トリプルA 小説 格付会社 上 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419001

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 再読。ここ30年くらいの国際金融の出来事がいっぱい。どこまで真実かわからないけど、格付会社という特殊な会社の様子が興味深い。職人だけど専門バカでは務まらない世の中とリンクした仕事。おもしろかった。

  • 専門用語、専門機関が多く、ちょっと難しい。

  • 面白い!山一証券の廃業とか、事実は知ってても中身は何も知らなかったが、格付機関の興亡を通して分かりやすく解説してくれる!やや難しい専門用語はあるけど、金融を全く知らない私でも読めたので大丈夫。おすすめです。

  • 80年代〜2008年頃まで。moody's、S&Pの格付機関の過去を詳細に。

  • 何人かの主人公が登場し、それぞれの話を進行していくことによって物語が進んでいく構成の小説です。
    が、ひとつひとつの物語の関連性がいまいち分かりづらいのので、ひどく話が散漫に進み、内容の理解が出来ません。
    下巻はどうなるんだろう。

  • 格付け会社からみた金融市場を描いた作品。
    そんなに格付けを鵜呑みにする人っているんか?
    レポートに記載されているとおり、アナリストの一意見にすぎないのだけどね。
    個人的には好きな作品。

  • 【概要】
    格付に関わる人々の視点から、80年代後半の格付のプレゼンス拡大からリーマンショックまでを描く。人物は①乾(邦銀→日系格付会社→ムーディーズ→日系格付会社)、②水野(日系準大手証券→ムーディーズ→S&P)、③沢野(第一生命)。
    【著者】
    銀行、証券会社、総合商社勤務を経てデビューした経済小説作家
    【感想・印象に残った点】
    ・格下げが破たんとのトリガーとなるほど重要度が増す中、日本の生保を何も知らないムーディーズが一方的に第一生命を格下げしたように、完璧にワークしていたとは言い難い。
    ・勝手格付けから依頼格付けに変えると評価が良くなる、と言われたように、格付け会社はその社会的立場を活かした営業をすすめていった面がある。業績を高めようとするほど、発行体よりにならざるを得ないという構造的問題があり、投資家の利益を考えない一部の人間が高リスク商品に高格付をつけた。作中のムーディーズの駐日代表は審査前の格付のコミットといったことも行っている。
    ・そのクライマックスがサププライムをもとに組成された商品。CDO(Collateralized debt obligation:資産担保証券)の中には、NINJA(No-Income No-Job and Assets)ローンと言われたものもあり、リスクは投資家に転嫁するので、とにかくやったもの勝ちという姿勢が見られた。住宅ローンを借りてくれたら仕事を紹介するというローンの営業もあった。
    ・代替の選択肢がないため、格付に依存せざるを得ない資本市場の不自然さを感じる。新たなシステムや格付にかわるようなサービスは出てこないものなのだろうか。

  • 格付け会社の仕事がわかる。

  • 金融小説の中でも、格付け会社に焦点を充てたもの。自分でも金融商品を買うことはあるが、そのときに参考にする情報の一つが格付け会社である。公正な立場で企業を見るべき格付け会社の暴走が与えた社会への影響がドラマとなっている。

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著者プロフィール

1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『エネルギー』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2018年 『鉄のあけぼの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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