ヤバい会社の餌食にならないための労働法 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 91
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420267

作品紹介・あらすじ

会社の不当な扱いに、社員はどこまで対抗できるか。「パワハラには手書きの実録が証拠になる」「サービス残業代は簡単に取り戻せる」「有給休暇は当日の電話連絡だけでOK」「不利にならない退職の仕方がある」…。職場の理不尽な圧力に屈せずに、反撃できる法的秘策が満載。再起不能になる前に知っておきたいサラリーマンの護身術。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが圧が強い。意外と中身は薄く、エッセンスがメインで個々の事例の解説は少ない(「ガテン系連帯」など、ないわけではない)。

    しかし、エッセンスは詰まっているので、パワハラ上司の正しい滅し方や労働組合の利用法など、労働者としての基本のキは詰まっている。

    法律とは自己を守り、他人をぶん殴るためにある(『幼女戦記』でターニャが似たようなこと言ってたな)。法律に疎いことは、他人に滅多刺しにされているのに気付けないことを意味する。実学としての法律はもっと学ぶべきだろう。

  • わかりやすく、力強い熱い文体で書かれたこの一冊は、著者の熱意と情熱、また、ブラック企業に食い物にされる弱者に対する愛ある熱いメッセージがハートにズシンとストレートに伝わってきて、読んでいるこちらも、くだけた文体にくすぐったく思いつつも、胸が熱くなる一冊でした。
    ブラック企業対策では2冊目に読んだ本でしたが、この本のおかげて背中を押され、地域のコミュニティ・ユニオンに参加しました。
    ユニオンで相談にのってもらい、1人で悩んでいた日々から卒業し、心強い味方を得て、胸を張って通勤できる精神を取り戻しました。
    やはり、自分の尊厳は自分で守らなければ、また尊厳あればこそ自信を持って働くこともできるし、前向きに生きる意欲も湧くものと思います。
    自分でもっと自分を大切にしろよと強く警鐘を鳴らしてくれたこの本に心から感謝しています。

  • 本が薄いので内容が少ないのは仕方ないけど、具体的な事例がたくさんあるのは参考になる。
    もし精神的に追い込まれていても、具体的な対処法が分かることで落ち着けるし、行動に繋げられれば。
    少しでも助かる人が増えてくれれば。

  • 労働基準法やセクハラ・パワハラに対応するための方法が記された本。
    タイトルの「ヤバイ会社」とはなんぞや?という興味で買ったので、肩透かしだった。
    残念。

  • 働く自分を守るための、労働法についてサックリ書かれている。
    2時間で読める。

    会社と対等な立場で交渉するには、産業別の労働組合に相談するのが有効とのこと。

  • ビミョー
    知っていて損は無い。
    ただ、中途半端な知識で、声に出してしまうとこじれるかも。
    田舎に住んでいると、そう単純でもないような感じ。

  • 労働法を分かりやすく解説している。また、状況に応じた労働法の行使の仕方も書かれている。
    労働法は会社ではなくそこに勤めている人を守る法律であると分かった。
    まさに護身術。

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著者プロフィール

POSSE代表

「2021年 『POSSE vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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