銀座缶詰 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419827

感想・レビュー・書評

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  • R3.5.10 読了。

     益田ミリさんの独特の世界観が良いですね。同年代だからか、若い頃には感じなかったことが40歳代で感じることや将来の不安など、「わかる、わかる。」とうなづけることが多かった。
     早くコロナウィルスが収束して、また銀座缶詰を出来る日が来ますように願ってます。

    ・「まだまだ働ける気もする。けど、たぶん、このあたりでちょうどいい。家事も、余暇も、仕事も、生きていくうえでそれぞれが大切と思って暮らしたいのだった。」
    ・「朝、目覚めたときには想像もしなかった一日。こういう愉快な一日が、これからの人生にもきっとたくさんあるに違いない、と思ってみるのはいい気分だった。」
    ・「いつも自然体、という人がうらやましい。知り合いにも何人かいるのだけれど、へんに優等生ぶらず、朗らかなんだけど決してやりすぎない。嘘くさくない。人の意見も聞きつつ、自分の意見もきちんという。遠慮しすぎない。」

    • yyさん
      読魔虫さん

      こんにちは。
      レビューの 益田さんの引用が素敵です。
      読魔虫さんの心に引っかかった所なのですね。
      「銀座缶詰」読みた...
      読魔虫さん

      こんにちは。
      レビューの 益田さんの引用が素敵です。
      読魔虫さんの心に引っかかった所なのですね。
      「銀座缶詰」読みたくなりました。
      今積んである本を読み終わったら、読んでみようかな、と思います。
      2021/05/31
  • ちょっとした隙間時間や、寝る前の読書にぴったりなエッセイでした。
    ミリさんの「大人も楽しいから、別にもどりたくはないのである。」という言葉が良かったです!
    子どもの頃の思い出も懐かしいけれど、大人になった今は今で楽しい!と私も思います。

  • レビューを読ませていただいて 手に取った本です。
    ブクログって、こういう出会いがあって楽しいですね。
    新聞のエッセイは読んだことがあるのだけど、本になったものは初めてでした。
    肩の力が抜けて、ほんわか癒された気分になりました。

    「わかる、わかる」と強く頷いたり、クスクス笑ってしまったり。
    「わかるなぁ」はたくさんありました。
    《ドーナツを一度に3個も4個も食べていた自分からずいぶん遠いところに来たものだ》
    知らないうちに体重が増えて「私、コロナ太りかなあ」と友人に言ったら
    「年齢のせいかもね」と、さらりと返されてしまったことを思い出しました。

    未来の自分に手紙を書いて 自分を戒める、というエッセイにも強く同意。
    《「自分ばかり話さない、人の話も聞く」は書いておきたい》
    これは、最近 思ったことでした。
    人の話を遮って自分の話に持っていく、そんな話を聞いていてとても疲れたのです。
    「話を持って行かないでよ」と相手には言えなかったけれど…。
    そして、自分もやっているのかもしれないな と深く反省です。
    初めて知った新ネタもいくつかありました。
    ウルトラマンが宇宙人だったとは!

    当時、40代前半の益田ミリさんのエッセイには、
    ところどころ、若かった時の自分を振り返るくだりがあります。
    最後に添えられていた漫画は、こんなふうに締めくくられていました。
    《私が失ったと思っている若さなど、実はたいした量ではないのです》
    2013年から8年経ちました。
    今の益田ミリさんはどう思っておられるのでしょう。
    興味津々です。
    因みに 歌手の福山雅治さんは、いつかラジオでこう言っておられました。
    「いつだって、今の自分が最高 だと思ってる」

  • 今回のお話も面白かった。
    何が面白かったというわけではなく、ミリさんの考えたり、感じたりしてることが共感できたり、そんなこと考えてるんだて思ったり。
    なんかクスッと笑ってしまうのだ。
    私は40代の時こんな風に老いについて考えなかったなぁ。なんで思いながら読んだ。

  • 40代に突入したミリさんの日常を書いています。ゆるゆる読む感じ。私はまだ30代なのでガッツリ分かる!!という感じではないけれど好きでした。

    ミリさんはとても素直に生きていると思う。きっと、色々と言われることも考えることもあっただろうと思うけれど、そんな感情を感じさせないんだよな。そして、ミリさんは時々子供の事を書くんだけれど、その目線がとても優しくて好きです。

    ブログにて詳しいレビューしています♡
    https://happybooks.fun/entry/2014/06/16/000000

  • 益田さんのほんわかしたイラストと彼女の感性がすごく好きで少しづつ借りてきては読み進めている。相変わらず「そうそう!」と共感する場面が多く、また一人同志を得た気分で嬉しい。特にエッセイの冒頭で街角のティッシュ配りの人がさりげなく通行人に審判を下しているというような下りは笑った~^^これは私もここ何年か感じていたことだったから。マンガ『すーちゃん』のイメージもやっぱそこからか~~同年代だねぇ(^u^)

  • 昨日の夜から読み始めて、もう読み終わってしまった。
    益田ミリさんの本って、本当に面白い!
    しかも、この本は今の私の年齢と同じ頃のミリさんのことが書いてあって、さらに共感度アップ!!

    ミリさんは、友達も多いし、色んなところにたくさん出かけて刺激をもらってていいなー羨ましいって思ったり、子供がいる私とはまた違う悩みもあるんだろうなとも思ったり。

    くすりも、ほっこりも、しんみりも少しある良い本です。

  • アラフォーの日常を描く。楽しいことばかりでなく、ふつうの日だったり、嫌なことだったり、筆者の生活の中での発見がちりばめられています。
    ミリさんは日常の中で発見するのが上手だなー。

  • 今とだいたい同じくらいの年代の時に書かれたエッセイなので、共感することが多いなー。
    なんてことないことだけど、こうしたエッセイ書けるのすごいなぁといつも思う。

  • 益田ミリさんのエッセイ読んでると
    なんか自分にも書けるんじゃないかって思えてきます。でも日常のなんでもない描写を、誰もが、確かに納得、って思ってしまうような表現で伝えるんだからすごいなあって思います。

    私は雑誌やテレビを見ていると、キラキラした生活に憧れてしまうけど、なんでもない日常が大半を占める人生で、毎日こんな風に考えてるような考えてないような、でもほんとは考えてる日々を過ごせたら、きっともっと楽しくなるんだと思います。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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