- Amazon.co.jp ・本 (581ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344419766
感想・レビュー・書評
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花田菜々子さんいわく
読んだ直後、何も手につかなくなるほどの衝撃だった本。
セックスのことばかり考えている何の取り柄もない男を中心に、幸せになろうともがけばもがくほど足を取られる男女の姿を描いているのだが、その様子がかえってどんな人間でも許してくれる人間賛歌のようでもあり、奥深い作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説かと思ったら漫画だった。
人間の本質(?)を庶民の観点から描写。 -
オウム後の漫画なんだね。宗教的慈悲が無いと愛されないのかね、苦しいね。最近耳にする半出生主義つう言葉にも通じてる。コマ割りが大胆で執拗にぶち抜いて出てくる足が強烈なイメージとして残る。凄い漫画だと思う。
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週刊アスキーの書評をきっかけに読みましたが、この本も自分の鏡を見せつけられているようでメゲました。自分も容姿に対するコンプレックスって強かったですが、20代に出会ったある活動を通じて自分の存在をやっと肯定できるようになって初めて容姿以外の自分を見つめられるようになった気がします。それでも頭の中は結局いつも主人公と同じだよなぁ〜と思います。
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年齢や生活に応じた女性の体がリアルですごいですね。銭湯とかでよく見る年配の女性の体つきにそっくり。
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201304/ジョージ秋山の作品は心身疲弊するので弱ってる時に読むとつらい。けど読んでしまう…
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その出生と容貌で生きることが嫌になった狸穴勇介と京子の異常な出会い… ジョージ秋山さんは人間の煩悩や哀しい性をかなりデフォルメして描いているのだが、あながちこれが人間の真の姿なのかも知れない。限りない人間の欲望と煩悩… 生きる限り、永遠に悩み続けるのかも知れない。