天文御用十一屋 烏刺奴斯(ウラヌス)の闇 (幻冬舎時代小説文庫)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419551

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  • 大阪の大店でありながら、天文学に精通する店主と、その一番弟子の宗介、そして彼らを見守る用心棒の小次郎を中心とした江戸時代が舞台のミステリ。今回は、実は幕府の手先である小次郎との対立、宗介の過去と現在への向き合い方がテーマでした。こういう男同士の人間関係がなんか築山桂さんはうまいと思います。面白かったー。

  • 十一屋に僧侶が瀕死の状態で駆け込んできた。宗介の手当てで命を取り留めたが宗介の昔馴染みであることを隠している事に小次郎は感づく。それには宗介の出生の噂が絡んでいた。話の筋としてはちょっと疑問ながらもけっこう楽しめました。宗介と重富の絆の強さも垣間見られたし、小次郎と宗介の関係も強まった感じです。しかし、小次郎の立場としては今後どうなるのか?先行きが見えず、このまま停滞ムードで続いていくような気もします。それに人間関係ばかりで天体観測があまり話に絡んでこないのも特色が薄れてくる要因な感じがします。

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著者プロフィール

作家

「2015年 『未来記の番人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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