アダルト・エデュケーション (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 408
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420106

作品紹介・あらすじ

「ミズキさんとでないと、だめな躯になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ-(「最後の一線」)。女子校のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の…。欲望に忠実だからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性や性愛に罪悪感を抱く十二人の不埒でセクシャルな物語。

感想・レビュー・書評

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  • 官能小説って言うからドキドキしながら読んだけど、エッチなシーンそのものよりもお話全体が心の痛くなるような話ばかりでもう官能どころではなく泣きたくなった。

    ・言葉はいらない
    私は騙されました。官能的なシーンがあったのでなおさらまさかそういうことだったとは・・・と、衝撃でした!

    ・聖夜の指先
    うーーーーん、男も最低なんだけど、やっぱりそんな男と付き合うこの女の子もおばかなのよね・・・でも一番心が痛かった。

    ・哀しい生きもの
    作家さんとバーのママさんの話ねんけど、作家さんってほんとに自分の経験を活かしてお話書いとるんかなあと興味深かったです。

    ・誰も知らない私
    精神科医のお姉さんとAV男優さんの話ねんけど、なんかこの二人はうまくいくのかなあ~とワクワクしたけど、潔い終わり方で終わってしまった。この話が一番好きかもしれぬ

  • 女性の性をテーマにした12編からなる短編集。
    ヒールをカツカツいわせるキャリアウーマンがいるか思えば、ちょっと頭の足りない苦労知らずの女の子がいて、倒錯した愛に溺れる女性カメラマンも‥‥。
    性をテーマに12編も?、飽きそう‥と思っていたけれど、変化にとんでいたので予想よりは楽しめた。
    それにしても性に自立が絡められるのは女性だけな気がする。いいのか、悪いのか。

  • 女性目線の官能短編集。読み終わって印象深いのはラブシーンじゃなく、彼氏を取った後輩の女の子のコートに鼻水をつけるところ。。笑った。

  • 村山由佳が、こうゆう短編集を書くなんて。
    かなり取材をしたんだろう、想像・妄想だけでは描けない。
    犬にはビックリしたけれど…。
    女性目線のソフト官能小説。

  • 同名の曲、Daryl Hall & John Oatesが歌っていたように思います。

    男女の仲にセクシャルな要素は避けて通れない。でも男の側はその部分に対する考えはぞんざいで乱暴。

    作者自身の後書きで、「この短編の中で女性たちはみな自らの性に罪悪感を覚えている。…中略 …私だけかと思っていたらいっぱいメールや手紙をいただいた」「肉体を伴わない恋愛なんて花火の上がらない夏祭りのようなものだ!」

    編集者(女性です)は、

    「いつか何かのはずみで村山由佳さんとエッチしちゃうかもなぁ」と解説の冒頭に書いています。

    いわゆるエロ本ではないですがその辺のエッセンスが詰まった本です。12本の短編を集めたものになっているのでさらに凝縮感があるんでしょう。

  • 短編集。本の前半と後半とでどうも毛色が違う気がする。
    ただエロいだけかと思ったらしっかり恋愛小説だった。
    最終話が特別切ない。普通に寝たかっただろうに

  • 村山由佳にしては珍しい、短編集。
    12本、12人の大人の女性の物語。なかなかアダルトです。

    『ダブル・ファンタジー』以降の作品では、一番好きかもしれない。

    “まだまだ村山由佳を読んでみよう”と思わせてくれる。

    そして、文庫派の私には、未読の新刊予定はまだまだあるのです。
    小説すばるで連載中の『天使の柩』を含めてね。

  • はっ!!となって思わず、友達にも勧めました。

    電車で読んでたら隣のお姉さんに覗かれて、こちらもススメました。
    知らない人も気になるアダルトエデュケーション。

  • 12人の女性の心の闇が丁寧に描かれている。
    中でも「それでも前へ進め」は、客観的に見て、あるあるネタなだけに、ふっと忘れていたことを思い出させてくれた。
    傷ついても、泣きわめいてもいいから、自分を偽らず生きていければ、夜も明けるというものだ。

  • 女性視点からですが、これは男性視点からだとどうなんでしょうね。

    まー、一人ひとりの生き方というのは、あとがきや解説にある通りなんだと思います。

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プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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