プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 15035
レビュー : 1448
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

作品紹介・あらすじ

近未来の日本を舞台にした、東野圭吾のミステリー・サスペンスが文庫化!
2017年の日本。発達したDNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%の社会が到来しようとしていた。その裏づけは、水面下の国家政策として集められている国民のDNAデータ「プラチナデータ」だった。
2013年、嵐の二宮和也、豊川悦司出演で映画公開予定。本作は当初映画化を前提として執筆が開始されたが、一旦断念。その後、映画化と切り離して執筆されたという経緯がある。

感想・レビュー・書評

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  • 映画が個人的にイマイチだったのでまだ読んでいなかった原作を読みましたが、意外と映画は原作に沿って作られていたんだ~とそこは感心しました。
    でもやはり丁寧に描かれている原作は違いますね。
    今作は東野圭吾さん作品にしては物足りないものがありましたが、それでも十分満足出来たので良かったです。

  • 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA操作システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
    Amazon より

    国民のDNA情報が管理される時代が来るのかもしれない、もう来ているのかもしれない.そんなことを思わせる内容.いつの時代も権力者はその権力を守ることに固執する.
    科学技術は諸刃の剣、ということを改めて考えさせられる.DNA鑑定も犯罪者の特定に多いに役立つ技術だが、一方で、権力の乱用にもつながる.

  • これは本当に面白い!!
    蓼科兄弟が殺されてからの展開がとても面白かったです。
    まさかあの人が犯人だったとは・・・
    お楽しみに:(^@^)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「お楽しみに:(^@^) 」
      来週、映画を観に行く予定。。。その後で読みます。
      「お楽しみに:(^@^) 」
      来週、映画を観に行く予定。。。その後で読みます。
      2013/03/27
  • 人から借りなければ一生読まない本、というのが読後の感想。設定はシリアスでストーリー展開もいいのに、終わり方が残念な感じ。

  • 未来系の作品。本作のタイトルであるプラチナデータだが、これは実際にある単語ではなく著者の東野圭吾の造語である。
    舞台はDNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本。
    警察庁特殊捜査機関の特殊解析研究所に所属する神楽龍平はそんなDNA研究の第一人者であり、彼の天才的な発明によってDNA研究は次の段階に進む。ある日、新世紀大学病院の脳神経科の厳重に警備された病室で蓼科兄妹が殺害される。いつものようにデータを照合する神楽。しかしなんとそのデータによってはじき出された犯人のモンタージュは自分の顔だった。こうして容疑者を追う立場から一転して追われる身となった神楽。

    あらすじの書いてみて思ったが、本作は映像化映えしやすい作品であろう。特に科学者と刑事の追跡シーンなどは映画監督が腕によりをかけて傾注したい部分のはずだ。…なんて思っていたが、なんだ映画化してたのね。

  • 酷い
    アイディアもストーリーもキャラクターも、全てが酷い。しかもだらだら500P弱もある
    ここまで酷い作品も珍しい。要するに駄作

    作家希望の方は元日本推理作家協会理事長でもこんな作品を書くことを励みにすればいいと思います。そこにこそ、この本の価値はある

  • DNAの国家による管理。
    電トリ。
    実際に起こり得そうで薄ら寒い。

    神楽の最初の印象がどんどん変わっていく。
    比較的長いストーリーであったが一気に読み進めさせる筆力はさすが。

    どこか冷たい温度の、手に汗握る話の流れの中に、切ない、ほろっとなるエピソードが散りばめられている。

    読後感が非常に爽やか。

  • 映画化に伴い、書店で平積され良く目につく「プラチナデータ」
    期待通りでした。

    ほんの数年では?と思える近未来の、SFっぽいミステリーです。
    DNA鑑定の未来像でしょうか?
    いや、既にこの小説が元になってプロジェクトが進行中かもしれません。

    ともあれ、私はどちらかと言うと、村上春木より東野圭吾がお好みです。
    (アレの出版が大ニュースで驚いた。)

  • 東野圭吾は『パラレルワールドラブストーリー』でがっかりして以来読まなくなっていたのだが、久し振りに知人に借りて、、、やっぱりがっかりした…何でこれがそんなに売れて、映画化までされるんだ、さっぱりわからん。大したことのない設定、謎、うーん。

  • 映画は脚本の評判があまりよくないので本を読んでみた。軽かったので一日で読み終わった。言葉と内容が一対一対応。頭を使わなくても話しが分かるので楽だけどつまらない。楽して楽しみたい人はどうぞ。
    文学ではなく単なる文章。
    坂口安吾の言葉を借りるなら、文字や文が芸術に昇華していない。これは芸術作品ではない。
    そのような本であれば、トリックだとか奇想天外な目の付け所だとかで楽しませてもらいたいところだが、設定がありきたりだし、ミステリーとしても駄作。
    東野圭吾が金になるからと暇つぶし程度に筆を走らせた程度の作品なのでは?
    まあ東野圭吾の作品てどれもあまりぱっとしないけどね。

  • DNA情報を管理し、犯罪防止の材料とする。
    一連の事件は情報があるという錯覚によって引き起こされていく。

    あることが始まるときに何が変わってだれが得をするのか、考えないとただただ食われていくことになりそうです。

  • 冒頭から面白く、ほぼ1日で読了。
    管理社会に対する考え方というより、偏向的な考え方への警鐘という印象。
    情報の管理だけでなんとかしようとするより、それを受け入れつつも汗水流して成し遂げる情熱を忘れないことが大切なんだと思う。
    私個人としては、国民ナンバー制に賛成なんだけど、この中にDNAまで入るとなるとさすがに躊躇うかな。
    住民票や納税記録なんかと遺伝子情報は別物でしょ。
    だから、将来の不安を作品にした感じですね。

  • 国家にDNAで管理されてしまう近未来のお話ですが、いつか現実化しそうな気もします。
    画期的なシステムをあざ笑うかのように起こる殺人、多重人格であるが故に悩む神楽。比較的読みやすくてサクサク読めたので、映画化もちょっと楽しみです。

  • 設定がイマイチですが、まぁまぁ面白く読めました。

    DNAを利用した捜査は現在でもあるけど(DNA型鑑定)、いろんな人がサンプルに触れれば、絶対取り違えとか出てくし、一人だけがその情報にアクセスできるなら、絶対不正はうまれるし、DNAの捜査だけで、調査が終わるとかはないよね。
    とか、結構ツッコミどころがいっぱい。

    でも、そんな設定以外のところで、最後まで読ませてしまうところが、東野圭吾の筆力かな。

  • 全ゲノムシークエンスをテーマにしていることは以前から知っていたので、仕事絡みのネタ用に読んどかないかんなあと思っていたもの。

    国民のゲノムデータを集めることによって、犯罪現場に残された微細な髪の毛等から2日程度で、どのような犯人であるかを推測できるようになった。データ解析に在籍する神楽は、ひょんなことからゲノムデータ検索システムを作り上げた天才蓼科兄妹を殺害した現場に残された毛髪から、容疑者として追われる立場となる。

    うーん、宮部みゆきもだったけど、東野圭吾もSF向いてないやろこれ。とにかく最初から最後まで散漫で、情報ばかり多くて追うべきものがボケボケのストーリーである。

    全ゲノムシークエンスのツッコミどころはおいておいて、電気ショックで性的快感を得られる違法な装置ハイデン、多重人格、街中の監視システム、隠されたプログラム、プラチナデータ…。なんていうか、2つくらい減らせなかったのか?特に多重人格の設定はいうほど活かせていないし、電気ショックとかアホみたいなメカニズムなのに秘密にするのもわからない。

    また、近未来の技術が進みまくったはずの世界において、警察はなんやかんやと泥臭い組織のままで、捜査の手法も相変わらずの行ったり来たりと職務質問。残存証拠に関してもひとひねり・ふたひねりあるかと思ったら「現場にあったから犯人」という単純具合で、味気ないことこの上ない。

    仕事上のネタにできそうな部分の全ゲノムシークエンスについては、ゲノムデータから顔の特徴などを推測するのは、まあ数十年は無理だし、たまにニュースになるのは「アート系」の人。科学的根拠なんかない。東野圭吾って、理系も工学系卒のはずだけど、そういうエセ科学を鵜呑みにするのかね。意味のあるネタにしたいのなら、エピゲノムについてや、ゲノムシークエンスの現場の取材も必要だろう。その辺の手を抜いたのが丸わかりなのは、読んでいていかんともしがたい。

    プログラム関係についても、先に読んだ「ビッグデータ・コネクト」程度にはそれらしく書いてほしかったな。PC起動で音楽が流れて、画面いっぱいに謎の模様が現れるって、1980年台の映画の設定やん。

    いつものように、最後はいろんな状況の板挟みからのカタルシスがあるのかと思いきや、何にもないし、何やこれ。

    最後に、「プラチナデータ」というのが全ゲノム配列で、大事なんだよーという話かと思いこんで読んでいたが、その実態のショボさにはびっくりした。そのための新しいプログラムを作るとかいう設定もどやねん。

    しかし、これをわざわざ映画(や漫画)にしようという暇人もいたんだねえ、という内容であった。

  • メルカリで東野圭吾の本を探してて、有名なやつだと思ってポチ。
    え、そういう展開?!とはらはらしながら読めて、あーそうなるのね!と。非現実的ではあるけれども、おもしろかった。

  • 読みやすい。タイトル通り、プラチナデータがカギになるが、一気に読める読みやすさの割に、読み終えた時にいつも味わえる東野作品の感覚が少し物足りなかったため、☆4つで。


    内容(「BOOK」データベースより)
    国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

  • タイトルの通り「プラチナデータ」というものが鍵になってくる訳だが、情報管理とその裏側の設定にリアリティを感じとても面白かった。読み進めている途中で先が読めてしまったが、テンポが良くて最後まで一息に読むことが出来た。面白かった。

  • ビッグデータは持つものの権力を強くするため、それを正しく使えるしくみも同時に必要というよーなメッセージをスリリングに読める本。

  • 導入が気持ちよくないはいりかただったけど、面白くて一気に読みました。

  • 発達したDNA捜査により、検挙がアップしているなか、水面下の国家政策として集められている国民のDNAデータ「プラチナデータ」。まず題材が本当にありそうで、素晴らしくもあり、怖い話だなと思った。
    その中で殺害された研究者。そしてその「プラチナデータ」から犯人とされた神楽が真相をつきとめる話。
    後半まで楽しく読めた。でも、神楽が二重人格という設定が少しひっかかる。ちょうど最近見たドラマでも二重人格というのがあり、二重人格という設定なら、なんでもあり、という感じがしたから。ただ犯人は予想外だったので、そこは楽しめた。

  • プラチナデータ

    相対の保険課の方と、遺伝子技術によって生命保険のビジネスモデルが崩壊する。(ゲノム解析によって、契約者の病気への罹患可能性が明確になれば、生保におけるリスクは事故死を除けば可視化されてしまう。その結果、保険会社の収益の一つである危険差損益が限りなく小さくなり、生保ビジネスは運用益に頼り、本業では利益を生みにくい構造になるのではないかという予想)という話をしている中で、おススメされた本。仲野徹先生の本にも書いてあったが、ヒトゲノムの解析でその人物の病気になる確率等も分かり始めてしまうとのこと。さらに、最近読んだWIREDの記事では、腸内フローラが人間の性格までも影響しているというのである。果たして、人が生きる上で、自分の寿命やリスクを知っておくことが必ずしも幸せなのかという疑問があるが、末恐ろしい時代になったものである。
    ということで、本の内容に入るが、本小説はDNAを警察の捜査に利用するという科学捜査が進展していく世の中で、どうしても個人と識別できないDNAデータ(=プラチナデータ)の存在を暴いていくという話。主人公格の神楽が多重人格者であることで、若干信頼できない語り口の手法を取り、読者を混乱させているが、正直なところストーリー上ではあまり面白いとは思えなかった。神楽は、プラチナデータの存在に気づくものの、最終的には国家の陰謀という形で、その中身を結局隠蔽させられてしまい、データとは無縁の集落に隠遁して暮らすというなかなか悲しいオチで、根本的な解決や奇策はない。純粋に、データ社会になっていく世の中で、情報の非対称性やデータ操作を権力を持った人間が行う可能性があることに警鐘をならしてるという本であった。

  • まもなく、この作品の中で起きていることが現実になると思うと非常にリアリティがあっておもしろかった。

    東野圭吾作品を読んでいて毎回思うのが、なぜこうにも登場人物にスッと感情移入できてしまうんだろうということ。
    没頭するほど読み耽ってしまう描写力・構成力に脱帽です。

  • 映画化したから読んでみた。プラチナデータ(変身かな?)が初の東野圭吾作品。実際にこういうシステムがあれば検挙率上がるしいいじゃん!と思ったけど、 デメリットも実際に起こりそう…結局どっちがいいんだろう。?

  • 大分前に単行本で既読。DNA鑑定で犯人を特定するのだが、爪や髪の毛一本からも人物を特定するというのだから、そうそう簡単に事件を犯すことはないし、迷宮入りする事件も少なくなるだろうと思うし、事件捜査の明確化や解決へのスピードも速まるだろうと感じる。真相を解くための捜査、教授の言葉にもあるような人格の融合などが、DNA鑑定と合わせて、事件解決への鍵となっただろうと感じる。作中の『プラチナデータ』のシステムが実用化される未来を感じさせ、もしそうなったら、捜査にどのような影響があるのか気になる所。

  • 久しぶりの小説。
    時間を気にせず、没頭することができた。
    東野圭吾さんの作品はとても読みやすい。
    悪い意味ではなくてわざわざ難解な言葉を選んでいないのだ。
    話やオチについてはまずまずかと。
    途中である程度わかってしまった。
    また、読書の習慣がなくなってきたら読みたいと思う。

  • DNAを警察が管理。
    でも、いつの世にも身分があって、それを守るためのプラチナデータ。

    二重人格の主人公と、天才数学少女。
    マッドサイエンティストの心理学者。

    人の心をコントロールする機械。


    こういうネタあかし系小説は最後の数ページ、気持ちが焦って細かい描写を読み飛ばしたくなってしまう。笑

  • 2013年に嵐の二宮君主演が主演した同名の映画の原作です。

    映画のコピーは“彼は天才科学者だった、連続殺人犯のDNAが自分と一致するまでは―”。

    DNA捜査と、捜査をかいくぐる連続殺人。逃げる容疑者は知らぬ間に犯罪を犯したのか?美少女スズランの正体とは?プラチナデータとは?

    登場人物と設定がかなり違うので、映画と小説で2度楽しめます。

  • 安定の東野圭吾。
    タイトルの意味も最後はきっちりとわかって、すっきりと完結。

  • 初めて読む東野圭吾の作品。
    手に汗握る展開で、先が知りたくて一気に読み上げた。
    管理社会とその裏にある特権。
    あり得る話で恐ろしい。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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