- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418974
感想・レビュー・書評
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面白かったけど、ちょっと綺麗事が過ぎるかな。
特に後半はトントン拍子に進み過ぎていて感情移入もできずにちょっと白けてくる。
序盤の姉の説教シーンがこの作品のピークだった。
☆2.8詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◆全体の印象
最初から最後まで一貫して読みやすかった。
自分も土木の会社に勤めているので、武にとても親近感が湧きました。
作品と通して武が成長していく姿が、読んでいてとても気持ちよかった。
家庭や仕事がだいぶ落ち着いた頃に、恋愛の話も出てきて少しキュンしました。笑
豊川が一番印象に残っています。一緒に働けたら楽しいだろうと想像してしまいました。
◆印象に残った場面トップ3
①「ごめん、ノーカン」
→ノーカン!?にできるかぁ!とツッコミたくなりました笑
今度僕にも同じ状況が訪れたらノーカンって言います(絶対来ないと思う)
②ナニ敵に陰ながら塩送ってんだ。
豊川くんの優しさを感じました。
自分と同じ人を好きになっている人を応援できる人って、かっこいい。
③「よかった」P307
武と真奈美が将来のことも加味して付き合っていることを知って安心した豊川。
そうなってくれないと、困っちゃうよね。僕も安心しました。笑 -
勉強っぽい本が続いたので息抜き息抜き。
の、つもりが。
父親のクソドクズっぷりに唖然。
すごいなここまで突き抜けてクズだと!
…失礼しましたあまりの驚きに言葉がお下品になってしまいました。
主人公がニートから抜け出すまでの過程は面白いしスカッとするとこもあるんだけど、父親のクズさがひど過ぎて集中できない…。
有川浩らしく「悪人なんていない!」的フォローが入ることは入るんだけど、それは人として親として当然のことだし、ラストの解決法も「できるならお母さんが病気になる前にやったれよ!」と。
取り返しのつかないことってあるんだよ?
…あかん、作り物に熱くなり過ぎた、これこそ作者の思うつぼかもしらん。 -
最初はキツめの入りでビックリしたけど、最後は有川さんのほっこり話。こんな良い会社はないと思う。
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お母さんの病状が、心配だった。
うまくいきそうなところでお母さんの調子悪くなるし笑
お父さんは最初すごい嫌な人だったけど最後の方では誠治とも良い関係になり協力してくれて、母のことも理解し、引っ越すことも考えてくれて良かった。
家族の再生って感じの話だった。
個人的には土木の仕事のみんなが好き笑 -
面白かった。人から勧められて読んだ。エンタメ小説だなあと思った。自分には合わないと感じた。主人公が報われすぎている気がする。最初の方はうだうだやっていて感情移入できるところもあったが、後半になって特に問題もないままの順風満帆、ラブコメなんかは何を読ませられているんだろうな、と感じた。情景描写が少なく、どんどん物語が進んでくため、少々目が滑るようなこともあり、深くのめりこめなかったこともあると思う。とかく、自分には合わないものたまと感じた。
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あまりにサクセスストーリーでびっくりしました
読んでいてつらい部分がもりもりですが
本を閉じさせずぐいぐい引き込むのが
やっぱり有川さんの文才なんやなあと感じます
悪者も100パーセント悪者にはならへんし
そしてやっぱり恋愛はちゃっかり盛り込むんですね。笑
何のために働くか?働くって何なのか?
そこまで考えさせてくれるので、ある意味お仕事小説の側面もあります。