アダルト・エデュケーション (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.05
  • (11)
  • (30)
  • (92)
  • (31)
  • (6)
本棚登録 : 764
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420106

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 村山由佳が、こうゆう短編集を書くなんて。
    かなり取材をしたんだろう、想像・妄想だけでは描けない。
    犬にはビックリしたけれど…。
    女性目線のソフト官能小説。

  • 女性目線の官能短編集。読み終わって印象深いのはラブシーンじゃなく、彼氏を取った後輩の女の子のコートに鼻水をつけるところ。。笑った。

  • 女性視点からですが、これは男性視点からだとどうなんでしょうね。

    まー、一人ひとりの生き方というのは、あとがきや解説にある通りなんだと思います。

  • 痛々しく悲しい性と愛の話がたくさん。
    報われない気持ちって、世の中にごろごろ転がっている。

  • 重くて甘くて苦しい。
    本能のままに生きると、自然誰かを裏切ったり傷付けることが多い。そうして性という魔物に嫌気がさすか、ますます貪欲に求めていくのか。人によりけり、だからこの本も人を選ぶ。

  • 3.8 多くの女性を描いているが、性への捉え方が共通しているように思う。ここまで開放的に生きられないので、官能表現に引きつけられた。

  • 「ミズキさんでないと、だめな軀になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ――(「最後の一戦」)。女子高のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の……。欲望に忠実だからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性や性愛に罪悪感を抱く12人の不埒でセクシャルな物語。

  • 正直で奔放な愛のかたち。すべてが初めてで、同じものなんてひとつもなくて、正解がないから楽しい。

  • 男女の官能がテーマとしてある短編集で、後輩に彼氏を寝取られるような、割合普通の話もあれば、変わったシチュエーションの話もあり、文章は読みやすく、読んでいるとするすると読めるんだけど、読み終わってから心に残る話がなかった。

  • 「ミズキさんとでないと、だめな躯になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ねるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ…(「最後の一線」)。女子校のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の…。欲望に忠実だからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性ゃ性愛に罪悪感を抱く十二人のセクシャルな物語。

著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山由佳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×