プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 15042
レビュー : 1448
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

感想・レビュー・書評

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  • 映画が個人的にイマイチだったのでまだ読んでいなかった原作を読みましたが、意外と映画は原作に沿って作られていたんだ~とそこは感心しました。
    でもやはり丁寧に描かれている原作は違いますね。
    今作は東野圭吾さん作品にしては物足りないものがありましたが、それでも十分満足出来たので良かったです。

  • DNAの国家による管理。
    電トリ。
    実際に起こり得そうで薄ら寒い。

    神楽の最初の印象がどんどん変わっていく。
    比較的長いストーリーであったが一気に読み進めさせる筆力はさすが。

    どこか冷たい温度の、手に汗握る話の流れの中に、切ない、ほろっとなるエピソードが散りばめられている。

    読後感が非常に爽やか。

  • DNA情報を管理し、犯罪防止の材料とする。
    一連の事件は情報があるという錯覚によって引き起こされていく。

    あることが始まるときに何が変わってだれが得をするのか、考えないとただただ食われていくことになりそうです。

  • 国家にDNAで管理されてしまう近未来のお話ですが、いつか現実化しそうな気もします。
    画期的なシステムをあざ笑うかのように起こる殺人、多重人格であるが故に悩む神楽。比較的読みやすくてサクサク読めたので、映画化もちょっと楽しみです。

  • 発達したDNA捜査により、検挙がアップしているなか、水面下の国家政策として集められている国民のDNAデータ「プラチナデータ」。まず題材が本当にありそうで、素晴らしくもあり、怖い話だなと思った。
    その中で殺害された研究者。そしてその「プラチナデータ」から犯人とされた神楽が真相をつきとめる話。
    後半まで楽しく読めた。でも、神楽が二重人格という設定が少しひっかかる。ちょうど最近見たドラマでも二重人格というのがあり、二重人格という設定なら、なんでもあり、という感じがしたから。ただ犯人は予想外だったので、そこは楽しめた。

  • プラチナデータ

    相対の保険課の方と、遺伝子技術によって生命保険のビジネスモデルが崩壊する。(ゲノム解析によって、契約者の病気への罹患可能性が明確になれば、生保におけるリスクは事故死を除けば可視化されてしまう。その結果、保険会社の収益の一つである危険差損益が限りなく小さくなり、生保ビジネスは運用益に頼り、本業では利益を生みにくい構造になるのではないかという予想)という話をしている中で、おススメされた本。仲野徹先生の本にも書いてあったが、ヒトゲノムの解析でその人物の病気になる確率等も分かり始めてしまうとのこと。さらに、最近読んだWIREDの記事では、腸内フローラが人間の性格までも影響しているというのである。果たして、人が生きる上で、自分の寿命やリスクを知っておくことが必ずしも幸せなのかという疑問があるが、末恐ろしい時代になったものである。
    ということで、本の内容に入るが、本小説はDNAを警察の捜査に利用するという科学捜査が進展していく世の中で、どうしても個人と識別できないDNAデータ(=プラチナデータ)の存在を暴いていくという話。主人公格の神楽が多重人格者であることで、若干信頼できない語り口の手法を取り、読者を混乱させているが、正直なところストーリー上ではあまり面白いとは思えなかった。神楽は、プラチナデータの存在に気づくものの、最終的には国家の陰謀という形で、その中身を結局隠蔽させられてしまい、データとは無縁の集落に隠遁して暮らすというなかなか悲しいオチで、根本的な解決や奇策はない。純粋に、データ社会になっていく世の中で、情報の非対称性やデータ操作を権力を持った人間が行う可能性があることに警鐘をならしてるという本であった。

  • DNAを警察が管理。
    でも、いつの世にも身分があって、それを守るためのプラチナデータ。

    二重人格の主人公と、天才数学少女。
    マッドサイエンティストの心理学者。

    人の心をコントロールする機械。


    こういうネタあかし系小説は最後の数ページ、気持ちが焦って細かい描写を読み飛ばしたくなってしまう。笑

  • 安定の東野圭吾。
    タイトルの意味も最後はきっちりとわかって、すっきりと完結。

  • あまりにも想像通りすぎて可もなく不可もなく、と言った印象。近未来という意見も出ているが、とんでもない。現に今でさえネットに繋がっていれば個人データは垂れ流しなわけで、結局現代社会をありのままに写しているだけ。そこに注目したことは評価できる。

  • 映画化されていますが、それは見ずに読みました、、、が、予告のイメージがあったので、イメージはすべて映画のキャストで置き換えられてしまいました。
    本の中に入り込むまでに2度ほどリタイアし、3度目で読み終えました。入り込むと面白くて一気に進みます。それまではすこし難しくて眠気が襲いました。。。

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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