プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 15049
レビュー : 1448
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

感想・レビュー・書評

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  • DNA情報によって国民が管理されるようになった近未来の物語。
    このDNA管理と、それらを活用した捜査によって犯罪のない世界を本気で目指す神楽と、この方法への不満と、どこか違和感を覚える刑事・浅間が主人公となって物語りは進んでいく。
    東野さんの作品は、非常にスムーズに物語に入ることができ、テンポ良く、ぐっと引き込まれるストーリー展開で、本書もあっという間にに読める一冊。
    「人間と機械の違いはなんなのか」
    神楽という多重人格の人間が、事件を通して考え方が少しずつ変わっていく様が面白かった。
    最初は捕まえるつもりで本気で追っていた浅間も、クライマックスでは神楽と奇妙な友情のようなものが芽生える描写が気に入った。
    国会では国民マイナンバー制度について議論をしている。
    10年前とは比較にならないほどネットが普及した今、自らの個人情報について考えるきっかけにもなった。
    「プラチナデータ」の正体と、犯人の動機が弱かったので、最後の最後にもっと腹落ちする結末だと良かった。

  • DNAから事件の犯人を特定する
    今の時代でも十分行われてるような気がするけど
    この本の中では全国民のDNAが管理され
    警察の捜査に用いられるという

    タイトルからSFっぽいのかと思ったんだけど
    これだけ世の中進化してることを考えると
    あながちフィクションでもなかったりして
    とかちょっとコワイ想像もできる

    今の世の中データ化されすぎてて
    それに振り回され人も多いし
    そんな警鐘もあるのかなと思ったり


    話はスルスルと読めて
    あっという間に引き込まれた

    プラチナデータの意味
    それが事件の犯人と繋がるところは
    やっぱり東野ミステリーだなとナットクした本でした

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「全国民のDNAが管理され」
      映画の予告編を見て、「怖ぁ~」と言うのが正直な感想。。。実現したら嫌だなぁ、、、(映画を観てから読む予定)
      「全国民のDNAが管理され」
      映画の予告編を見て、「怖ぁ~」と言うのが正直な感想。。。実現したら嫌だなぁ、、、(映画を観てから読む予定)
      2013/02/14
  • 面白かった。
    二宮くんで映画化するということを念頭に置いて読んだのもあって、すごく視覚的にイメージ出来た。
    二重人格という設定がいいと思う。
    DNAシステム、プラチナデータなどはリアルで怖いなあ。
    犯人が全く予想出来なかった。ミステリ慣れてないのもあるかもしれない。
    ラストが好き。

  • 将来こうやって管理される日が来るかもと想像出来るだけに、話に入り込みやすかった。
    中盤までは丁寧に人間関係や組織について書かれていて、中盤過ぎてからは、どうやって自分の無実をはらして行くのかと 話に引き込まれた。
    プラチナデータの謎が解け、その後の主人公達がどうなったかがサラッとしすぎていて、やや物足りない印象。もう少し詳しく書いて欲しかったな…

  • DNAから犯人を見つけ出すDNAシステムが、天才数学者の手によって現実のものとなりつつある。
    そんな近未来が今回の舞台。

    結末は、さもありなんというところ。
    プラチナデータとはなんなのか。その謎を最後まで追いかける主人公が気になって、ページをめくる手は速まります。
    長いながらも、エンターテイメントとして手軽に読める軽さがいい。さすがは東野さん。気負わない感じがすごく読みやすかったです。

    ミステリーでもあるけれど、個人的にはSFとして読むとより楽しめる気がします。
    遠くない未来、起こりうるような内容。
    その時、私たちは何を想うんだろう。
    コンピューターと正確さや速さを競っても勝てないけれど、コンピューターには絶対にできないものが人間にはできる。
    便利で安全な世界もいいけれど、それだけじゃ人間として大事なものを無くしてしまう。
    いつの時代にも人間にとって自然は必要だし、どんなに優れたシステムを使おうとも使い手は人間だし、それらを忘れて得るものなんてないのかもしれない。

    そんな風に思わされた一冊でした。

  • 画期的なDNA操作システムを使ったミステリー。
    量的な読み応えはあったけど展開の中に驚きもなく意外な結末もなく至って普通だった。そもそもプラチナデータ自体、もっと夢のある綺麗なものだと思ってたから真相が分かったときは裏切られた気がしてちょっと残念だった。これまでの東野作品と比べるとなんだかパッとしない印象を受けたので★3つ・・・

  • 東野圭吾標準。

  • ストーリィ構成自体は何処かで読んだことがあるような気分だが,肝はプラチナデータを取り巻くシステムの創造だろう.でも一番怖いのは現実に警察機構が監視システムの導入を進めている点である.一つの可能性の提示,という意味に於いて面白い.

  • 丁寧に読んだら時間かかりそうだけど、ざくざく読み進めることが出来たので、わりと早く読了。設定は着眼点が怖い。東野さん独特の社会批判が込められていて、考えさせられる部分もあった。読後感はちょっと悪いというか、歯痒さが残る。

  • いっき読み('▽'*)
    さすが東野圭吾です。
    最後の大どんでん返しがたまりません。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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