どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 116
  • Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420090

感想・レビュー・書評

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  • 先輩に借りた本。
    すごいタイトルにひるみながらも、読まずにはいられなかった…。

    「嫌いになっていく理由」を考えるすーちゃん。
    すーちゃんの自問自答が分かりすぎてこわい…。
    そもそも「どうしても嫌い」という言葉の怖ろしさはすごい。
    打つ手なしなんだから。

    嫌いになりたくないと足掻いて足掻いて、でもダメだ。やっぱり無理だ…。と諦めるしかなくなる瞬間の脱力。
    それでも付き合っていかなきゃいけない現実を認識した時の絶望。

    相手の言動のいちいちを受け付けなくなったら、離れるしかない。…と思う。
    落ち着くまで距離を取る。
    少し落ち着いたらまた少し頑張れる。
    もちろん永久に離れていられるならその方がいいけど。

    溜まりに溜まったマイナスをリセットする方法があるなら知りたい。
    自分の気持ちなのにどうしてこんなにうまくいかないんだろう。

  • 初すーちゃんシリーズ。さくらももこのような素朴な描きかたなのだけれど人の表情がふくざつでないのがこのお話にはかえって良いんだなぁと思った。
    お母さんを理由にして嘘をついたことを明かしたすーちゃんに、お母さんが言った言葉が染みるなぁ。

  • すーちゃん曰く、『人を嫌いになる理由は、いくつかの小さいイヤな部分が、まるでタンスの裏のホコリみたいに、少しずつ少しずつたまっていき、大きなホコリになるんだ』

    カフェの店長すーちゃんは、仕事の帰り道に職場のイヤな人について悩み、溜息まじりに名言を吐きます。

    みんな一緒なんだなぁ~同じ悩み抱えているんだなぁと、なんだかホッとしてしまいます。

  • どうしても、嫌いな人って、確かにいる
    できるだけ関わらないようにしていても
    全く関わらないというわけには行かない

    でも、この本の内容のように、心がねじれてしまったら
    逃げ出すこともありだね

  • もやもやしたまま終わるのかと思いきや…意外な展開に。
    それでいいと思う。間違ってない。
    その決断に思わず拍手‼

  • 出かけたついでに本屋さんへふらり。
    文庫で出たら読みたいなと思っていたそれが、
    願い通り文庫になっていたのを見つけて即、お買い上げ。

    先だって「すーちゃんの恋」を読んでしまっていたので、
    すーちゃんがなぜ転職したのか、これを読んで納得。

    すーちゃんに、私ができなかったことをかわりにしてもらった感を
    切実に感じた。

    最後のページの、お母さんのひとこと、
    それを聴いたすーちゃんのカットが、
    この1冊の集大成だと思うのはわたしだけじゃないかと。

    現実にはなかなか難しいからこそ、
    すーちゃんの世界の中で、
    勇気を持ってなしとげてくれたすーちゃんに心から感謝すると共に、
    大いに救われた今日この頃。

    そろそろ自分の「勘」を大切にしてもいい年齢だ、と自分も激しく同感。
    心が壊れるまで、何を我慢しろと言うのだ。
    大切なのは、どんな風に自分が感じ、生きられるか。
    だよね。

    いっしょにもやもやして、いっしょにすっきりした1冊。

  • すー「仕事辞める理由に、母危篤も入れちゃったがよ…」
    母「あははは よかよかそんぐらい あんたのためだったら お母さん、何回でも死んであげるが」

    なんだか、妙に、うるっとした。



    “あんたも、もう36なんだから
    そろそろ自分のカンを使う年頃になってるが”

    すーちゃんにかけた、お母さんからの言葉。
    自分のカンを使う年頃、か。

    いまの仕事を始めてまだ1年だけど、最近いろいろと、考える部分があって、すごく心に響く一冊になりました。

  • 今の自分にピッタリ!!! タイプこそ違うが、人をいらっとさせる物言いに辟易し、共感しきりで読了。そして自身を本当に苦しくさせているのは「なにも言い返せなかった自分自身が苦しいんだ」という場面。あと、あかねちゃん、そんな彼と結婚しちゃダメだっ! という自分がいる。

  • すーちゃんにいっぱい共感。
    最後のお母さんの言葉に、思いがけず泣いてしまう。
    「私の気持ち、わかってくれてる」って思える、味方のような本。

  • すーちゃんシリーズ第3弾。
    こういう人いるいる。分かる分かる。
    共感のオンパレード。只、最後の選択肢は半分だけ共感。
    確かに嫌なことを我慢しすぎることもないよね。
    こんがらがった気持ちを楽にする一冊です。

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プロフィール

益田 ミリ(ますだ みり)
1969年、大阪生まれのイラストレーター。「ミリ」は小学生の時のあだ名に由来する筆名だが、その理由は本人も知らないという。
京都芸術短期大学卒業。デザイナーを経て、フリーのイラストレーターに。2001年『OLはえらい』で漫画家デビュー。2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。2013年には『すーちゃん』シリーズが『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』のタイトルで映画化。
その他の著書に『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のお出かけ』(毎日新聞出版)、『今日の人生』(ミシマ社)、『美しいものを見に行くツアーひとり参加』(幻冬舎)、絵本『ネコリンピック』(ミシマ社 絵・平澤一平)の原作など多数。

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