植物図鑑 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 17074
レビュー : 1624
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419681

感想・レビュー・書評

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  • 2017年、3冊目。
    偶然にも「阪急電車」ー「つるかめ助産院」ー「植物図鑑」と、少しずつリンクしてる部分があっておもしろい。

    読みはじめてすぐ、つるかめ助産院とのリンクを発見。彼氏(旦那)が突然姿を消す、始めは主人公の食生活がかなりルーズでコンビニや即席物を好んでいる点。
    だからなんだと言われればそれまでだけど、ランダムに本を選んでいる割に接点を見つけるとなんだか嬉しい。

    そして本編。
    狩りのシーンや料理のシーンは楽しかったけれど、途中までは恋愛小説をあまり読んでこなかった私には少し甘すぎて、ちょっとだけ飽きてきてしまったが、途中から一気読み。

    ラストの午後三時では、杏奈ちゃんから大切なことを教えてもらって、ここで泣く。笑
    「お母さんへのおみやげにしよう!」と取ろうとした草花。
    1年生の娘と重なった。
    キレイな花はきちんと花瓶に活けていたけれど、そうではない雑草の場合。(雑草という名の草はない、けど名前がわからない。)
    私はその背景を想像できていなかった。きちんと活けもせず、傷んだ頃に捨てていた。
    それを見てはいなかったか??
    「拾ってきたんだ!ありがとう!」という言葉と行動が伴ってないことくらい、1年生でもわかるはず。
    目の前の姿の背景を想像できる母になりたい。

  • 久々に小説読んでドキドキしました。
    樹、格好いいなぁ。

    ちょうど春に読んだから、これから外を歩くときっと足元の植物のことが気になりそう。
    樹みたいな素敵な人と狩りが出来たら楽しいだろうな。
    現実はそうはうまくいかないけど、気分はほっこりしました。

  • いつか読もうとずっと思っていた、有川さんの代表作の一つ。
    ようやく手にすることができました。

    植物図鑑ということで、草花の薀蓄に関するお話かと思っていたら、食べるほうでしたか。
    狩りと料理を楽しみながら仲を深めていくイツキとさやかに、ほっこり。

    図書館戦争の二人も楽しくて好きだったけど、このぽかぽかカップルにはやられました。
    野草を食べるアウトドアな面を持ちつつ、料理上手で優しくて気も利く男前なんていうイツキはさておき(笑)、イツキの趣味を一緒に楽しんでくれて、素直で健気なさやかは、可愛いの一言です。
    趣味が同じっていうのは、嬉しいし楽しいなぁ。

    すっかりイツキに感情移入してしまって、「ううん。-さやかはかわいいなぁっと思ってさ」の気持ちが手に取るように分かって、こっちまで優しい気持ちになります。
    その後の季節を巡るさやかの姿は涙無しには読めません・・・。

    フランスにも同じ植物は生えているのかな、タンポポは見かけたけど。せっかくレシピも載っているので、やってみたくなります。
    こちらは日本では馴染みの無い食材が色々あって、どんな味がするんだろうと、未知の食材を料るワクワクは同じように感じます。

    物語のあとのカーテンコール2編も、ゴゴサンジでさやかの強い気持ち、二人の未来に改めてほっこり。
    ”安く幸せになれるのは素敵なことだ”
    うんうん、その通り。さやからしい想いが、また心を温めます。

    午後三時では、黙って出て行ったイツキに対して、そんなやり方すんなよ!と少し不満の残る気持ちも、彼なりに悩んで出したカタチなんだなと和らぎました。
    この2編はカーテンコールといいつつも、物語の重要な位置付けです。

    「引き金二回目」
    いやー、こっちまで恥ずかしくなるくらいクサい!!
    王道ラブストーリー、楽しませていただきました。

  • 2014.6.1読了

    久々に有川浩の作品読んだけど、抜群の安定感。
    何の?という有川初心者の方には、甘々注意報を出しておきましょう。ハッキリ言って、少女漫画を読んでる以上に甘いです!!(笑)

    いや、もちろん批判では無くて、それが好きで読んでるんですよ。ただ、中にはタイトルだけで買っちゃう人もいるんじゃないかと思って。

    植物ももちろん出て来ますよ。
    山菜も取りまくりますし、
    道端に生えてる名前のある雑草達を取って、
    料理して、食べます。
    非常に美味しそうです。
    でもラブメインです。


    それにしても、彼女の描く理想の男性達が、理想的過ぎて、こんなやついないだろとか思っちゃうのはもうダメですかね?(笑)
    こんな人、いたら絶対惚れてしまう!

    というわけで、甘々が苦手な男性陣にも読んでもらいたかったり(笑)下手なモテ指南書とかよりよっぽど役に立ちますよー!と声を大にして言いたい。

    あ、でも主人公の可愛さが良く伝わって来なかったなー。同性には厳しい目線になるのかしら?男の人が読んだらどんな視点になるんだろーか。気になる!

  • 植物図鑑。
    タイトルだけ見ると堅苦しそうだけど、中身は全然違う。
    ワタシ的に【少女漫画 + 野草料理本】 って感じです。
    漫画じゃなくて小説なんだけど、読んでいて情景がコマ割りのように絵で流れていくのね。
    セリフとキャラの性格がマッチしていて、本当に生きた人物がいる!って感じさせる。
    ここは有川作品ならではの、強みですよね。
    さすがだわ~!!

    もう一つの側面、野草料理本っていうのも、この物語の特徴。
    もうほんとね、これ読んでから道を歩くと雑草が気になって仕方がなくなりました!
    もしかして食べられるかも?とか、これ植物図鑑に載ってた◯◯かも!とか、思っちゃう。
    それだけ、ハマってしまっているということですね。
    野草料理、作りたくなりますよ~
    そして食べたくなりますよ~!
    普段、散歩などしない人でも、きっと外に出たくなります。足元に注視して、事故に遭わないように気をつけたいものです。

  • 道で男性を拾ったら?
    私なら素通りするけど、それではストーリーが始まらない(笑)
    素姓もわからず、その日暮らしで定職にもついてないのでちょっと不安。。。
    でも、家事ができて、自称「躾のできたよい子」。
    週末のお休みには一緒に散歩に行き、山菜を摘んで料理する。
    すごく楽しそう!!

    身近に生えている可食植物について知ることができると共に、料理方法までわかります。
    とっても興味深い1冊!!

  • 甘酸っぱいやりとりの中に知識がふんだんに詰め込まれていて、図書館戦争や海の底でもそうだったが、この作家の凄さというものを感じさせられる。楽しみの中に、きちんとした主張を持てるというのは作家に於いて必要不可欠な要素だと思う。

  • 電子書籍にて。
    書籍だとかわいらしくて凝ってる表紙で、作中に出てくる草木の写真付き。
    電子書籍だとそれがなかったので、ちょっと残念でした。

    お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。

    ある日、家の前で行き倒れてる男を拾うことで始まる同棲生活――
    少女マンガのような激甘なストーリーと展開でした。

    拾った男性は道に生えている植物に詳しく、
    料理、家事上手でイケメンですが、自分の事は語りたがりません。

    一緒の生活はなんだかニャンニャンしていて、
    途中、紐生活なのではないかと心配になりましたが、
    幸せになってくれて本当によかったです。

    雑草とひとくくりで呼ばれてしまうような植物のように、
    普通のどこにでもいるOLさんだったさやかは、
    樹にとって今後の人生を決めるほど特別な存在になった。
    という素敵なお話でした。

    ピーマンのおひたしが作りたいです。

  • 前半探検要素多めだっただけに、後半のキュンキュン甘い具合がやみつきになります!こんなお母さん系男子がほしい。有川さんワールドは疲れた心を癒してくれました。

  • 野草の料理がとても美味しそう。具体的にそれぞれの植物がどういう味なのか丁寧に描写されているところもよかった。
    登場人物たちが活き活きと野草を摘み調理し、しみじみと味わうところをしっかりと描写しているから、とても美味しそうで実際に作ってみたくなる。絵本のなかに出てくる食べ物に憧れた子供のころの感覚に近いのかもしれない。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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