化けみたいな顔になっちゃいそう。。しかし女性の心理描写はさすがでした。エグかった。

  • どんどん読み進めたくなる作品で、娯楽ものとしては十分に楽しめた。

    しかし、結局は整形で美人になれた主人公の話でしょ、ということでドラマチックな展開なんだが、あくまで嘘くさい。

    容貌が酷い女の子の苦労というのは想像できる。だからそれを延々と幼稚園から社会人になるまでの長期に亘り、かなり執拗に描写している所で食傷+中だるみ気味になる。

    そして少しずつ整形して綺麗になっていく心理状態の変化についてもまあ、すべて想像はできる範囲の事ばかりで。挙句に「あなたはほかの人と違う」なんてセリフを主人公に向かって言わせているが、そんなに主人公が優れていたり頭が良かったり(実際良くないみたいだし)、という気配はないので、うーん、どこが??としか思えず。

    唯一面白かったのは、まだ整形前で風俗で働こうとしたのに軒並み断られたくだり。

    そして英介に対する思いも共感できず、ましてや再会を40歳近くなっても願っている気持ちも分からず、最後に再会してからの恋愛模様も陳腐過ぎて白けた気分で読み進め、そして挙句にはそういうラストかよ!!!!と突っ込みながら読み終える、という。

    しかしそうね、やっぱり女は見た目よね。美人だったら人生違っただろうな、と私も思う。そこは共感。

  • 結局のところ、この本が何を言いたいのか、分かりませんでした。

  • ラストが、どうも好きになれませんでした。
    かといって、どんなラストがいいかと聞かれても困るんですが(笑)

  • 面白いしテーマもいいんだけど、なんというか人が人の形をしていない。作られたキャラクターという感じ。

著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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