プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.56
  • (878)
  • (2200)
  • (2405)
  • (450)
  • (69)
本棚登録 : 22874
感想 : 1678
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418844

感想・レビュー・書評

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  • 人から借りなければ一生読まない本、というのが読後の感想。設定はシリアスでストーリー展開もいいのに、終わり方が残念な感じ。

  • 映画は脚本の評判があまりよくないので本を読んでみた。軽かったので一日で読み終わった。言葉と内容が一対一対応。頭を使わなくても話しが分かるので楽だけどつまらない。楽して楽しみたい人はどうぞ。
    文学ではなく単なる文章。
    坂口安吾の言葉を借りるなら、文字や文が芸術に昇華していない。これは芸術作品ではない。
    そのような本であれば、トリックだとか奇想天外な目の付け所だとかで楽しませてもらいたいところだが、設定がありきたりだし、ミステリーとしても駄作。
    東野圭吾が金になるからと暇つぶし程度に筆を走らせた程度の作品なのでは?
    まあ東野圭吾の作品てどれもあまりぱっとしないけどね。

  • 設定がイマイチですが、まぁまぁ面白く読めました。

    DNAを利用した捜査は現在でもあるけど(DNA型鑑定)、いろんな人がサンプルに触れれば、絶対取り違えとか出てくし、一人だけがその情報にアクセスできるなら、絶対不正はうまれるし、DNAの捜査だけで、調査が終わるとかはないよね。
    とか、結構ツッコミどころがいっぱい。

    でも、そんな設定以外のところで、最後まで読ませてしまうところが、東野圭吾の筆力かな。

  • ファンタジー要素にびっくり!
    まとまり感があれば、、、

  • 特にハラハラするでもなく、先が気になってのめり込むでもなく、『ふーん』という感じで最後まで読み終わった。
    しかし、近未来の、警察が国民のDNAをデータベース化して捜査に使用する、というあり得そうであり得なさそうな設定は面白かった。

  • 内容が薄い

  • SFだと思って読んだら、とてもがっかりする内容だった…内容はただの刑事モノ。

  • あまり面白くない。
    原作と映画で結末が違うのも頂けない。

  • 映画を先に観まして、あちこち「ん〜??」となる部分がありましてね。映画だと時間の配分から省略されてしまう部分もあるので、そこを補完しようと原作読んだわけなんですが。……え?何これ??ってなりました。正直つまらんというか……。キャラクターが薄っぺらい。特にスズラン。神楽がなんだかんだであっさり心許してましたが、彼女にそんな魅力があっただろうか。よくいる不思議ちゃん気取りのありきたりな少女でしたけどね〜。ストーリーに都合の良い薄いキャラばっかり。久し振りですよ、こんな薄い小説。まあ、これの前に読んでたのが「屍鬼」と「カラマーゾフの兄弟」だったせいもありますが。それにしても神楽、結構簡単に他人を信じるよな〜。単純な奴だ。時間の無駄までは言わないけど、他の本を読めばよかったかなとは思いました。

  • 設定としては“近い将来有り得そうな未来”
    これから一体どのようなエンターテイメントが待っているのだろうとわくわくした導入部分はさすが。

    東野作品を読むのは実は2作目なのだけれど、終盤に物足りなさを感じました。「あれは、こういうことだよね?」という疑問も残る。もう少しクライマックスにページを割いてもよかったのではないか、と。

    辛口の評価ではありますが、映画化において“神楽が逃亡する”という点に重点を置くといいエンターテイメント作品になるのではと思います。
    監督も「るろうに剣心」の大友監督ですし、きっとテンポよく、スピード感溢れる映像にしてくれているだろうと信じています。

    とりあえず、脚本次第ですね!(笑)

  • もっと複雑な展開→するするとほどけていく感覚を期待していただけに、残念。最初からなんとなく予想できてしまったので…(;´д`)

  • ん・・・

  • スラスラと読める分、読み終わった後の満足感はあまり無かった。

    推理サスペンスはやはり勘繰りながら読み進めるので、途中から大体犯人やオチが読めてしまう。それでもワクワクしながらページを進めさせるのだから、作者はやはり凄いのだと改めて思う。

    犯罪抑制の為のDNA活用と聞くと、マイノリティーレポートもこの様な話だったな、とも感じた。やはり斬新なアイディアってなかなか存在しないのですね。

  • なんかバラバラで纏まらない。

    文庫本493頁、残るのは人間のエゴ?のどうしようも無さ。

  • 東野圭吾の作品はいつも思いますが、紹介文だと最高に面白そうだけど、中身がうすっぺらい。とにかくうすっぺらい。ハードボイルドなやり取りにも、重みというものがない。どうしてこういう薄っぺらさが出るんだろう。単なる文字なのに。

  • 今回も裏切らなかった。毎回、設定や人物像など、面白いんだけど、一番要の犯人にガッカリさせられる。残念だ。その理由で!?今まで一体なんだったんだろう?!最初から最後まで、他に怪しい人登場しなかったよね!?ってこの作品でも思った。読者は犯人が誰か分からず、ドキドキしながら読み進めるんじゃないのかしら?今回こそは、意外な人物が犯人では!?と思ったのに、ある意味で裏切らなかったのが、東野圭吾の魅力なのかな。水戸黄門・寅さんっぽいと言うか。映画はチョッと変えるのかな。テレビで放送したら観よう。

  • 二重人格、DNAデータ。
    あまり感情移入できず。

  • 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは? 鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼"。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
    (2010年)

  • 最後に追い込んでくる感じがなかった

  • もやっと

  • 好みの問題かと思いますが
    私はあまり深く記憶に残りませんでした。

  • 帰省の電車往復と家で読んだ。
    前半はテンポがよく面白かったけど途中から登場人物が増えてきてテンポが悪くなった気がした。終わり方もスッキリしませんでした。

  • なんだか身が入らなかった作品。
    登場人物それぞれにあまり感情移入できず、
    薄っぺらいかも…と思いながら読み進めてしまった。
    ごめんなさい。
    これまで読んだ作品が重厚感あっただけに、
    少し残念。

  • うーん。。

  • たいしたことはない

  • むむむむ。こんな感じが続いたら、東野さんの新しい小説読まないかも。

  • 政府の陰謀+マッドサイエンティスト。
    ちょっと話が壮大すぎて、グイグイのめり込めなかったかなぁ……。

  • 気になる謎が多くて、一気に読んだものの、ラスト自体は案外普通。犯人の正体も途中で気づいたし、そんなに意外な結末でもなかった。

  • 東野氏の作品だからとミステリを読み始めたと思ったらSF要素が強くて戸惑う。
    黒幕やラストが凡庸で東野氏の作品として
    驚くようなラストを期待していただけにつまらなかった。

    文庫版の帯に書かれていた東野氏の挑戦は私にはクリアできていないと思う。

    タイトルや文章のそこかしこに皮肉が溢れていて
    それを描くためにSFになったのかと思った。
    印象に残った文章はp371「どんな芸術作品でも~」とP413「紙に印刷された本は~」。
    ちなみに東野氏は電子書籍化を快諾していないし、
    本の自炊代行業者に対して複数の作家と共に二度(2011年と2012年)提訴している。
    裁判は東野氏側の実質勝訴で終わっている。

    以前からあったけど、電子書籍の普及のきっかけとなったのは
    kindleの発売(2007年11月)だったとおもう。
    そして自炊が普及し始めると共に
    自炊代行業者が登場したのは2010年くらいだったと思う。
    この作品が連載されたのは幻冬舎「パピルス」で
    2006年12月号から2010年4月号まで。
    神楽昭吾の陶芸は電子書籍と自炊のことに東野氏は着想を得たのではないかと思う。
    そして、p371で龍平が気付いたことが東野氏の答えではないかと思う。

  • 途中までのサスペンス感は面白いけど、すっきりしないー...

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

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