変身写真館 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 77
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419834

作品紹介・あらすじ

どんな女性も大胆に、美しく変身させてくれる写真スタジオ「プルミエール」。夫の浮気が元で離婚し、気分が沈んでいる彩夏。アルツハイマーの祖母を励ましたい女優の卵・玲。容姿に自信がなく地味な英語教師・友佳里。勇気を出して「変身」した彼女たちは、写真の中だけでなく、人生も少し変わったことに気づくのだった-。心温まる連作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公たちは、美しく変身した自分を見ることで、自分の内に秘められたものが引き出され、実生活で自分が置かれている問題にも向き合うことができたのではないかと感じました。

    今の時代は、アプリで簡単に写真を加工することができますが、実際にヘアメイクし、プロのカメラマンに撮ってもらうことこそが、内面から変身するのに必要な過程となるのではないかと思いました。

    私も変身写真館で変身してみたいなと少し思いました。

  • 離婚の虚無感を振り払いドラマチックな変身写真を撮って前進した彩夏。お婆ちゃんが自分がわかる間に演劇で身を立てたい玲。きつい介護ヘルパーの合間に少しでも若く綺麗にと自身の改革をした真弓。容姿のコンプレックスを脱ぎ去った女子校教諭の友佳里。声優になりたい芽衣の夢をわからない母・雅子。写真館プルミエールで新たな自分の写真を撮ってから前向きになる短編集。確かに「え、これが私?!」てくらいに綺麗に撮られたら自信になって前進できるかもしれないけど、話としてはちょっと物足りない感じ。 そして友佳里さん…せっかくキラキラしてきたのに…切ないなあ。

  • 変身願望はきっと誰にでもあるのだろう。いつもの自分とは違う姿になって写真をとってもらう。それだけと言えばそれたけど、きっとそれで変わる気持ちがあるのだろう。
    2015/4/12

  • 変身写真を撮ることで人生までも少しだけ変えてしまう。そんな不思議な写真を撮ってくれる写真館を舞台にした連作。

    第四話の最後には驚いた。第五話へのつなぎもそうなるのかと。
    女性は誰でも美しくなれると勇気をあたえてくれる作品。

  • 【あらすじ】
    どんな女性も大胆に、美しく変身させてくれる写真スタジオ「プルミエール」。
    夫の浮気が元で離婚し、気分が沈んでいる彩夏。
    アルツハイマーの祖母を励ましたい女優の卵・玲。
    容姿に自信がなく地味な英語教師・友佳里。
    勇気を出して「変身」した彼女たちは、写真の中だけでなく、人生も少し変わったことに気づくのだった―。
    心温まる連作長篇。

  • メイクで人の気持ちは変わる。
    それが魅力だと思ってる。

    施したときに内面からぱっと輝くような笑顔を生み出せたらいいな、そしてそうならなきゃいけない。

  • 爽やかな読後感。

    変身と言う事で自分の見た目を変える事なのだが、結局は「心」「考え方」「物事の捉え方」が変わることなのだな、、、と改めて思いました。
    私もちょっと鏡の前に立つ時間を少し多くしようかな♬

  • 心あたたまる話。見た目がかわることが心理的にも影響をあたえてくれるの、よくわかる。

  • これは、日比○にある某写真スタジオのプロモーション本では…?と思うような内容でしたが違うのかな…。連作というか、短編の内容がつながっているのは面白かったけれど、小説としてはやや物足りなかった。

  • 女性たちの変身に至るまでの心理描写が詳しいが、「変身後、彼女たちにどんなドラマチックな変化が起こるのか」を期待して読んでいただけに、ちょっとがっかり・・・。

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