プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
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  • (2005)
  • (378)
  • (56)
本棚登録 : 15140
レビュー : 1449
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに一気読み。テーマがおもしろかった!

    読んでいる時は引き込まれて読めたけど、
    意外にも広がりそうで広がらない感じの世界観だった。
    「プラチナデータ」と、テーマの繋がりがどうしても自分の中で、しっくりとこない感じでした。

    芸術と手の話が一番好きだった。

  • 東野作品はどんなに長編でも、途中で止められなくて最後まで一気読みしてしまいます。
    これもそうでしたが、今まで読んだ「白夜行」「幻夜」「聖女の救済」などに比べると読み終わった後に、「うーん…」と何だかもやもやが残った感じがしました。
    DNAという題材はすごく面白いのですが、東野さんにしてはオチが甘い気がします。

  • 映画を先に観まして、あちこち「ん〜??」となる部分がありましてね。映画だと時間の配分から省略されてしまう部分もあるので、そこを補完しようと原作読んだわけなんですが。……え?何これ??ってなりました。正直つまらんというか……。キャラクターが薄っぺらい。特にスズラン。神楽がなんだかんだであっさり心許してましたが、彼女にそんな魅力があっただろうか。よくいる不思議ちゃん気取りのありきたりな少女でしたけどね〜。ストーリーに都合の良い薄いキャラばっかり。久し振りですよ、こんな薄い小説。まあ、これの前に読んでたのが「屍鬼」と「カラマーゾフの兄弟」だったせいもありますが。それにしても神楽、結構簡単に他人を信じるよな〜。単純な奴だ。時間の無駄までは言わないけど、他の本を読めばよかったかなとは思いました。

  • 「国民の有志」のもとでDNAデータが登録され、犯罪現場から残されたDNAサンプルから、犯人の血縁関係の絞り込み、モンタージュ写真までが自動で推定され、犯人逮捕率が100%を誇る時代。その完璧なシステムが稼働し始める中で、不可解な事件が起こるのだが、ストーリーがめまぐるしく展開し、気がつくうちにシステムの謎に迫ることになる。犯人は、ああ、やっぱり、という結末。テンポ良く読めるのだが、もう少し、登場人物の個性に触れても面白かったかもしれない。そこは映像化に期待だ。

  • 実現しそうなDNAシステムを元にしたストーリーの中に、
    ありえない非現実的な話が混ざって
    好き嫌いも出てきそうな気がしますし、
    後半の色んな部分が、途中から「読めて」きたのですけれど、
    この作者らしい スズランとリュウや神楽との関係などのちょっと切ない部分とか
    スピード感のある話しで
    一気に読み進められる感じとかが私は好きです。

  • これは、とっても面白い話の展開でした~。
    DNAのプロファイリングが軸にした事件と、鍵を握る男の二重人格性が、うま~~く絡み合ってる。

    最初読んでたときは「DNAのプロファイリングでどんな体格とか年齢とか指の特徴だとか分かるなんて画期的。なんで反対する人が出てくるの~?」なんて思ったけど、読んでて「なるほどな」と思った。

    でも、私と同じようにDNA捜査を肯定して直に携わってた神楽が、そのDNA捜査にひっかかり追っかけられる側になり、そしてDNA捜査に反対する人たちに助けられ、結局は自分は父親と同じ立場に戻る。という何か因縁めいたものを感じずにはいられなかった。


    結局、『プラチナデータ』は取り上げられちゃったんだよね。国のお偉方にはいつでも逆らえない。なんか、しっくりこないんだけど、それが現実なんだよね。いつも庶民は国の言いなりにさせられてる。
    それは小説の中でも、本当の現実でも一緒だね。

    あ~、でも神楽もリュウもスズランも落ち着くとこに落ち着いてよかった。

    ただ、私が一番同情したのは、やっぱり神楽のお父さん。
    自分の芸術を全部否定され、ロボットやコンピューターに贋作を作られたら、ほんと人間の生きてる意味がなくなってしまう。
    『人間味』があるからこそ、芸術も生きてる価値も素晴らしくなるんだ。と思うな~。

  • どうして被害者についていた頭髪から自分のDNAが!?

    ・・・という謎に惹かれて手に取った。

    が。
    このトリックを解く為に二重人格を使うなんてね(呆)。
    普段隠れている人格と被害者が恋仲なんだもん。そりゃ、頭髪の一つもつくでしょ。チープすぎる。

    「容疑者Xの献身」を最後に、東野圭吾に感動しない。
    特に「逃亡もの」(なんてジャンルある?)は下手。
    ハラハラもドキドキもしない。

    これも「お話」じゃなくて「文章」がスタートしゴールを目指しているだけ。
    登場人物がマネキンになってる。
    しかも、登場人物のほとんどが、関東地方の地名を苗字にしているあたりからして雑さが窺えて興醒めである。
    一方、女性の名前は「スズラン」と「白鳥里沙」だって(笑)。

    あと何冊かは、東野圭吾を読むつもりにしているが、それらも最近のように期待しては裏切られるようなら、もう、卒業かな。
    卒業式の横断幕は見えてるけどね。

    • aliceinmyhomeさん
      読みました。でも全く覚えていません。あはは・・・
      東野圭吾さんは最近覚えてない率が高いなあ。
      読みました。でも全く覚えていません。あはは・・・
      東野圭吾さんは最近覚えてない率が高いなあ。
      2013/04/03
    • 秋川紅さん
      こんにちは^^ お変わりありませんか?姪が映画を観に行っていて、中学生にはOKだった模様です。なのであからさまに悪口も言えず(笑)。一緒に観...
      こんにちは^^ お変わりありませんか?姪が映画を観に行っていて、中学生にはOKだった模様です。なのであからさまに悪口も言えず(笑)。一緒に観に行った義妹は、やはり寝ていたらしいです。
      2013/04/17
    • aliceinmyhomeさん
      麒麟の翼の映画、テレビで見ました。その後たまたま図書館にあったので読み返したら、(わすれてたのね、これも)映画のほうが良かった。容疑者Xは原...
      麒麟の翼の映画、テレビで見ました。その後たまたま図書館にあったので読み返したら、(わすれてたのね、これも)映画のほうが良かった。容疑者Xは原作のほうが良かったのに…
      2013/04/18
  • あらすじ:
    DNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%になった近未来の日本を舞台に、DNA情報「プラチナデータ」によって犯罪に巻き込まれ、容疑者となった警視庁特殊捜査機関の天才科学者と、それを執拗なまでに追う刑事の攻防を描いた作品。

    近未来SFは、アバウトに捉えないと、話が前に進まないので、ザックリとした理解の元に読んでましたw。
    二重人格、リアルなのか幻想なのか判断がつかない存在のスズラン、追い詰められていく神楽、その過去と現在と秘密と現実とが交錯して、
    重厚かつスリリングな展開に、ヒットメーカーたる底力を感じました。

    すでに映画が公開され、それを3回も見てしまったので、原作の記憶がごっちゃになってしまった感がありますが(><)、だいぶ原作とは変えてきていましたが、映画もなかなかスルメで楽しい。

    http://uploda.cc/img/img514f0b1cc6c87.jpg

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「重厚かつスリリングな展開」
      今後起こり得る気がして、ゾっとしながら読みました。。。
      「重厚かつスリリングな展開」
      今後起こり得る気がして、ゾっとしながら読みました。。。
      2014/04/09
  • 読みだすと一気に引き込まれていく東野圭吾の世界。
    結末にたどり着くまでが少々長い気もするが、常に読み応えがあった。

    『プラチナデータ』の意味には驚いた。個人的には、浅間と神楽にはラストでもう少し国家権力に立ち向かってほしく物足りなかったが、妥当な終わり方だと思う。

  • 長い話だった。映像化の話を踏まえてとりかかった小説だったが、途中挫折して映像化が白紙に戻ってから完成した小説だという。最近ついに映画化も果たした。その映画を見てからの原作だったが、映画に軍配。映画のスピード感は原作にはあまり感じられず、電トリという別個の要素が加わわったことでわかりづらさが増した。冷徹な主人公の神楽が人間的になっていく様は共感を覚えた。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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