トリプルA 小説 格付会社 上 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 323
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419001

感想・レビュー・書評

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  • (上下巻合わせてのレビューです。)

    骨太小説。
    こういう小説は、読む前に少しためらいがありますが、
    いざ読んでみると面白すぎてあっという間に読んでしまいました。

    この小説は、格付け会社を中心に日本の(そして世界の)マーケットの歴史をざっと振り返ることができる本。
    それが小説になっているのだから、いわゆる経済系の本より数段読みやすい構成になっています。
    (一部、本名をぼかしてあります。)

    ちょうど、山一證券破綻のドラマを見ていたので、
    色々な方向から日本経済を見るきっかけになりました。

    今、ちょうど高い理想(社会を)と

    こんなに面白い小説なら、もっと早くに読んでおくべきでした。

  • (再読:下にまとめて記載)

  • 格付けの勉強になる。物語としてもおもしろい。

    • ajipoonさん
      格付けの勉強になる。物語としても読み応えがあり面白い。
      格付けの勉強になる。物語としても読み応えがあり面白い。
      2021/07/24
  • 安定の黒木亮。
    投資銀行に限らず格付機関を舞台にしてと面白い。
    (マネー戦争の本質は変わらないし、プレイヤーが変わっただけで舞台は一緒だからというのもありますが)

  • 1

  • 再読。ここ30年くらいの国際金融の出来事がいっぱい。どこまで真実かわからないけど、格付会社という特殊な会社の様子が興味深い。職人だけど専門バカでは務まらない世の中とリンクした仕事。おもしろかった。

  • 専門用語、専門機関が多く、ちょっと難しい。

  • 面白い!山一証券の廃業とか、事実は知ってても中身は何も知らなかったが、格付機関の興亡を通して分かりやすく解説してくれる!やや難しい専門用語はあるけど、金融を全く知らない私でも読めたので大丈夫。おすすめです。

  • 80年代〜2008年頃まで。moody's、S&Pの格付機関の過去を詳細に。

  • 何人かの主人公が登場し、それぞれの話を進行していくことによって物語が進んでいく構成の小説です。
    が、ひとつひとつの物語の関連性がいまいち分かりづらいのので、ひどく話が散漫に進み、内容の理解が出来ません。
    下巻はどうなるんだろう。

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著者プロフィール

黒木 亮:1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『巨大投資銀行』『エネルギー』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2021年 『カラ売り屋vs仮想通貨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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