植物図鑑 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 17084
レビュー : 1625
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419681

感想・レビュー・書評

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  • とても素敵なお話。かっこいい男の子が落ちているという設定はありえないのかもしれないが、恋の始まりなんてその位に意外で突然だったりすることがある。
    読んでいて、とても懐かしく、若かった頃を思い出す。好きなのに、好きだといえず、相手へ優しく接することでしか表現できない。自分も不器用だったから、こんな感じだったなと思う。一緒にいるだけでドキドキして、幸せで。なんとなくお互いの気持ちは感じているのだけど。本当に切なくて、辛くて、ヤキモキしているんだけど。好きだと言えばいいだけなのに。なんかとっても良い。ちょっとだけこんな時代に戻りたいと思ってしまった。
    さやかも可愛い。不器用で一途な女の子って好きだなぁって思う。相手の趣味に合わせて植物図鑑を買ったり、イツキがいなくなった後、思い出を追いかけたり。その気持ち、よくわかる。自分は男なのに、さやかの気持ちに共感してしまった。自分の趣味、味、生活を変えてくれ、それが楽しい。そんな恋って素敵だと思う。

  • サクサク読める恋愛小説かと思います。

    樹が出ていってからの1年間待ち続けるさやかの気持ちを思うとかなり胸が痛くなった。失恋を経験した人なら分かるけど、いくら待っていたからといって、戻って来てすんなり受け入れる事は出来ないって思った。だから男って!って何回か言いながら読んでました(´・ω・`)

    私も大切な人とお別れしてちょうど一年。。。いろんな思いで読んでしまいました。
    私はカーテンコール午後3時の女の子とのエピソードが好きです。女の子に話した本音を大切な人にも話して欲しいな。。。そんな感じです。

  • お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)”道草”恋愛小説。レシピ付き。

  • ある日、道端で倒れている植物にとてもくわしいイケメンを普通のOL助け、不思議な2人の共同生活がはじまります。
    そのうち2人は植物を通してさまざまな体験をしていくという恋愛小説。

    とても設定が面白かったです。 最初は少女漫画みたいな感じで、ちょっとなあっと思ったけど、終盤はとっても切なくなって思わず感動してしまいました。
    女性が好きな小説かなー?って思いました!
    恋愛したい女性、あったかい気持ちになりたい女性にオススメです!

  • 夫の書棚から見覚えのある色柄の表紙を発見。
    手垢をつけないよう、そそくさとブックカバーをかける。
    お気に入りのブックカバー№3だ。
    帰宅した夫に報告する。
    「あそこにあった有川浩の…」
    「ああ、『植物図鑑』ね、どうぞどうぞ。コテコテに甘いぞ。」
    「どうも。甘いですか。けどさ、あの小説、正式名称は『植物図鑑の感想』っていうんだね。ちゃんと最後の文字まででかく書いておいてくれないと見えないよ。」
    私は目が悪い。けど、面倒がって家では眼鏡をかけない。
    ゆえに、細かい字は注意しないと見えていない。
    「は?『植物図鑑』が正式名称ですよ。何言っているの?」
    「え?だってブロ友さんが…ああっ!」
    感想文のタイトルを勘違いしました。

    さて。イツキ君が、性格とある種の行動と容貌と出自以外は夫に非常によく似ている。
    たびたび、ハッとするシーンがある。
    最後の方になって、誕生日まで一緒とわかって仰天した。
    お幸せに~!

  • 「気持ちがいいととても疲れる。こらえなければならないものが多すぎる。」

    この物語に出てきたお料理ぜんぶ自分で作ってみたいなあ
    と思っていたら、最後にレシピが掲載されていて、嬉しかった。

    見たことも聞いたこともない花の姿を想像するのが楽しかった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ぜんぶ自分で作ってみたいなあ」
      拍手!
      「ぜんぶ自分で作ってみたいなあ」
      拍手!
      2013/07/10
  • 「クジラの彼」からのこちら。

    とにかく野草に興味が出るし、
    とにかく食べてみたくなる。

    ストーリーとしても奇抜ではないし、
    最後も裏切らない。

    長編の割にはさっくり読めた。

    ちなみに北海道出身の私は、
    イタドリ(もっというと「イタドリ」を「イタドリ」と呼ぶことを、けっこうな大人になるまで知らなかった。当時は「納豆の木」と呼んでいた。<もっとも木ではないが、枯れたイタドリの茎は茶色くて、適当に硬かったり。武器にもなるし、枝を折って薪のようにしたり、とにかく遊びにはなくてはならないものだったが>開く前の葉の先端部分が、ちょっとねばねばしていたので、なんとなくみんなそう呼んでいたから。)をよくままごとや探検のお供に
    なにからなにまでよく使ったものだが、1度、道徳の時間に先生に促されてみんなで食べてみたことがある。
    ものすごく渋くてまずかったので、
    その件だけはだいぶカルチャーショック。
    どうも私たちが口にしたのは、成長してしまった、美味しくないイタドリだったようだ。
    実家に帰ったときに、なにかのタイミングであの渋さを
    もう一度確認したい衝動に、少しだけ駆られる。
    (でもほんとに渋くて不味い)

  • 仕事中でも先が気になる恋愛小説。
    食べれる草に興味を持って、こんな素敵な彼氏が欲しいと思った作品

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こんな素敵な彼氏が欲しい」
      見つかると良いね、、、って言うか見つけなきゃ(拾うのは難しいと思うけど)。。。
      「こんな素敵な彼氏が欲しい」
      見つかると良いね、、、って言うか見つけなきゃ(拾うのは難しいと思うけど)。。。
      2013/06/13
  • 植物のお話でもなく、恋愛小説でもなく、
    この小説が描いているのは、時間なのではないでしょうか。

    かけがえのない時間、二度と来ない時間、
    重ねてゆく時間、待つ時間、また巡ってゆく時間、
    そして、これからの時間。

    僕だって今年見る紫陽花と、来年見る紫陽花は
    きっと違うでしょうから。
    どんなキレイに咲いていても、素通りしてしまうかも。

    巡る時間、巡る季節。
    いい1年を歩んでいきたいなぁと、
    そう思えた、優しい小説でした。

  • 噂どおりのあま~いお話。
    こういう話はたまに読むからいいんだろなあ。
    期待を裏切らないラストも良かった。
    道端の野草が気になるようになったのは俺だけではないはず。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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