- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344420472
作品紹介・あらすじ
かたや体重0.1t、こなた日常歩数400歩。出不精で不健康な書評家2人が、なぜか東海道五十三次を歩くことに。吉原宿では猛烈な暴風雨に全身ずぶ濡れ、舞坂宿の真夏の国道では暑さに意識朦朧、凍える鈴鹿峠で雪に見舞われ、濃霧の箱根峠であわや遭難!?日本橋〜三条大橋までの492kmを1年半かけて全17回で踏破した、汗と笑いと涙の道中記。
感想・レビュー・書評
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東海道を歩き通すのは、こんなに大変なのだという事が良く分かった。が、片方の著者が殆ど愚痴や食べ物といった事ばかり書いているのがイマイチ。そういう感想みたいな内容だけなら、小説家が書いた方が良いと思う。もう片方の著者は書評ライターらしく、お勧め本や薀蓄をキチンと書いているのが良い。
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面白かった。
もっと気楽な感じなのかと思っていたけど、結構ハードだったみたい。 -
疲れると 人間は自己中になり わがままになり 不機嫌になる。
絶対 歩けない! 歩きたくない! 歩かない! -
おおよそ運動とは縁のなさそうな書評家二人が東海道を歩く、という本。各宿場ごとにちょっとした歴史と、縁のある書籍に触れられているのが、書評家らしい。気楽に読めます。知り合いが出てきてびっくりしてみたり。
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書評家二人(+編集や担当の方複数名)の東海道旅。
少し前に読んだ『野武士、西へ』や宮田珠己さんの四国めぐりと同じように、行っては戻って行っては戻っての歩き旅。めっちゃ羨ましい。いや、歩いている方はそれどころじゃないんだろうけど。
著者二人の執筆スタイルは完全に別で、松江さんは場所場所に関連した文芸全般を取り上げ、藤田さんは旅日記のような文章だ。どっちがいいかは好みだろう(私は後者)。 -
めんどくさい人たちだなーって思ったけど、こういうめんどくさい人たちだから文章で食っていけるんだろうな。
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書評家男女+編集&ゲストで踏破する東海道道中記が面白い。スギエさんは道中に関連する本の知識がすごく、本書のおかげで読みたい本が23冊も増え、そのうち数冊は既に購入予約済み。フジタさんは当初イヤイヤながら企画に参加したものの、紆余曲折の後、1日3~4万歩なんて当たり前になって、これまたすごい! 私も万歩計愛用者だが、1日2万歩も歩くことは稀である。スギエさんのルポに、フジタさんのエッセイが組み合わさり、東海道を一緒に歩いている気分で読了。