酔いどれ小籐次留書 政宗遺訓 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 226
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419117

作品紹介・あらすじ

秋雨が十日以上も降り続き、食べ物にも事欠く者が出始めた新兵衛長屋では、住人総出の炊き出しが計画された。折も折、会場となる空き家から、勝五郎が一見して値の張りそうな金無垢の根付を見つけ出す。先の住人は夜鷹と思しき女。しかも部屋には家探しをされた跡があったことから、小籐次は只ならぬ事態を察知する-。謎が謎を呼ぶ第十八弾。

感想・レビュー・書評

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  • 小籐次の闘いの場面が、どんどん少なくなり、純真無垢なおじさんの恋愛話になって行く。それなりに面白いのだが、やはり斬り合いの場面が欲しいところ。

  • <酔いどれ小籐次留書>シリーズ18弾。

    秋の長雨で長屋の面々は食べるものにも事欠くものが出始めた。
    小籐次が金を出し、住人総出で炊き出しが行われる。
    勝五郎がだんだん鬱陶しい人になってきた(笑)
    今回も小籐次がお金を出してる。
    何回か勝五郎にお金貸してるけど、返ってきているんでしょうかね。
    しかし、差配の新兵衛さんとこは、他にも長屋をうけもっているんだし、夫は働いているんだしもう少し裕福では?
    小籐次がお金だすのは、どうもなぁ。
    作者が小籐次に良い訳やらせたいんだろうなぁ。


    渡し船から子供が落ちて助ける話は良かった。
    これが魚源の嫁から旦那へつながっていくあたりが、確かに人間関係って面白いところでつながっていくよなぁって感じで面白い。
    これは発展するのかな。

    根付の話は、わたしは頭がかたいので、持ち主は三河屋蔦にしたかった。
    伊達様の所の根付持ち出し野郎は、勝手におなごに見せびらかしたく殿様の持ち物を、要は盗み出したわけで。
    腹切れよ、とまでは思いませんが自業自得な部分はあるかなと。
    書面で証拠は三河屋蔦にあるし、はっきりさせたかったわ。
    でも、根付よりも出開帳を望む三河屋蔦だから、これがいい解決方法なんだろうね。

  • おりょう様と夫婦のような遠慮ない関係になりつつある?

  • タイトルから想像していたより地味な内容でしたね。(^^;
    あまり寄り道感がなく、一貫して根付けの話です。
    このシリーズにしては珍しい感じ。
    子供が剣術の修行を始める歳になりましたね。

  • 今回の最後のまとめ方はなかなかいいですね~

    粋な人が沢山いていいなあ ^_^

  • 20130211 約束の展開なので読みやすいが初めて読む人にはどうか?もう終わらせて良いシリーズではないだろうか?(´-`).。oO(

  • 伊達斉義さまが素敵である

  • 図書館で借りました。少し、本の購入量を減らそうと思っています。

  • 小藤次もの18作目。ここまでくると登場人物が勝手に動くようになってくるのか、話の枝葉が多くなってくる。それはそれで面白いから不思議なものだ。日常を読んでいて面白いというのがシリーズもののいいところ。それでもこの先どう進めていくのだろうか・・・

  • 第十八弾
    主人公はともかくとして
    伊達家と商人の関係も、段々と変化しているのか
    寝付けをめぐる一話か

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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