植物図鑑 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 17063
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419681

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。

    心の中に乙女が住み着いているおっさんとしては、こういうキュンキュン物を定期的に摂取する必要があるのであります。
    あらすじからしてヘタレタ恋愛物であるのは明白であります。なのに本当に胸キュンだし、途中から胸が痛くなってもう・・・・。
    野草を食べるって結構憧れますね。この本には採取から料理が結構なボリュームで描かれているので、自分でも取って食べてみたいと強く思いました。特にイタドリの描写はもう涎ものです。来年覚えていたらセイヨウカラシナを取って食べます!

  • 生活に疲れたOLさやかが行き倒れになりかけてたイケメンの樹を拾い一緒に生活を始める。雑草に詳しい樹と美味しく食べられる植物を一緒に採取するうちに2人は引かれ合い、何時しか恋人同士になる。しかし、そんな2人に突然の別れが来る。植物を通してストーリーが進む。道草に気にかけるようになる。

  • 道で拾った謎の男イツキとさやかの恋愛小説。
    初々しいさやかが可愛い。中高生の頃に読みたかった。
    雑草料理は美味しそうで、道を歩いていても雑草に目をとめてしまう。

  • 楽しんで読めました。
    影響されやすい私は今野草を食べたくて仕方ありません(笑)
    きゃらぶき食べてみたい。

    有川浩さん特有の「少女漫画的展開」にもときめきます。
    花の写真が載ってるのも良いです。

  • テンポよく爽やかで主人公と一緒にドキドキ出来る、ケータイ小説でヒットしたときいて納得です。読み出したら止まらないですね。終わり方も見事、他の作品も読みましたが作家さんの感覚、器用さが素晴らしいなと感動しました。

  • 流石、有川浩さんという満足感のある一冊でした。やはり女性作家さんにしか演出できない、女性の胸キュンポイントが随所に散りばめられていました。映画が公開された後なので、良くも悪くも岩田くんを頭に思い浮かべながらのストーリー展開でしだが、樹の笑顔、博識さ、色気に終始ドキドキさせられました。今日からは道端の緑に目を留めるようになり、今後は季節の移ろいの美しさにより心を動かされることでしょう。とりあえず今日は自宅に帰る前に書店にて植物図鑑を1冊購入してしまいそうです。

  • 高校生の時出会って、今でもたまに読み返す大好きな本。胸きゅんだけじゃなくて、突然好きな人が居なくなった時のなんとも言えない悲しさや怒りが文章から伝わってきて、すごく感情移入してしまう物語。

  • 好きな人が好きなものに興味を持てるとか、
    好きな人と同じものを美味しいと感じられるとか、
    いわゆる価値観が近い人に出会える可能性って意外と低いと思う。
    もちろん好きな人が好きなものだからこそ、興味が沸くこともあるのかもしれないけれど。
    あと、自分がまったく知らなかったことや興味のないことだからこそってことも。
    物語の始まりはとてもファンタジックですが、この物語を読んだら少なからず道端の草花が気になってしまうでしょう。
    キーとなっている草花の写真が載っているのも良かった!

  • 「運命の恋」なんて信じない。だけど、それでもどこかに「運命の恋」はあるんだと信じていたい。
    「植物図鑑」は恋愛小説の王道をいく作品だ。
    突然の出会い。恋の予感。見知らぬ世界が拡がっていく感覚。臆病さゆえに素直に心を伝えられないジレンマ。変わっていく生活。変わっていく自分。
    そして・・・突然の別れ。
    さやかと樹の、傷つけないための・・・傷つかないための・・・距離感がいい。
    野草が次々と美味しそうな料理に変身していく描写も好きだ。
    どんな味なんだろうと、自分でも試してみたくなる。
    女の恋は上書き式。
    でも、どうしても上書きできない恋もある。恋していた時間はなかったことには出来ないし、クリックひとつで削除できるほど簡単にはいかない。
    さやかのたどり着いた無理に忘れない姿勢が、切ないけれど愛おしい。
    好きなものは好きで、それはどうしようもできないことだから。
    樹との出会いが、立ち止っていた少女に一歩を踏み出させる勇気になるラストは、作品の着地点として爽やかなあたたかさを残してくれた。

  • 有川浩さんの作品は初めてですが、すごく楽しめました。

    最初から最後まで甘いです。
    恋愛経験が皆無なので、意味もなく恥ずかしがったり(笑)

    植物の知識がないので、読むのに苦労するところはありましたが、植物に興味を持つきっかけとなりました。
    何気ない物事にスポットライトを当ててみると、新しく世界が広がるのかもしれませんね。

    余談ですが。
    最終章の小学生の年齢。
    かなり衝撃です。
    この年であの精神年齢なら、将来とても素晴らしい子になるでしょう(笑)

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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