アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 868
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420441

作品紹介・あらすじ

自殺とされた夫の死の真相に迫る警視庁上野署の八神。警察による証拠改ざんの疑いが増す中、執念で掴んだ手がかりは、新宿署の五條の存在だった。権威と暴力で闇社会を支配する五條に、八神は命を賭した闘いを仕掛ける。硝煙の彼方に追い求めた真実は見えるのか?美しくも危険すぎる女刑事が疾走する警察小説シリーズ、壮絶なクライマックスへ。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ三作を読んで最終的によかったとおもえる一旦のおわりかた 今回は富永署長がよかった 新宿鮫シリーズの桃井課長をおもいだした このあと再開したシリーズ作品も読みたいとおもう

  • 八神瑛子シリーズ第三弾。ついに夫の死の真相にたどり着く。今回も派手なアクションシーンあり。瑛子さん、無茶しすぎです。あっという間に読み終えました。

  • うっうっうー。なんと壮絶なクライマックス。富永署長^_^最後に男気見せましたねぇ。次も楽しみですが、八神さんここまで行き着いてこの先どうなるのかなぁ。

  • 富永と八神の関係が面白い。

    現実の警察がこんなハチャメチャだったらどうしよう!
    お話の中だから流せるけど・・・
    現実の方がもっと凄い事抱えていたりして!
    怖いです。

    次の「インジョーカー」も早く読みたいです。

  • シリーズ完結編。
    前作で夫の自殺が他殺だと確信した瑛子がさらに事件の核心に迫っていく。
    完結編だけに初回からガンガン飛ばしているイメージ。暴力シーンもさらにパワーアップ。
    黒幕が今作で明らかになるが、そんなにびっくりするような人物でもなく、ちょっと残念。
    またいつか戻って来て欲しい主人公だった。

  • 読み終わった直後は全身鳥肌が立ってしまった。これだけの警察の汚らしい部分を見せつけられながらも、このスッキリとした読後感はなんだ。

    この章を持って、八神の夫が亡くなった真相がわかります。やはりと言うか、なんとなくそうくるだろうなと思っていた通りの展開。
    前作で戦った圧倒的な破壊力を持った敵ではないが、今回はゾクゾクとさせるような敵が相手となる。これはこれで怖かった。

    それにしても最後は爽快。あれだけいがみ合っていた富永との関係も微笑ましい。
    続編を期待したい。

  • シリーズ完結?

    途中若干(ほんの若干)唐突な展開があったけれど、全体的には十二分に楽しんで読めたエンタテイメント作。

    まんまと逃げおおせた“真の巨悪”は・・・、との思いもあるが、ここで締めくくるのが「フィクションの中でのリアル」であろう。

    ★4つ、9ポイント。
    2014.03.03.了。

  • 感想
    面白かった。瑛子を警察から追い出そうとする署長の青臭さに嫌気がさしていたが、その署長が最後は助けに入るなんてびっくり。裏で操っていた五條を最後にやっつけられたのはスカッとした。

    警察モノの読みすぎで、真相がいつも警察官僚の汚職に繋がるのですっかり信用できなくなってしまった。

    あらすじ
    八神瑛子は夫の死の真相に迫るべく調査を着々と進めていた。不審に自殺をした新宿のヤクザの組長を調べるうちに、金庫番をしていた投資家に行き着くが、彼も謎の死を遂げていることが分かる。

    組長が可愛がっていた設楽という男がフィリピンから帰ってきているという噂を聞きつけ、捜査をするうちに新宿署の組対刑事が、組を操り、真相を闇に葬り去ろうとしていることに気づく。

  • 八神瑛子シリーズ第三弾完結編。

    誰も自殺を疑わないたライター夫の死の真相を明かしていく最終回。
    1,2巻に伏線のようなものもなかったためか
    最終回なのにあっさりとしてそうくるだろうよと
    想像してた展開だったのは残念ではあったが、
    敵の五條はよかった。

    味方につけていた中国老板の劉、署長の富永、プロレスラーの里美、今回の五條、能代などまわりのサブキャラをとても魅力的描かれているのでもう少し展開があったら最高なのかも。

    • hs19501112さん
      続編出たみたいですよ。
      今年の刊行らしいので、文庫化はまだかもしれませんが。
      続編出たみたいですよ。
      今年の刊行らしいので、文庫化はまだかもしれませんが。
      2018/10/13
  • 「八神瑛子」シリーズがついに完結した。
    ジャーナリストである夫が追っていたネタとは何か?
    何故夫は殺されなければならなかったのか?
    瑛子は自身が持つ人脈と情報網を駆使し、事件の真相に迫っていく。
    主人公である瑛子が真実を追い求めるクールなキャラクターであるのに対し、瑛子の言動を警察官として危惧する富永はやけに人間臭く描かれている。
    瑛子の大切なボディガードである里美もまた魅力的だ。
    何も考えていないように感じられる里美は、瑛子に対して絶大な信頼を寄せている。
    思えば瑛子の周囲に人が仲間とも協力者とも呼べる人たちが集まるのは、やはり瑛子自身に他人を惹き付ける何かがあるからなのだろう。
    満身創痍でも、真相を明らかにするまでは瑛子はけっして止まらない。
    その熱さが、強さが、八神瑛子シリーズの最大の魅力だったように思う。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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